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保活本番に入る前に考えたい。待機児童問題、最前線【細川珠生の子育て政治】
2017.11.04 by Hanakoママ Hanakoママ

先生おしえて! 保活本番に入る前に考えたい。待機児童問題、最前線【細川珠生の子育て政治】

気になってはいるけれど、実のところよく分かってない……。そんなアレコレを、専門家の先生に教えてもらいましょう! 政治ジャーナリストの細川珠生さんにうかがいます。

【今月のテーマ】待機児童問題

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待機児童が生まれる背景にあるのは、人手・場所・お金の不足です。保育士の不足、施設の不足、そして賃金の安さといえるでしょう。

待機児童がゼロの県は、現在7県ありますが、働くママが少ないわけではありません。3世代同居が多いことで祖父母に助けてもらえたり、施設を作るにも場所がなくて困るということもほとんどないのです。

小池百合子東京都知事が、就任後、真っ先に取り組んだことの一つがこの待機児童対策でした。都庁舎の中に保育所を作り、都立公園の敷地や空き家の活用などを提案。工事費や賃料の補助を今年度の予算に組み込みました。

保育士の待遇改善も、一律月2万円増。施設で保育をするばかりではなく、子どもが自分の家で過ごせることも考慮し、保育ママやべビーシッター(利用料の補助)の活用も促しています。

国も、「待機児童解消加速化プラン」として、2020年度末に待機児童をゼロとする目標を決めています。

今年6月に、3年先延ばししましたが、その間に、22万人分の受け皿を作る計画や、保育士の給与改善として、賃金の2%(約6千円)アップを盛り込みました。「働き方改革」も、育児と仕事との両立を支える方法のひとつといえるでしょう。

待機児童対策は、働くママが増えてきたことによってクローズアップされるようになりました。“二人目保活”という問題や、兄弟姉妹が別々の園であるとか、通勤と逆方向に通園するなど、不便を生じている人もいるでしょう。

ただ子育てと仕事の両立の難しさは、待機児童問題だけではありません。小学生になっても、急病や気象状況で学校を休んだり、休校になったり、ハプニングは何度も起きます。その中でも仕事をやり続けるには、それなりの覚悟が必要。職場の理解を得られるためには、自分自身が必要な人材となる努力も必要です。

子どもの人生、自分の人生、しっかり考えて、育児と仕事の両立をはかる方法を選択していきましょう。

[ 教えてくれた人 ] 細川珠生さん
政治ジャーナリスト。ラジオ日本『細川珠生のモーニングトーク』に出演中。元品川区教育委員長。星槎大学非常勤講師。千葉工業大学理事。中学生男子の母。「都議選に続き、今年2回目の選挙がありました。息子も、私の仕事に付き合いながら、自ずと政治に詳しくなっています」
(Hanakoママ 56号より)

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