子育てママのお悩み解決メディア
「選択的」な夫婦別姓の制度って?【細川珠生の子育て政治】
2018.05.04 by Hanakoママ Hanakoママ

先生おしえて! 「選択的」な夫婦別姓の制度って?【細川珠生の子育て政治】

気になってはいるけれど、実のところよく分かってない……。そんなアレコレを、専門家の先生に教えてもらいましょう! 政治ジャーナリストの細川珠生さんにうかがいます。

【今月のテーマ】選択的夫婦別姓制度

Close up of holding hands with wedding rings

日本では結婚を機に夫の姓に変える女性が96%。結婚した多くの女性たちは、名字が変わることで、夫婦になったことを実感すると同時に、運転免許証や健康保険証、パスポートからクレジットカード、銀行口座など、ありとあらゆる名前変更の面倒な手続きを強いられています。

また結婚しても、「通称」として旧姓のまま仕事を(希望)する女性も増え(私もです)、この名前問題、どうにかならないかと、このところ結構な盛り上がりを見せています。

「選択的夫婦別姓制度」というのは、その中で出てきたものですが、そもそも男性側の姓を名乗ることが男女差別にあたるという考え方や、女性の社会進出の加速、女性側に兄弟がいないと「お家断絶」になってしまうなどの事情も影響しています。 

夫婦別姓の制度は、まだ実現していませんが、内閣府の「家族の法制に関する世論調査」では、選択的夫婦別姓の法整備について、「構わない」と答えた人は42.5%で、「必要ない」の29.3%を上回りました。「家族の一体感に影響がない」と考える人も64.3%、「一体感が弱まる」の31.5%のダブルスコアです。

また8割近くの人が「名字が違っても配偶者の父母との関係に影響がない」と考えていますが、唯一、子どもに対してだけは、「好ましくない影響がある」が62.6%で、「影響がない」という32.4%を上回っています。兄弟姉妹で名字が違うことへの懸念も結果には表れています。

今、考えられている夫婦別姓の制度は、「選択的」、つまり希望すれば別姓とすることもできるということで、制度が出来ても別姓を希望する人は、調査の上では2割にとどまっています。通称使用が公的に認められる範囲を広げる~例えば運転免許証やパスポート等にカッコ書きで旧姓が記載される~などで生活上の不便が解消されればそれでよいという意見も根強いですが、生き方の選択肢は広がってきていることを考えると、「選択的」であるならば、夫婦別姓も一つの考え方かもしれませんね。

[ 教えてくれた人 ] 細川珠生さん
政治ジャーナリスト。ラジオ日本『細川珠生のモーニングトーク』に出演中。元品川区教育委員長。星槎大学非常勤講師。千葉工業大学理事。中学生男子の母。「中学生活1年で、食べる量が増えたことが一番の変化。お米の消費が早いこと!!」
(Hanakoママ 60号より)

こちらも読んで!
世界一の「少子高齢化」の国で、子どもたちをどう育てるか
先生の仕事が変わる!? 「チーム学校」という考え方
将来IT分野で仕事をしなくても。プログラミング教育が必要とされている理由
保活本番に入る前に考えたい。待機児童問題、最前線
小学校で英語が教科化されると、中学入試に影響が!?
長時間労働が改善される? 「働き方改革」に期待されること
「こども保険」ができたら、「教育の無償化」が実現するの?
予防接種で半日の休暇も認められる。新しくなった「改正育児・介護休業法」
月額3万円支給される!? 返済不要の奨学金
トランプ氏の勝利は、 私たちの暮らしに影響ありますか?
話題の「配偶者控除」、結局何が変わるの?
小池都知事で注目度アップ。地方議員の仕事内容は?
中学校の部活でいま起こっていること
小中一貫教育のメリットって?

先生おしえて! 「社会科」一覧を見る

photo by Adobe Stock
Hanakoママ

Hanakoママ編集部

マガジンハウス発行のWebマガジン『Hanakoママ(ハナコママ)web』。子育て中のママとキッズがハッピーになる、子連れのおでかけ、ファッション、ビューティ、絵本、写真投稿、育児のお悩み相談などの情報満載。パパの子育てを応援するコラム&トピックスも。instagram.com/hanako_mama

Hanakoママさんの記事一覧 →