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【インタビュー】『鈴木亮平の 中学英語で世界一周!』発刊記念わが子を、鈴木亮平さんのような「英語が話せる大人」に育てるには!?

2018.07.08

今年のNHK大河ドラマ『西郷どん』が絶好調、女性人気の盛り上がりもすごいことになっているようです。
女性目線による原作や脚本の効果もさることながら、
やはり“せごどん”こと、鈴木亮平さんの魅力によるところが大きな理由。

画面を通じて見るのと同じ、いやそれ以上にさわやかな笑顔をたたえてインタビューの席に現れた鈴木さん、実は東京外国語大学英語専攻を卒業し、英検1級を持つ、高い英語力の持ち主です。先日『鈴木亮平の 中学英語で世界一周!』という書籍も出版されました。

鈴木さんはいったいどのように英語を身に付けたのか!? わが子にも将来英語を話せるようになってほしい、と願うすべてのママ&パパに代わって、お話を聞きました。

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―――まずは、英語に触れたきっかけを教えてください。

家族はみんな洋画が好きで、家でよく観ていたんですが、小学1年生の頃から、吹き替えではなく字幕で鑑賞していたことは、よく覚えています。

―――小さな子って字幕を嫌がりますよね。亮平少年は大丈夫だったんですね?

それが普通というか、自然だったんですよね。

今なら字幕と吹き替えを自宅で選べますが、当時はビデオ。レンタルするときに「字幕版」のビデオを選んだら、字幕でしか見られなかった。そして親は字幕しか借りなかった……(笑)。

―――映画の音声から英語に慣れていったのですか?

だからといって、英語が喋れるようになったということではないんです。

ただ、“ここではない世界”にとても興味を持ちました。

そんなとき、当時、叔父が海外で生活していて、家族でその叔父の家に遊びに行きました。僕にとっては初めての海外。7歳のときです。

―――映画の世界に飛び込んでいったわけですね?

まさに! 空港に降り立った瞬間から、“映画の世界だー!”ってすごく感激したのを覚えています。

いちばん印象的だったのは、アイスクリームがデカかったこと! それから、毎日、ユニバーサルスタジオやディズニーランド……。楽しいことばかりで、子どもの僕にとっては夢のような日々でした。

英語について覚えているのは、大人たちから「トイレどこか英語で聞いてごらん」なんて言われて、「レストルーム?」って言ってみたら、あそこだよって教えてもらえたこと。“通じた!”っていうあの時の喜びは、忘れられないですね。

―――帰国後、英会話スクールに通い始めます。

親から「行ってみるか?」って勧められて、5年生の頃から兄と二人で通い始めました。

―――どんな印象でしたか?

外国人の先生のテンションがとにかく高い(笑)。子ども相手だからだと思うのですが、すっごく明るい人たちばかりでした。

通っているときは“一度決めたことだから、まぁ行っとくか”みたいな感じでしたが、それが変わったのが中学に入って英語の授業が始まった頃。自分は、みんなより英語が得意なんだと感じて、モチベーションが一気に上がりました。

―――英語の授業が楽しみになったんですね。

中学生で多感な時期だったこともあって、正確な発音を披露することができなかったんです。カッコつけているなんて思われたくなくて、わざとカタカナ英語を話したりしていました(笑)。いま思うと、もったいなかったなー。

―――ホームステイや留学も経験されましたよね?

ホームステイは、その英会話スクールに通っているとき、中2でオーストラリアに10日間、中3でアメリカに1か月滞在しました。

そして高1のとき、一人で短期留学へ。1年間オクラホマで暮らしました。ホームステイの経験から、英語がうまく喋れなくてもなんとかなることは知っていたので、怖さは全然なかったんですが、聞き取れなかったら必ず聞き返す、わかったふりはしない、ということは心に決めていました。

―――わかったふりをしないと決めた理由は?

わかったふりをしていても損をするだけ。わかったふりをしていると、次第にみんなが話しかけてこなくなるんです。せっかく英語だけに囲まれる環境にいるんだからと思って、そこは頑張りました。

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―――お話を伺っていると、ご両親が亮平少年をうまく英語へ導いてこられたような印象も受けます。

いや、特にそれはなかったと思います。同じように字幕で洋画を見て、英会話スクールに通っていた僕の兄は、英語に全然興味を持ちませんでしたから。

あ、でもそういえば……、習い事なんて話題にのぼることもなかったのに、英会話スクールだけは強く勧められましたね。

全然意識してこなかったけれど、もしかしたら親はそれなりにコントロールしていたのかも。だとしたら上手いですね(笑)。

―――ずばり、幼い頃から英語は習わせるべきですか?

まずは、本人が興味を持つかどうかが肝心。余裕があれば、海外旅行に行ってみて、本人が興味を持つか、試してみるのがいいと思います。

実際に行ってみて、楽しい経験をたくさんさせる。少しの単語でも、自分の思っていることが相手に通じる!っていう喜びを経験させてあげるのがいちばんだと思います。

それから、うちの父がそうでしたが、片言の英語でも通じるという姿を親御さんが子どもたちに見せてあげるのも大事なのではないかと感じています。

―――英語を話せてよかったと思うことは?

日本語だけだと1億人としか話せないけど、英語が話せたら10億、20億の人たちと通じ合える。すごく楽しいし、それはとても素晴らしいこと。

それを多くの子育て中の大人と、そして子どもたちにわかってもらえたら嬉しいです。

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鈴木亮平
すずき・りょうへい 1983年3月29日生まれ、兵庫県出身。東京外国語大学英語専攻卒業。2006年、俳優デビュー。2014年、連続テレビ小説『花子とアン』でヒロインの夫役を演じ注目を集める。主な出演作に、映画『俺物語!!』『忍びの国』、ドラマ『天皇の料理番』『銭形警部』、舞台『ライ王のテラス』『トロイ戦争は起こらない』など。2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』では、主人公の西郷隆盛を演じている。映画『羊と鋼の森』が6月8日に公開予定。

『鈴木亮平の 中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ』 大好評発売中!

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海外旅行で役立つフレーズや、道案内、飲食店でのヘルプ、ちょっとした会話の答え方など、リアルに使えるさまざまなキーフレーズを、対談形式で紹介。それがすべて中学英語、というのも画期的な英語本。
対談のお相手を務めるのは、日本在住25年、英語教育のスペシャリストであるスティーブ・ソレイシィさん。『英会話きちんとフレーズ100』など、英語著書も大人気の彼は、日本人の考え方、英語の苦手意識の理由などを知り尽くした方。好奇心旺盛で優れた英語勘を持つ鈴木さんとの掛け合いには、英語に対する「そうだったのか!」という発見がいっぱいです。

●著者:鈴木亮平 スティーブ・ソレイシィ
●本体価格:1400円(税別)
●出版社:株式会社マガジンハウス
●全国の書店、ネット書店で発売
http://magazineworld.jp/anan/

写真〇小笠原真紀 スタイリスト〇臼井 崇(THYMON Inc.) ヘアメイク〇宮田靖士(THYMON Inc.) 取材・文〇保坂宏美