働くママのウェブマガジン

Mama子育てママを元気にするコラム&トピックス

おしゃれママの「数珠つなぎ」連載「生きるスキル」を伝えたい。クリエイティブディレクター・丹地良子さんの子育て

2018.03.12

ブランドプレスやスタイリスト、ディレクターにヘアメイクなど…、キラキラとした世界で働くママたち。いま、instagramなどSNSでも注目を集めています。

そんな働くママのリアルな日常を、写真とともに一挙公開、さらにお友達のステキママを紹介していただく、というリレー形式の連載です。

今回は、L&B代表、空間プロデューサーのNANAさんからのご紹介で、クリエイティブディレクターの丹地良子さん(muin代表)です。

「アーティスティックな感性で洗練された独自の空間を作り出す良子さん。その感性や世界観には刺激を受けています。ママさんとしてお子さんとの生活で大切にされていることなど、ぜひ教えてほしいです」(NANAさん)

#30 丹地良子さん(muin代表)の1日

インテリアや空間デザインなどを手掛けるクリエイティブディレクターの丹地良子さんは、15歳の男の子と12歳の女の子の2人のお子さんを育てるシングルマザー。

日々の家事は3人で分担しているというチームのような仲良し家族。思春期真っ只中の息子さんとの関わり方も気になります!

re-6

ある日のスケジュール

6:30 起床
8:00 子どもたちを送り出す
8:00~9:30 家事
9:30~10:00 一息
10:00~16:00 お仕事/在宅業務またはリサーチ
16:00~17:00 一息

17:00~18:30 夕ご飯の準備
19:30 夕ご飯
20:00~20:30 片づけ
21:00~ 自分の時間
24:00~25:00 就寝

聞いてみました!<おしゃれママQ&A> 

Q1 子育てで大切にしていることは?

「挨拶をきちんとする」「人の目を見てお話しする」「感謝の気持ちを伝える」。この3つは、小さな頃からずっと教えています。

私からの愛情はシンプルに「大好きだよ」と伝えたり、スキンシップで表現しています。どんなに嫌がっても(!)追いかけ回してハグ。

息子は思春期真っ盛りなので嫌がられることもありますが、絶対に屈しません(笑)。おかげでスキンシップが当たり前になり、寒ければ自然に肌を寄せ合うような家族になっています。

また、子どもたちが最終的に自立して好きなように生きてくれれば、それが一番!と思っているので、そのための「生きるスキル」は今から教えるようにしています。

Q2 子育てと仕事の両立でのmyルールは?  

私の仕事はとにかく想像力がモノを言います。なので、仕事に集中し始めるとどっぷりと妄想の世界に入ってしまい、子どもの声も耳に入らなくなる始末…。

今まで何度も失敗と反省を繰り返してきました。それをもとに自分で決めたルールは「仕事を入れすぎないこと」。これはフリーランスだからこそできることだとは思うのですが、「仕事は子どものいない日中にし、それ以外では基本、仕事は一切しない」。

こうすることで生活のリズムも整い、精神的にも身体的にもバランスがとれ、逆に以前よりもいいお仕事ができるようになりました。

Q3 ヘトヘトなときのリラックス術は? 

普通は逆かもしれないですが、お部屋の掃除をしたりします。お部屋の空気を入れ替え、お花を飾ったり、好きな音楽を聴いたり…。自分の大切な場所を居心地良く整えて、気持ちをリセットするようにしています。

とは言え、体が疲れ切ってこれ以上無理!という時もあるので、そんな時は子どもたちに「ゴメン!今日はママもう動けない!」と言って、お風呂に浸かって泥のように眠るようにしています。

Q4 子育てで今困っていることは?

私が「いい」と思っていることが、果たして子どもたちにとっても本当にいいことなのか…と考える時があります。例えば、息子の進路。私なりに考えていた「この子にとっていい進路」が、どうやら彼の本当の願いではないように感じました。約一年、何度も何度も話し合いをし、彼の言葉で「僕は農業高校に行きたい」と聞くことができました。嬉しかった!

「親の立ち位置は子どものサポートであり、決して押しつけであってはならない」、そう思っています。この1年間はまるで先の見えない霧の中でしたが(笑)、「待つこと」も大事な子育てなんだな…と気づかされた出来事でした。 

Q5 家での家事分担は?

私は5年前からシングルマザーなので、家族3人で家事も協力しながら生活しています。「手は2本より6本の方が多い!」これがわが家の合言葉。みんなで家事を分担した方が早く終わりますし、子どもたちがこれから自立していく為にもとても大切な教育だと思っています。

また、たとえ家事でも何かしてくれたら「ありがとう」を言えるよう伝えてきました。今では複雑な料理以外は、息子・娘ともにほとんどの家事をこなせるようになっています。本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

Q6 仕事をする上でのモットーを教えてください!

とにかく「自分がワククするお仕事しかしない!」と決めています。たとえ今まで経験したことがないお仕事であっても。そして、最後は笑顔で終われるかどうか。つまり、私らしく等身大で楽しめるお仕事をするよう心がけています。

結果、今までさせていただいたお仕事は全て、自分が思った以上に素晴らしいものとなってきました。これからもこの「ワクワクする感覚」を大切にしていきたいと思います。

Q7 働くママへ一言メッセージを!

「いいお母さん」、「素敵なお母さん」、頑張りすぎないでくださいね。足りない部分があるから、補ってくれる家族や友人がいます。私も今まで何度も壁にぶち当たってきたからこそ思うのですが…「母親が笑顔だと、世界が平和になる」って本気で思っています。

愛情って、「何をしてあげられるか」「何を与えられるか」ってことよりも、もっともっとシンプルなこと。子どもたちは母親の笑顔から、大きな安心と愛情を受けとることができる、そう信じています。だから「自分が笑顔で居られるためには何をすればいいのか?」を1番に考えると、結局全てはうまくいくと思っています。

丹地さんの毎日をスナップでご紹介♪

1-1

朝、子どもたちを学校に送り出すと、植物にお水をあげて私の時間がスタート。マンションなので植木鉢ですが、植物からエネルギーを貰う私には大切なわが家の一員です。このあと部屋の掃除を済ませ、お仕事へシフトチェンジ。

2-1

子どもたちがいる休日のランチは、美味しく食べられて、できるだけバランスがよくなるよう考えます。とは言え、作る私もウキウキしなければ美味しくなりません。

3-2

器や調理器具なども長い時間をかけて集めたお気に入りばかり。ごはんを作っている間も生活を楽しんでいます。

4-1

お仕事は基本、自宅のデスクやダイニングでしています。

5-1

ときには打ち合わせでクライアント様のご自宅へ伺ったり、資材探しにお店をハシゴすることも。仕事風景が毎回新鮮なのも、フリーランスの醍醐味です。

re-6

お仕事が一段落すると、気分転換に近所の大好きなお花屋さんanimagarageへ。お花の色や形からは素晴らしいインスピレーションが得られますし、その純粋なエネルギーにはいつも元気を貰っています。本当にしあわせな時間です。

7-1

連れて帰ってきたお花を活けてお茶を淹れ、子どもたちの帰宅前に、雑誌や本を眺める時間をとります。これは私の仕事にとって大切なひらめきを得たり感性を育む時間。リラックスすることが、そのすべてを可能にしてくれます。

8-1

夕食前には、みんな自然とダイニングへ。家族が揃う時間には仕事を切り上げ、今日あったことなどを聞いて会話を楽しみます。この家族の貴重な交流の時間は、がむしゃらに働いていた頃には得られなかったもの。子どもたちの安心した笑顔が、何よりも日々の豊かさに繋がっています。

9-1

ときには母親業から離れて、ひとりの人間として楽しむことも大事。理解ある友人たちに囲まれて、学生の頃のような気分で大笑いすると、日頃の些末なストレスや悩みが消えて、また明日から笑顔のお母さんでいられる活力となっていきます。 

reprof

丹地良子さん
(muin代表)

インテリア雑貨ショップH.P.DECOに勤務し、2011年に同社80店舗の中から最優秀店長賞を受賞。同社、バザー・エ・ガルドモンジェのディレクターを経て2012年よりフリーランスとなりジャンルを問わず多方面で個人宅やSHOPスタイリングなどで活躍。女性ならではの感性で、求められるイメージを汲み取る力は評価が高く、現在、国内外アーティストのプライベートルームのプロデュースや都内店舗のプロデュースなど手掛けている。「表参道のインテリアショップH.P.DECOに毎週火曜日にインテリアアドバイザーとしてお店に立っていますので、ぜひお立ち寄りください」。
HP:http://www.muin.jp/blog
Instagram(muin0906
facebook(https://www.facebook.com/muin0906/

次回は、丹地さんからのご紹介で、バッグデザイナー「KISSACO」の岡本由梨さんです。お楽しみに!

これまで登場したママたちはこちら!
NANAさん(空間プロデューサー)
門田瑠衣子さん(NGO代表理事)
もちさん(グラフィックデザイナー)
小嶋悠さん(Florist/harukazeflower)
菅田幸子さん(Akatsukicafe & somethingオーナー)
坂東千鶴さん(chitreeオーナー)
谷恵美子さん(ARCHIプレス)
神谷ミッコさん(Nice & Smoothie 主宰)
愛甲真希さん(フードクリエイター)
児玉美希さん(「こどもパン」店主)
有坂亜由夢さん(映像作家(最後の手段 / SAIGO NO SHUDAN))
藤吉陽子さん(「O-Kitchen」主催)
紺谷ちぐささん(キッズセレクトショップ「CHIGO」オーナー)
牟田絢加さん(セレクトショップOEUVREオーナー)
長澤実香さん(スタイリスト)
寒河江麻恵さん(フリーランスPR・温泉コラムニスト)
桜林直子さん(SAC about cookies 代表)
翠川裕美さん(株式会社シロアナ 代表)
西村千恵さん(FARM CANNING 主宰)
浅川あやさん(「日用美」店主 )
momoさん(フラワーコーディネーター momo’s flower project)
イナダミホさん(シンガーソングライター)
鳳山えりさん(モデル兼コルギサロンオーナー)
MARCOさん(フォトグラファー)
西山美希子さん(descendant デザイナー)
YOSHIKOさん(SHIMA ヘアメイク)
吉田ちかげさん(Art Director/Graphic+Web+Space Designer)
原田沙奈子さん(Le abel代表 / Abel ディレクター)

おしゃれママの「数珠つなぎ」連載一覧

取材・文〇加藤朋美