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先生おしえて!将来IT分野で仕事をしなくても。プログラミング教育が必要とされている理由【細川珠生の子育て政治】

2017.11.13

気になってはいるけれど、実のところよく分かってない……。そんなアレコレを、専門家の先生に教えてもらいましょう! 政治ジャーナリストの細川珠生さんにうかがいます。

【今月のテーマ】プログラミング教育

sensei

最近、よく目にするのが、子ども向けプログラミング教室。どうやら学校でも本格的に始まるらしいということで、内容はよくわからないけど、とりあえず“先取り”しておこうかと考える親も多いとか。

確かに、プログラミング教育は、3年後から小・中・高校で必修化されることになりました。

中学校では、すでに現在も「家庭・技術科」でプログラムによる計測・制御などを学習していますが、それをさらに進めてホームページの作成やロボット制作などを学ぶことになります。

高校では「情報」という教科が新設されます。小学校では、パソコンやタブレットを使ってみるという体験的なものに留まるようです。

3年後には、道徳や外国語が教科化される上に、プログラミング教育まで?という、学校関係者からの戸惑いがまだまだ大きく、また親からも、(学習することを)あれもこれも増やして本当に大丈夫?という不安や、将来IT分野で仕事をするのかもわからないのに、小学校から本当に必要?という疑問の声も上がっています。

そもそもプログラミング教育は、主に次の二つの理由から、学校教育に取り入れることになりました。

一つは、IT人材の不足が予測されること。AI(人工知能)を含むIT化はますます進むと言われていますが、実際に開発する人が元々たくさんいる分野ではなく、今でも人材不足です。

二つ目の理由は、論理的思考や問題解決能力を育てるためです。プログラミングは、自分が意図する一連の活動を実現するために、何をしたらよいかを論理的に考えられるようになると言われています。

IT分野で仕事をするか否かではなく、どんな仕事でも自分が実現したいゴールに向かって、そのプロセスを思い描くことができるというのはとても大事なことですね。

先生の不足や親が経験していない教育を子どもが受けることへの不安もなかなかぬぐえませんが、時代の変化の中で新たに必要となった学習といえるでしょう。

[ 教えてくれた人 ] 細川珠生さん
政治ジャーナリスト。ラジオ日本『細川珠生のモーニングトーク』に出演中。元品川区教育委員長。星槎大学非常勤講師。千葉工業大学理事。中学生男子の母。「選挙特番で帰宅が深夜になった翌日、台風で午前中休校になり、ちょっとだけ救われました!」
(Hanakoママ 57号より)

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