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子どもの成長を感じた、今年のハロウィン【連載・ハワイとコトバ・3】
2017.11.20

子どもの成長を感じた、今年のハロウィン【連載・ハワイとコトバ・3】

新しい連載が始まりました!

「Hanakoママ」で連載「コドモのコトバ」をスタートした、心理言語学の専門家、広瀬友紀さんによる、ハワイ滞在レポート。8カ月間の在外研究で、現在、ハワイ大学に滞在中です。現地での暮らしのこと、小2の息子さんのこと、コトバの話を綴ります!


ハワイのハロウィンをレポート!

アロハ〜! ハロウィンは楽しく過ごされましたか? 近年すっかり定着したこの行事、ハワイでも盛り上がりましたよ。

当日それぞれとっておきの仮装をしてのTrick or treat大会はもちろん、それに至るまでの一連の準備も含めてレポートしますね。

まずは、パンプキンを確保だ!

10月半ば以降の週末になると、ホノルルに何カ所かある「パンプキン・パッチ」(パンプキン畑)で、「パンプキン・フェスティバル」的なイベントが開催されます。

子ども連れ家族の多くはここでパンプキンを入手するのです。スーパーでも売っているのですが、「ハロウィン前の週末にパンプキン・パッチに行く」というのがまあアメリカの風物詩みたいなものですね。

屋台が出たり、ふれあい動物園、乗馬コーナー(ポニーに乗って2〜3分そのあたりを回ってもらうだけですが)、移動式遊園地などがあって賑わっています。

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置いてあるのはすべて売り物。好きなのを拾って、出口で値段をつけてもらいます。ここでは値段は大きさで決まりますがすっごく目分量!ちなみにこれは$4でした。

持ち帰ったパンプキンを彫るのだ!

カボチャをくりぬいて、目や鼻の形に穴を開ける…ってどうやってできるの?難しそう!と思ってましたが、スーパーに数百円で写真のような、ちゃっちいキットが売られています。

こんなプラスチックのおもちゃで固いカボチャに歯が立つのか?と思ったものですが、意外にこれで十分でした。というのも、ハロウィンに使われるパンプキンは日本のカボチャに比べて肉薄で水っぽく、特に果肉にあたる部分があまり固くありません。そして、くり抜くまでもなく体積の大部分が空洞です。

スコップみたいな道具は、掘るというよりは中の種と柔らかい繊維の部分を掻き出すためのものでした。おもちゃみたいなノコギリで十分自由自在に型抜きもできます。

子どもがやってるのを見てると楽しそうなので思わずスーパーに自分のぶんのパンプキンを買いに走りたくなりました。

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このキット、$3.99也。

小学校でもハロウィン気分

ハロウィン当日に先立って、直前の金曜夜には小学校でTrunk or Treat という行事が行われました。案内を受け取ったとき「?何それ?」と最初意味がわからなかったのですが、保護者有志が学校の駐車場に停めた状態の車のトランクを開放して、そこに飾り付けをしてお菓子を配るというものでした。

子どもたちは、ハロウィン当日のために用意した衣装を着て、夕方改めて学校に集まってくるのです。仮装をした先生たちの姿もちらほら。おお、校長先生も!毎年これに命かけてます!と見受けられるご家族もちらほら。

自分の親がトランクを開放しているおうちの子供は、デコカーに待機して一緒にお菓子を配るのが誇らしげな様子です。

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小学校駐車場でのTrunk or Treat イベント。20台以上の保護者有志による車が駐車場を埋め尽くしました。
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ダイニングホールに集まって戦利品のお菓子を披露したり撮影会をしたり。

で、うちの仮装は?

アメリカでは、またもちろんホノルルでも、パーティーグッズ・仮装コスチューム専門ショップなど充実していて、当然この時期は大人気です。

コータローはハワイにきてから「マインクラフト」に目覚め、そのキャラクター「スティーブ」になりたいという。うちでは、私自身の独断と偏見によるポリシーで、「買わない。作れ。」というわけで、スーパーの紙袋を重ねて切って、絵の具で描いた紙を貼って、目に穴を空けて…出来上がり!

私は黒いTシャツ・レギンス、さらにもう一枚裏返しで頭にかぶって「ニンジャ!」(あ、額にタグが…(笑)) 

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ちなみにハロウィン当日はこのニンジャ姿で子供のお迎えに行ってみましたが、横を通る車のなかから「あっニンジャ!」という声が聞こえたり、中にはわざわざ車を停めて「それニンジャだよね、ニンジャだよね、アチョ〜〜!」と戦いを挑んでくるおじさんがいたりして楽しかったです。(「アチョ〜〜」じゃないだろ!というツッコミは封印)

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親子で制作費あわせて$0!

ハロウィン当日!

いよいよハロウィン当日。10月31日、今年は火曜日でしたね。観光名所ワイキキではもちろん大規模なイベントが行われたようですが私たちは自宅周辺ですごしました。

住んでいるのはハワイ大学マノア校近くの教職員住宅なのですが、この敷地内が大変なお祭り騒ぎになるから楽しみにしていて!といろんな人から聞いていたのです。

「他の地域からもわざわざ車に乗って家族連れが集まってくる」だの、「ホノルル中の子どもが来たんじゃないかと思うくらい」だの。配布用に一箱90個入りの個包装グミを買ってあったのですが「はあっ?そんなの全然足りないから!」と言われる始末。

慌ててスーパーに走ってハロウィン菓子詰め合わせを買い足しました。もうすぐ夕方。みんな来るかな〜、ドキドキ。だんだん人が増えてきたぞ〜!

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おばあちゃんから孫まで昆虫一家。
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これはグッドアイデア!透明傘に電飾と、ビニールテープを貼り付けたクラゲ。「Halloween, jellyfish」で検索したら多数の亜種が!
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うちのスティーブも、お菓子を配る側に回ったりもらいに行ったり大忙しです。

いったい何人!

日が暮れるにつれて、来るわ来るわ!ひっきりなしにコスチュームに身を包んだ子供達がTrick or Treat と言ってやってきます。下は赤ちゃんから、上はおそらく中学生くらいまで。

飾り付けの派手なお家には長い行列ができています。

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教職員住宅のなかでも多くのお家がハロウィン仕様。
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スモークまでたいちゃう!?(小学校のダイニングホールの写真に写っているアライグマの尻尾をつけたお母さんと同一人物です)
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もうひとりの「スティーブ」に巡り会って記念撮影!

うちでは、用意していたお菓子も1時間ほどでなくなってしまいました。事前にスーパーのレジのおばちゃんから、「子どもがもらってきたお菓子を素早く検分して、いらないのをさっとリサイクルして配る!」とアドバイスもらっていたのですが、全然追いつかず。

コータローが子どもたちに“No more…”とたどたどしく説明しているのを見て、成長してるなあと感じ入った夜でした。

あれから2週間……

さて、ハロウィンのお祭り騒ぎから2週間後のスーパーです。

9割引でワゴンに積まれているグッズがなんだか寂しげ。つい用もないのに買いあさってしまいました。

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あ、ほとんどコトバの話になってなかったですね 笑

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【ハワイとコトバ】連載一覧

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広瀬友紀

ひろせ ゆき〇東京大学大学院総合文化研究科教授。
心理言語学、特に人間が言語を理解するしくみを研究。
2017年8月より8カ月間の在外研究で、ハワイ大学に滞在中。
小2男子の母。著作に『ちいさい言語学者の冒険-子どもに学ぶことばの秘密』(岩波書店)。

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子どもの言葉について考察! 広瀬先生の【コドモのコトバ】も連載中!