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世界一の「少子高齢化」の国で、子どもたちをどう育てるか【細川珠生の子育て政治】
2018.01.18 by Hanakoママ Hanakoママ

先生おしえて! 世界一の「少子高齢化」の国で、子どもたちをどう育てるか【細川珠生の子育て政治】

気になってはいるけれど、実のところよく分かってない……。そんなアレコレを、専門家の先生に教えてもらいましょう! 政治ジャーナリストの細川珠生さんにうかがいます。

【今月のテーマ】少子高齢化

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いま、幼児教育無償化など子育て支援に力を入れる理由は、日本が世界一の「少子高齢化」の国だからです。

安倍総理も、少子化を「国難」と言っていますね。ではどれくらい、少子化と高齢化が進んでいるのか、確定している2016年のデータで見ていきましょう。

まず、出生率は1.44。2015年より、0.01下がってしまいました。出生数も、統計を取り始めた1899年(ナント明治32年!)以降で初めて100万人を割り、97万6979人に。

一方、死亡者数は、130万7764人なので、33万785人、減少したことになります。 

14歳以下の子どもの数は1571万人で36年連続減少、全人口に占める割合は12.4%で、43年連続の低下です。

しかも、低年齢になるほど少なくて、12〜14歳は335万人ですが、0〜2歳は294万人。これは、国連人口統計年鑑によれば主要31カ国で最低。

子どもの数が少ないという状況はかなり深刻ですね。少子化は、世界的にも先進国の傾向です。

しかし日本は同時に急速に高齢化が進んでいるということが大きな特徴。

65歳以上の高齢者の数は3392万人で人口に占める割合は26.7%。75歳以上も1671万人で、14歳以下の子どもの数より多いのです。2025年には団塊の世代が全て75歳以上になるので、この数はもっと増えますね。

平均寿命は男性が80.79歳で女性は87.05歳ですが、一番死亡数が多いのが、男性86歳、女性91歳。

90歳生存率も、男性25%、女性49.1%。みんなが健康で長生きしているのではないものの、大変な長寿国家であり、少子高齢化が著しいことは間違いないのです。

このような人口構造を考えると、幼児教育(といっても、保育料)の無償化だけで子どもが劇的に増えるかは大いに疑問。

100歳時代を想定した「人生100年構想」も議論が始まりました。長い人生をどう考えるか、少ない数の子どもたちをどう育てるか、まずはこの現状を理解することが重要です。

[ 教えてくれた人 ] 細川珠生さん
政治ジャーナリスト。ラジオ日本『細川珠生のモーニングトーク』に出演中。元品川区教育委員長。星槎大学非常勤講師。千葉工業大学理事。中学生男子の母。「年越して背丈も抜かされた模様。足にまとわりついていた時期が懐かしい!」
(Hanakoママ 59号より)

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