子どもの病気特集・2 子どもの病気といえば、感染症?【子どもの病気のウソホント】
子どもの病気のウソホント
よく耳にする話だけれど、本当のところはどうなの!?
まずは知っておきたい病気にまつわるトピックを、聖路加国際病院小児科医長の草川 功先生に伺いました。
これまで当たり前だと思っていたことが、実は違う!? なんてことがあるかもしれません。
[ 教えてくれた人 ]小児科医 草川 功(くさかわ いさお)先生
聖路加国際病院小児科医長として外来、定期健診、予防接種など担当。保育園の園医も務める。
聖路加国際病院小児科医長として外来、定期健診、予防接種など担当。保育園の園医も務める。
【みんなの定説2】子どもの病気といえば感染症、である
その定説、答えは・YES!
かぜの多くは感染症です
感染症というとなんだか特別な病気のようですが、要は人から人へうつるということ。かぜの多くも感染症です。
ロタウイルス感染症、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症など親になるまで聞いたことがなくても、乳幼児にはおなじみというものがたくさん。免疫が未熟なために感染し、それによって免疫力はパワフルに!
ちなみに、感染症の原因となる微生物を病原体とよび、ウイルス、細菌、まれに真菌(かび)などもあります。
感染症を防ぐのはムズカシイ?
手洗い、規則正しい生活で予防
感染症のなかにはワクチンで防げるものも。予防接種は早めに受けましょう。
また、手洗い、規則正しい生活など基本的なことが大事です。赤ちゃんのいる家のなかに病原体を持ち込まないように、家族は外から帰ったら手をよく洗い流しましょう。
病気が流行しているときに人混みに連れていくのはリスク大。赤ちゃんの体に病原体を侵入させないことを意識して。
※このページは書籍『子どもの病気SOS』(小社刊)から抜粋・再編集しました。
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イラスト〇木下綾乃 編集・文〇石毛幸子
(Hanakoママ57号より)
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