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保育士・河西景翔さんが答えます!保育士が、保育園の連絡帳に書かれてうれしかったこと【新連載・教えて!ケイト先生】

2018.03.19

この連載は……
Hanakoママwebで「働くママのカウンセリングルーム」を連載中の、子育てアドバイザーで保育士の河西景翔さん(ケイト先生)が、保育園との上手な付き合い方やお家でできるカンタン遊びの紹介など、保育士の視点からママに役立つ情報を発信します。


こんにちは。河西景翔です。

前回に引き続き、保育園ママによく聞かれる連絡帳の話をしますね。

連絡帳は「お母さんと保育士の交換ノート」と表現させていただきました。

乳児クラスの場合、私達が必ず書いてほしいこととして、「検温、食事の量、睡眠時間」とお伝えしました。この3つは、園で過ごす際のお子さんの健康を見る大事なバロメーターになります。

お母さんのほうも、園でのようすなど、知らせてほしいことがたくさんありますよね。幼児クラスになればある程度は子ども自身にたずねることができますが、が、乳児クラスの子どもたちは、保育園で起きたできごとを上手く伝えることができません。その代わりとして、連絡帳をどんどん活用していただいたらいいと思います。

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たとえば、保育園で覚えた歌や手遊びを見よう見まねで、家でもお子さんが見せることがあるかもしれません。でも歌詞やリズムがうろ覚えで、上手く伝わらず、「一緒に遊んであげたいけど、何の歌かわからない……」など、もどかしい体験をしたことはありませんか?? そんなときは「保育園でうちの子が好きな歌や手遊びを教えてください」など、保育士に質問をしてみるといいかもしれません。

保育園で習った曲を家で親子で一緒に歌えたら、お子さんも嬉しくなると同時に「親子で共感する心」を育てることができます。

共感することは、親子の信頼関係をさらに深くするので、乳児期には、大切な成長発達の一つなんですよね。

また、2歳くらいになると、食具の取り扱い方やトイレトレーニングなどの問題も出てきますよね。

「うちではこうなんですが、保育園でのやり方を教えてください。同じようにしたいので……」などと、保育園でのやり方を連絡帳を通して教えてもらうこともできるかもしれません。

トレーニングをしていても、保育園で行っていることと家庭でのやりかたが違う場合、子ども自身が戸惑ってしまい、せっかくやる気になっていた「気力」を失ってしまうこともあるんです。ですから、きちんと連携していたほうが、子どもも迷わず、がんばれるのではないかと思います。

そして、成功した時は、ノートに一言「トイレで成功しました!」と書いておくと、保育士もお子さんに対して、「おうちでも上手にできたんだってね!」と褒めることができます。

家庭と保育園が同じようにお子さんの成長を共に認めあっている状態であれば、お子さんも、褒められることでさらにやる気を出すことができるでしょう。

やりとりが少なくなる幼児期は、家庭でのエピソードを書いて

幼児クラスになってくると、連絡帳のやりとりが少なくなってくるかもしれません。子どもと親との間で会話が成立するので、保育士にたずねることなども少なくなりますね。

私はかつて4歳児を担任したとき、クラスだよりに「ご家庭でお手伝いなど、パパやママを喜ばせる事をしたらノートに書いて教えて下さいね 」と知らせたりしました。

家庭との連携を大切にしたかったからですが、私自身も、保育園で子どもたちに助けてもらったことは、ノートやクラスだよりに書いていくようにしました。

園にいるときに「おうちで、こんなお手伝いしたんだってね」と話しかけると、子どもはうれしそうです。子ども自身、褒められて嫌な気持ちになる子はいませんし、保護者の方々も、お子さんが褒められて嫌な気持ちになることはないですよね。

私も、ご家庭でのやり取りが垣間見れるようで、とても嬉しかった経験です。

もちろん日々の会話のなかで伝え合うことができればいいと思うのですが、お迎え時などバタバタしていて、話をするタイミングが合わないこともありますよね。

ノートであれば、ゆっくり目を通すことができますので、とくにこうしたプラスになる要素のやり取りは、どんどん教えていただきたいし、こちらもノートに書いて知らせていけるといいなぁ…と思います。

kawanishi_keito

河西景翔(かわにし けいと)さん・子育てアドバイザー
小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。
現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。
http://s.ameblo.jp/chloe69/
「ほいくらいふ」でも連載中!

ケイト先生と星山麻木先生が答える、ママのお悩み相談「ママのためのカウンセリングリーム」
https://hanakomama.jp/keywords/counseling-15161/

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