
子どもと読む絵本 今週末、特別なモノレールが走ります!
神奈川の大船駅と湘南江の島を結ぶ「湘南モノレール」。
全駅乗っても約15分という、とっても小規模ローカルな交通機関ではありますが、懸垂式(レールからぶら下がってるタイプ)で、激しい勾配を走り抜けるので、初めて乗ると「え、これ大丈夫?」というくらいスピードを体感、ジェットコースター気分を味わえるので、でんしゃ好きキッズはもちろん、大人も楽しめると思います。
この、湘南モノレールを題材にした絵本が、福音館書店の月刊「かがくのとも」から発行されていて、いい絵本だな、ご紹介したいなとずっと思っていたのですが、月刊絵本は入手も難しいので、控えていたところ、9月6日に発売されたというニュースが。すばらしい!

この絵本のいいところは、すべて絵で構成されて、描写がとっても細かいところ。
単線のレールでどうやってモノレールの車輌がすれちがうのかをさりげなくお話のなかで解説していたり、整備工場のシーンで、タイヤが車輌の上にあることが紹介されていたりと、モノレールの仕組みや特徴について、自然と学べます。トンネルやシーンによって、走行音も変わっていて「ココン カカン ココン カカン」になったり「タトンタトン トトントトン」になっているのも細かくて。沿線の変電所から電気が送られてくることにまで触れているあたり、さすが「かがくのとも」だなと思いました。
でもお話自体は、科学をぐいぐい押し付けることなく、パパと娘がモノレールであるところに行く、という流れ。行き先もさりげなく伝えられます。
そして、記事のタイトルにもある「特別なモノレール」ですが、絵本の発売を記念して、絵本に描かれている場面で車内を飾った特別列車、「モノレールのたび号」が9月10日~10月31日まで運行するということ。そして9月10日には出発式があるそうですよ。
【湘南モノレール「モノレールのたび号」運行と出発式について】
http://www.shonan-monorail.co.jp/news/2017/08/post-76.html

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