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藤田あみいの「懺悔日記」母子手帳に載せたほうがいいくらい、大切だと思うこと【『懺悔日記』書籍化記念。藤田あみいさんインタビュー】

2018.02.28

あの人気連載が本になりました!

娘の発達に疑いを持ってしまったことをきっかけに、インターネットにあふれる情報の渦にまきこまれ、深刻な産後うつに。さらに強迫性障害を発症したあるママの2年半にわたる慟哭と再生の記録……。

Hanakoママウェブで昨年連載、累計80万PV超を記録した、藤田あみいさんの「懺悔日記」が本に! 書籍発行を記念して、藤田さんにお話をうかがいました。

前編では、懺悔日記を書くことになったきっかけなどを伺いました。

後半では、産後うつにならないために、いま、子育てつらいと思うママに伝えたいことをうかがいました。

インターネットの情報はうのみにしないで

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――当時を振り返って、いままさに「子育てがつらい」と感じているママに伝えたいことは何でしょうか。

まず伝えたいのは、「インターネットの情報をうのみにしないで」ということですね。これは、母子手帳に載せたほうがいいくらい、本当に大切なことだと思っています。

私自身がまさに、発達障がいについて検索した内容が頭から離れなくなったことが、うつの引き金になりました。

インターネットでは検索して上位に表示されるページが信頼できる情報とは限らないし、ネガティブな情報のほうに吸い寄せられる傾向もあると思います。

子育てはわからないことばかりなのに、旦那さんが忙しい、両親が近くにいない、相談できる相手がいない、となったら、とりあえず検索しますよね。そのときに、強い言葉にやられてしまわないように「インターネットには悪い情報もあるもの」と覚悟しておくと、それだけでも受け止め方が変わると思います。

――つらかった時期、ママ友の存在にも助けられたと「あとがき」にありました。

ママ友に良くないイメージを持つかたもいるかもしれませんが、私は助けられました。ママ友は悩みも似ているし、子ども同士も遊べるので一緒にいて、すごくラク。しんどいときこそママ友を誘ってパーッと遊ぶようにしていました。

親なんだからちゃんとしなきゃ、とか、ママが自分のために外出するなんて、とか、世間のプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、気にしちゃダメです。親こそ息抜きすることが本当に大切。疲れていても、気分が晴れれば元気になります。

私の場合、ママ友はInstagramでフォローし合ったり、ハッシュタグなどで共通点を見つけた相手に声をかけて知り合うケースが多かったです。保育園でも、「いつもどこの公園で遊んでますか?」とか、できるだけ共通点と見つけて積極的に話しかけるようにしていました。

つらいときは、全力で人に頼っていい

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子育てしていて「不安」にならない親はいないんじゃないでしょうか。楽しいだけの育児なんてない。不安を取り払おうとするから苦しくなるのであって、不安になってもいい、って気持ちを変えるとラクになると思います。

私は、自分が「不安だ」と打ち明けたときに、「心配しないほうがいいよ!」と励まされるよりも「大丈夫、みんな不安だから」って肯定されたことで安心できました。だから私も「子育てはみんな不安だよ」ということを伝え続けたいと思っています。

それと、眠れなくなったり家事ができなくなったり、本当につらい、と思ったときは、逃げ出す勢いで人を頼っていいと思う。「子育てつらい」って人に言うのは、とても恥ずかしいし、勇気がいることです。でもそこは頑張ってほしい。あとはゆっくり治せばいいから。自分が経験してきて、そう思います。


インタビュー前編:私が本当に懺悔したかったこと

『懺悔日記 子どもの愛し方を知るまで』
藤田あみい 著
1620円 (税込)
2月22日発売


購入はこちらから
https://magazineworld.jp/books/paper/2982/

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連載第一回「私は生命を生み出してしまったのだと。ことの重大さに気づいた」

写真〇森山祐子 取材・文〇宮本博美