カリスマ・ウエディングプランナーに聞く、妊娠中にやっておくべきこと
妊娠前にやっておけばよかったことと、妊娠後に感じた大切なこと。
子育てが始まると、それまでの生活はがらりと変わってしまうもの。
妊娠前や妊娠中にやっておけばよかったこと、みなさんにもあるのでは? ウェディングプランナーの有賀明美さんにアドバイスをうかがいました。
妊娠前にしておけばよかったこと
全国でウェディングプロデュースを手がけるテイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)が2017年10月よりマタニティウェディングの新プランを提供開始したのを記念して、特別プレママ講座を開催。
登壇した有賀明美さんは、各界の著名人の結婚式を手がけるなど、T&Gを代表するウェディングプランナーです。
2014年に結婚し、出産。現在3歳になる娘さんを育てながら、結婚そのものや夫婦・家族の有り方についての啓発活動を行っています。
そんな有賀さんが、今回のイベントで妊娠期間のことについて、集まったプレママやプレパパたちへ向けて、さまざまなアドバイスをしました。
「妊娠してからは、目の前のことでいっぱいいっぱいになって、楽しめませんでした。今思えば、夫婦だけの時間を大切に、外食したり、歩いたり、写真を撮ったり、旅に出たり、将来について話し合ったりといったことを全部しておけばよかったと思いました。ぜひ、二人の時間を過ごしておくといいですね」
妊娠してからは「大丈夫じゃない」と言うことも大切
また、有賀さんは、妊娠してからは、次のことを大切と感じたそうです。
「独身時代は、自分が頑張ればどうにかなったところがありました。でも妊娠して、自分以外の命を一緒に育てることとなれば、『大丈夫ですから』ではなくて、『大丈夫じゃないです、助けて』と言えるようになること、そして、支えてくれている周りに感謝できることも大事だと痛感しました」
そして赤ちゃんが生まれてからは、夫婦間ですれ違いが起きることも。
有賀さんは次のようにアドバイスします。
「家族であっても、血がつながってないのが夫婦。思っていても口に出さないのでは誤解も起きます。月に一回、感謝する日を決めて、『ごめんね、ありがとう、来月もよろしく』といろんなことを話し合う、二人だけの記念日をつくるのもいいと思います」
これからママになるみなさんにはもちろん、子育て中のママにも参考になりそうです。
助産師さんからのアドバイス! 妊娠中の椅子選びや負担の少ない姿勢は?
このイベントでは、T&Gのマタニティウェディングで実際にスタンバイ役も務めているという助産師さんによる、妊娠中の椅子選びや負担の少ない姿勢のアドバイスもありました。
妊娠中、レストランなどへ行ったときに快適に過ごすための椅子選び
「自分に合う椅子を選んで座りましょう。大切なのは、立ち上がりやすい椅子であることです。身長に合わせた座高の椅子で、膝が鈍角になるように、高めの椅子を選んでみてください。低い場合は、座布団を敷くといいです。お尻痛の緩和にもいいです。また、固めの椅子も立ち上がりやすいのでおすすめです。手の置き場のある手すりのある椅子を選ぶのもいいですね」
負担が少ない姿勢は「シムスの体位」
「妊娠中に負担が少ない姿勢といわれるのは『シムスの体位』です。抱き枕を膝に挟んで横になる姿勢です。仰向けに寝ると子宮によって下大静脈が押しつぶされることから、枕などで身体を傾けることで、下大静脈の圧迫が解除されるため、負担が少ないといわれています」
お腹が大きいときは、座る、立つ、寝る、といった何気ない動作にも注意が必要。姿勢ひとつで体調が変わることもあります。参考までに、ぜひ確認しておきましょう。
教えてくれた人:有賀 明美(ありが あけみ)さん
ウェディングプランナー。これまで17年間に渡り、1000組以上の国内外のウェディングを監修・担当してきたウェディング業界のカリスマ的存在。そのクリエイティビティーは高く評価され、数多くの芸能人・アーティスト・スポーツ選手から指名を受け、結婚式を手掛けてきた。
有賀明美 公式サイト:http://akemi-ariga.com/