移住のきっかけは意外なところに。つるの剛士さんと考える、東京での子育て、地方での子育て
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東京で、これからもずっと子育てしていく?
つるの剛士さんと「移住」について考えてみました
東京を離れ、地方に移住して子育てしたいと考えるファミリーが増えています。
豊かな自然環境や、地域コミュニティに魅力を感じるから、など、その理由はさまざま。
2008年に東京から神奈川県藤沢市に移住、13歳から1歳まで5人のお子さんのパパである、つるの剛士さんに、「移住」をキーワードにお話をうかがいました。
子育ては理由じゃない。夫婦で選んだ藤沢の暮らし
つるのさんが藤沢市に移住した2008年は、上のお子さんが4歳のとき。子育ての環境を求めて移住を決断したのかと思いきや、「いや、子育て関係ないです」と。
「理由は単純に、自分が遊びたかったから(笑)。釣りが好きで、よく藤沢には遊びに行って、奥さんと『いつかこういうところで暮らせたらいいね』って。そんなときに気になってた物件がちょうど空いて」。それで移住を決意。
「仕事がすごく忙しい時期で。でもこんなチャンス、もうないから。仕事用に都内で部屋を借りてもいいから引っ越してみようぜ、って勢いで。全然子育てのためじゃなかった(笑)。結果的に子どもにもすごくよかったんですけどね」。
ワークライフバランスが、昔からある暮らし
藤沢に移住してから、子育てに対する思いが変わるできごとがあった。
「引っ越して間もないころ、娘が救急車で運ばれる状況があって。まだ地域のかたとそんなに知り合っていたわけではないのに『子どもはうちで見るから、お父さんお母さんは病院に行ってあげて』って声をかけてもらって。ああ、子育てって、家庭の中じゃなくて地域でするものなのかなって初めて知ったんです」。
以来、積極的に地域に顔を出すようになったつるのさん、いまはパパ友ママ友もたくさん。サーフィンを始めたことでも、知り合いが増えた。
「仕事上の付き合い関係なく、『海』っていうキーワードで、年の離れた人とも異業種の人たちとも知り合える。海の上で『いま幼稚園に送ってきたとこで』なんて話したり。藤沢は通勤圏だから、仕事は東京、趣味は地元で、っていう人がすごく多い。最近よく聞く『ワークライフバランス』が、ここでは昔から自然にあったんですよね」。
つるのさんも、通勤は車で往復3時間。大きな負担に思えたが、かえっていい効果が。
「東京は仕事する場、藤沢はプライベートの場って、スイッチが切り替わるようになった。今思うと東京にいるときは家でも飲みに行ってもどこか仕事を引きずってたなって。結局、仕事用に借りたマンションには、全然帰っていないんです(笑)」。
親が楽しそうにしていれば、子どもは安心する
子どものころ、北九州、広島、大阪、東京と引っ越しを繰り返したというつるのさん。
「親父が銀行員で転勤が多かったんです。だから、ふるさとがどこかって聞かれると困るけど、その土地ごとの思い出がちゃんとあって。子どもの記憶力って侮れません」。
いま移住を考えている人に伝えたいのは「大人の思いを優先していい」ということ。
「農業、漁業をしたい、とか、自然のなかで暮らしたい、とか。“自分たちがどうしたいか”がいちばん大事。大人が楽しそうにしていれば、子どもはどこで暮らしてものびのびできるし、環境にもすぐなじむ。自分の場合も、引っ越し先ですぐになじんで、すぐに友達ができた。その順応性が、大人になったときに財産になったって思うんです」。
全国の自治体が集結! 食や物産品に出会えます
地域の魅力発信&移住交流フェア in 東京国際フォーラム
開催日時:2017/11/19(日)11:00 ~17:00
会場:東京国際フォーラム
地方自治法施行70周年を記念して、全国の地方自治体が東京国際フォーラムに集合!
地上広場の「地域の魅力発信エリア」では、全国の特産品の販売が。先着で記念グッズのプレゼントも! また、全国のゆるキャラが登場する地域PRのステージイベントも見逃せません。
ホールE2の「移住交流エリア」では、つるの剛士さんとスザンヌさんのトークショーを開催。子育て移住ブースや田舎暮らし体験の紹介など、家族で楽しめるイベントになりそうです。
つるのさんもステージイベントに参加します! ぜひ遊びに来てくださいね!
タレント・スザンヌさん
フリーアナウンサー・福澤朗さん
【地域の魅力発信&移住交流フェア in 東京国際フォーラム】
詳しくはWEBサイトへ http://iju-kouryu.jp/
写真〇森山祐子 取材・文〇宮本博美