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知育玩具特集・1脳研究者・池谷裕二先生に聞く、すぐれた玩具がもつ4つのプロセス

2017.12.08

子どもを伸ばすあそびの時間

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小さな子どもには欠かせない「あそび」の時間。

働くものを目で追ったり、ボールをつかんだり離したり、赤ちゃんのそんな「あそび」は、脳の発達に大きな影響が。

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さらに成長するにしたがって、観察したり知恵を絞ったり、仕組みに関心を持ったり、空間を意識したり…。子どもの興味はどんどん広がっていきます。

今月のハナコママは「あそび道具」の特集です!

まずは、「空間あそび」のすぐれたポイントについて、脳研究者の池谷裕二先生にうかがいました!

立体パズルで育む、メンタルローテーション

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脳には、物体や場所を把握する神経細胞があります。成長に従い、自分が感じている空間をほかの物体に投影できるようになります。

すぐれた玩具は4つのプロセスを備えています。すなわち、こんなものを作ろうと定める「目的」、何を作るかの「計画」、実際に作る「実行」、作ったものを振り返る「内省」です。

この4つのプロセスを経ることが脳に良い刺激を与え、地頭の良さや賢さが育まれると考えています。

立体パズルは、この点において優秀な玩具で、メンタルローテーション(頭の中で物体を回転させて眺める能力)を鍛えるのにも適しています。

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物事を喩えたり応用する「水平思考」や、物事を掘り下げて考える「垂直思考」も、広い意味でメンタルローテーションといえるでしょう。立体パズルはその意味においても、理解力を育てる玩具だと思います。

先日、迷路の中にエサを仕掛けネズミがエサにたどり着くまでを観察する実験をしました。はじめにたくさん失敗したネズミのグループほど、エサまでの最短距離を早く見つけるという結果が出ました。

これは、失敗の数が多いほど成功が早いということ。熟考の後の失敗と、あまり考えずに失敗した例にも違いがありました。なぜ失敗したかを客観的にとらえ、根気強く正解に導くことが重要といえます。 

子どもは親が想像している以上に賢いもの。対等な一人の人間として日々接することが大切だと思います。

[教えてくれた先生] 脳研究者 池谷裕二先生
薬学博士。東京大学薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究。『海馬』、『パパは脳研究者』など著書も多数。

次回は、ボーネルンドの「あそび道具」をたっぷりご紹介。なんと、ページでご紹介したおもちゃはすべて読者のみなさんにプレゼント! どうぞお楽しみに♪

写真〇森脇裕介 スタイリスト〇林田夏苗 ヘアメイク〇Aki 読者モデル〇アレン明亜莉(めあり)クレアちゃん(2歳)、カレン・ショウくん(4歳)、山根悠生(ゆうき)くん(3歳)、松下心音(ここね)ちゃん(6歳)、林ナオミちゃん(3歳) 衣装協力〇SHIPS二子玉川店、muu muu、franky grow、ChocolateSoup 編集・文〇保坂宏美
(Hanakoママ58号より)