
クリスマスプレゼントの参考に。知育・学習玩具受賞作品を発表!
2020年に小学校でプログラミング教育の必修化が始まることもあり、おもちゃ業界では、STEM教育【Science (科学) Technology (技術) Engineering (工学) Math (数学)】 を楽しみながら学べるおもちゃに関心が集まっているようです。
遊びを通して理系的な思考が身についたらいいなあ、という気持ち、私も親としてとても共感します。でも、どんなおもちゃを選んだらいいかは、難しいですね。
パッケージを見ただけではピンとこないことが多いので、結局、自分がかつて遊んだものや、保育園、児童館で見かけたものなどを選びがち。
そんななか、「Amazon知育・学習玩具大賞2017」の発表がありました。
今年で2回目を迎えるこちらの賞、今回は、2015年1月以降に発売された数万点のおもちゃのなかから、Amazon カスタマーレビューと、脳研究、情操教育、プログラミングの専門家による審査により、知的発達や好奇心を刺激するおもちゃが選ばれました。
結果はこちらのとおり。
知育・学習玩具大賞……ローリーズストーリーキューブス 冒険 / The Creativity Hub
部門賞:プログラミング部門……プリモトイズ キュベット / プリモトイズ
部門賞:ロボット部門……BOCCO(ボッコ ) / ユカイ工学
部門賞:算数・数学部門……高学年の小学生ピタゴラス / ピープル
審査員特別賞:Gravity Maze (グラビティ・メイズ) / CAST Japan
審査員特別賞:KOOV(クーブ) / ソニー
審査員特別賞:ブロクセル / マテル
「プリモトイズ キュベット」は、文字が読めない低年齢の子どもでも感覚的にプログラミングが理解できるという点で最近話題のおもちゃ。ひとマス前進、右折する、などカラフルなパーツをつかって指示を出し、キュベットくんを動かします。このキュベットくん自体がかわいらしく愛着がわくキャラクターなんです。

「Gravity Maze (グラビティ・メイズ)」は、ブロックの内部に空いた穴をうまく組み合わせてボールをゴールまで運ぶという遊び。配管をつないでいくようなイメージでしょうか。立体で形をとらえる感覚が身に付きそうです。

ほかにも、ロボットやプログラミングをイメージさせるものが多く選ばれたな、という印象です。
大賞に輝いた「ローリーズストーリーキューブス 冒険」は、一見ちょっと地味。でも、すごく広がりを感じました。

9つのサイコロに描かれたイラストを繋げて、1つの冒険物語を作るという、イギリス発祥のおもちゃ。シンプルですが、いろんな遊び方ができそうです。
お題を決めて即興でストーリーを作る、というのは、大人の脳にもいい刺激になるはず。寝かしつけの時に「お話作って」って言われて、途中で詰まってしまうことがよくあるのですが、こんなおもちゃで日々遊んだら、自作ストーリーのレベルが上がるだろうな……。
そして子どもの自由な発想で作られたストーリーは、きっと聞いていて面白いはず! いろんな子どもが作ったお話集があったらぜひ読んでみたい……。これは、親子で遊んだら楽しそうですね。
ゲームだけど正解がない、勝ち負けがない、というのもいいなと思いました。そして、手のひらに乗る程度、というサイズ感もいい。外出先でも使えますからね。
このおもちゃはプログラミングとはあまり関係なさそう、と思いましたが、「どういうストーリーを作るか」という想像力や計画性がプログラミングでは大切な力になるのだそう。3名の審査員、満場一致で大賞に選ばれたのだそうです。

11月に入って、そろそろクリスマスプレゼントのリサーチが始まる時期。おもちゃを検討するときの参考にしてみてください。
「Amazon知育・学習玩具大賞2017」の一覧はこちら