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え、これも詐欺!? 見抜くのが難しい、偽ネットショップの新手口3つ
2017.11.24

え、これも詐欺!? 見抜くのが難しい、偽ネットショップの新手口3つ

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お店に行く時間がない、ゆっくり比較検討したい、というときに便利なネットショップ。ページを閲覧しているだけで楽しいものですが、なかには罠が潜んでいることも…。

「自分はだまされないから大丈夫」と思っていても、新しい手口がどんどん出てきているので油断大敵! 今回はその新手口や見分ける方法を、ネット詐欺検知ツールを開発・提供しているBBソフトサービス株式会社にうかがいました。

だまされないと思っていてもだまされる!? 新手口3つ

ネット詐欺のニュースはよく耳にしますが、「自分はそんなものには引っかからない」と思っている方が多いのではないでしょうか。でも、手口は日々進化しています。

「偽ネットショップやマイクロソフトを装った偽警告画面からのサポート詐欺など、気づきにくい手法が増えています」と注意喚起するのは、BBソフトサービス株式会社の山本和輝さん。山本さんは官民連携の活動やサイバー犯罪被害を減少させるための啓発活動に取り組んでいる、最新ネット詐欺事情に詳しい方です。

山本さんは、その新手口として、次の3つのパターンを挙げてくれました。このパターンで、お金やクレジットカード情報などが実際にだましとられているのだといいます。

1.偽ネットショップ

一見、普通のネットショップに見えて、実は詐欺だったというもの。お金だけ払わせて物品は送らない、もしくは劣悪品を送るという詐欺ネットショップです。

いざ、そのネットショップに記載されている問い合わせ先に連絡をしてもそんな会社はどこにもない!なんてことも…。

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偽ネットショップの実例

2.偽警告画面によるサポート詐欺

Windowsのパソコンでインターネットをしている最中、急に偽の警告画面が現れてサポートを装い、電話をさせるというもの。

マイクロソフトの公式サポートを装い、個人情報を巧みに聞き出して不当請求するケースが問題になっています。

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詐欺の警告画面 出典:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「安心相談窓口だより 偽警告で、また新たな手口が出現~パソコンが正常に操作できなくなったと錯覚させる多数の狡猾な細工~」より(2017年3月29日)
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20170329.html

3.YouTube動画広告の偽警告

動画サイトYouTubeで、動画を見ているときに現れる広告に「あなたのパソコンは感染しました」などのメッセージが流れ、クリックするとワンクリック詐欺だったというケースも…。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によると、2016年度の偽警告に関する相談件数は、2015年度に比べて7.7倍に増えているそう。こうした新手口が確実に増えていることが分かります。

偽ネットショップの見分け方

上記のなかでも、私たちの多くが騙されそうなのが、偽ネットショップ。警告画面などと比べて見分けがつきにくいので、ぜひ注意したいものです。

そこで山本さんに偽ネットショップの見分け方のポイントを教えてもらいました。

1.会社概要などの説明文の漢字に簡体文字がある・日本語がおかしい

「ネットショップには必ず会社概要などのショップ運営者情報が記載されているものです。購入前にそうしたページをチェックし、簡体文字が使われていないか、日本語がおかしくないかなどをよく確認してみてください。

どうみてもおかしい文章であれば、あやしいので利用は避けるようにしましょう」

2.価格が30~40%オフなど異常に安い

「常に価格が30~40%オフなど、安すぎる価格で販売しているネットショップは、一度疑ってみたほうがいいでしょう

3.会社概要や支払い方法をチェック

「会社概要には『会社名(店舗名)、住所表記、代表者氏名』がきちんと記載されているか確認してください。一度会社名で検索し、被害報告がないかどうかチェックしてみるといいです。

支払い方法は、銀行振込の場合口座名や口座番号の表記がない場合や、PayPalなど海外の決済システムを利用している場合、コンビニ支払いや代引決済がない場合にも注意してください。

偽ネットショップは海外にそうした金銭授受のしくみを用意しているケースが多いためです」

4.海外からの配送でないかのチェック

EMS(国際スピード郵便)などの表記がないか確認してみてください。EMSは海外からの配送を意味します。偽ネットショップは海外から劣悪品を送るケースが多いためです」

ネット詐欺にだまされないためには?

どうすればこうした偽ネットショップやサポート詐欺などを予防できるのでしょうか。山本さんは次のようにアドバイスします。

「基本的に、あやしいサイトは閲覧しないことが一番ですが、偽ネットショップなどの場合、見分けがつかないのでそうも言っていられません。

予防策としては、ネットショップでものを購入するときには、商品をカートに入れる前に、必ず会社名や店名で検索してみたり、会社概要や支払い方法をチェックしたりするようにしましょう。

また、警告画面については、電話やメールをするように促されても絶対に連絡しないことです。もちろんお金も払ってはいけませんし、クレジットカード番号も教えてはいけません」

もし万が一、連絡してしまったり、お金を払ったりしてしまったらどうすればいいのでしょうか。

「もしやってしまったら、『消費者ホットライン』局番なしの188番に電話して相談することと、警察のサイバー犯罪窓口に通報することです。また家族など身近な人にすぐに相談しましょう。相談された場合は、だまされた人を非難せず、まずは最善の対策と行動をとってください」。

子どもにスマホ利用をさせる場合は

これから子どもが小学校に上がれば、自分でスマホを自由に操作するようになるかもしれません。山本さんは、子を持つ親としてどのような対策をすればいいか、次のように教えます。

「スマホ利用の低年齢化で小中高生のネット詐欺被害も増えています。おしゃれなスマホケース、流行の服、ゲームなど子どもの興味、欲求に合わせた商品の偽販売サイトも多数あります。

だまされた場合も、恥ずかしい、言ったら怒られるなどの理由で、誰にも相談しないお子さんも多いようです。

ぜひネット通販の危険性や、トラブルにあったときの対処をお子さんと一緒に話をしてみてください。そしてネット通販の危険性について考えるきっかけをつくり、自分で自分を守れるリテラシーを育ててあげてください」。

新手口が増えているネット詐欺。だまされないために大切なのは、常に「自分も油断しているとだまされるかもしれない」と警戒していることといえそうです。お子さんと一緒にぜひ予防策に取り組んでみてください。

取材協力:BBソフトサービス株式会社
https://www.bbss.co.jp/home.html

取材・文〇石原 亜香利
photo by Adobe Stock