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子どもの病気特集・7今年も流行り始めてる⁉ ノロウイルスから子どもを守ろう

2017.11.21

冬の感染症! ノロウイルスから子どもを守ろう

感染力が強く、家庭内で広がりやすいノロウイルス。シーズン本番に備えて、予防&対処法をマスターしておきたいですね。聖路加国際病院小児科医長・草川功先生にうかがいました。

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ノロウイルスに感染すると、どんな症状が?

激しいおう吐
下痢
腹痛

感染すると24~48時間で発症。突然のおう吐からはじまり、繰り返し吐いた後、腹痛をともなう下痢を起こすことが多い。熱が出ることもある。

いつ流行る?

1年を通して発生するが、増えるのは冬季。毎年11月ごろから増加し、2月ごろまでがピーク。

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感染力が非常に強く、一度発生すると瞬く間に広がる。※平成28年度厚生労働省食中毒統計資料より

毎年11月ごろから猛威をふるいはじめるノロウイルス。カキなど二枚貝の加熱不足が原因で起こる食中毒であると同時に、強い感染力があり、食べていない人にも広がる感染性胃腸炎としてよく知られています。

子どもがかかると激しいおう吐や下痢を起こし、脱水症も心配な病気です。防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

「ノロウイルスは感染者の吐しゃ物や便に多く含まれ、便とともに約1週間排出されます。外出先などでそのウイルスが手指につくと、家庭内に持ち込んでしまいます。

ですから予防の基本は手洗いの徹底です。大人はもちろん、自分で手を洗える子どもには手指の表面についたウイルスをはがすようにていねいに洗い、流水で十分に流し落とすように指導しましょう。

また、たとえ感染しても体力のあるときは軽めの症状で済むことも。規則正しい生活を! 気をつけていても感染力が強いため、かかることはあります。

子どもが突然おう吐すると驚きますが、あわてて水分補給するとさらに吐くことになり、飲まないよりもマイナスに働きます。水分は吐き気がおさまってから少しずつこまめにあげて脱水症を防ぎましょう。

吐しゃ物は次亜塩素酸塩(塩素系漂白剤の主成分)を使って正しく処理し、家庭内感染を防ぐことが大事です。必ず手袋をして、吐しゃ物は当然のこと、次亜塩素酸塩にも素手で触れないように注意。

熱が出ることもありますが、通常は2〜3日で回復します」(草川功先生)

[ 教えてくれた人 ]小児科医 草川 功(くさかわ いさお)先生
聖路加国際病院小児科医長として外来、定期健診、予防接種など担当。保育園の園医も務める。
※このページは書籍『子どもの病気SOS』(小社刊)から抜粋・再編集しました。

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イラスト〇nanako 編集・文〇石毛幸子
(Hanakoママ57号より)