
編集者の取材エピソード うちのパパはどのタイプ? 夫に家事参加してもらうためのタイプ別攻略術!
働くママのお悩みをみんなでシェアする「働くママを悩ませる100の事象」。
今回のテーマは、「共働きなのにパパが家事に参加してくれず、ママの負担ばかりが大きいんです。」というお悩みをご紹介しました。

パパだって、ママと同じように家事や育児に参加してほしい。
そう感じているママは多いようです。
しかしながらママたちの声を聴いてみると、たくさん出てきたのが
「こちらが言わないとやってくれない。どうして気づいてくれないの?」
「何度教えても覚えない……仕事はできるのに、家事はなぜできないんだー!」
というもの。
アドバイスをお聞きした石川貴志さんいわく、これはパパの「家事に対する当事者意識」がポイントだとか。
そこで、こんなふうにざっくりと4パターンに分けてもらいました。
1 当事者意識(ある)×家事実施(できている) → パーフェクト夫
2 当事者意識(ある)×家事実施(できていない) → 葛藤夫
3 当事者意識(ない)×家事実施(できている) → 機械人間夫
4 当事者意識(ない)×家事実施(できていない) → 論外夫
(注:当事者意識の強さや家事の実施の程度もグラデーションがあるので、すべてをきっちりと分けられるわけではないと思いますが……)
さてさて、みなさんのご家庭ではどうですか?
ちなみに石川さんご自身は、「2番に当てはまる」とのこと。
次に、この4つのパターンそれぞれの攻略法を教えてもらいました。
1 当事者意識(ある)×家事実施(できている) → パーフェクト夫
このままで問題ナシ! 引き続き頑張っていただきましょう!
2 当事者意識(ある)×家事実施(できていない) → 葛藤夫
「やらなくちゃ」「自分もやるべきだ」と感じているのにできないパパは、何をやっていいのか分からないのかもしれません。
そこで、困っていることを伝えてみてください。やさしくお願いするのもポイントです。
「仕事が残っているから、今日お迎えから夕飯の準備お願いできる?」
3 当事者意識(ない)×家事実施(できている) → 機械人間夫
ロボット的ですが、まじめなパパはこのタイプという人もいるかもしれません。
気持ち(=当事者意識)はないが、家事実施できているので。、一旦問題ナシ。
4 当事者意識(ない)×家事実施(できていない) → 論外夫
一番難しい。無理かもしれない(笑)
誌面ではこちらのタイプをご紹介しましたが、さらに掘り下げてみましょう。
攻略方法はズバリ、「家事戦略」を夫にまかせる!
「今の状況だと、家事と育児が回らず破たんしそうなの。家事と育児の全体像を把握して、業務改善すべきはどこか、みてくれない?」と声をかけて、仕事人間であるパパだからこそ、ビジネス用語で語りかけてみましょう。単発的な「ワンアクション業務」ではなく、家庭においての「重要な仕事感」を強調してやる気を出してもらいます。
「ビジネス脳」を、家族という経営チームの経営改革に気持ちよく活用してもらうのです。
物理的な仕事(家事)量、人数、時間……問題点をパパ自身に導き出してもらいましょう。何が足りないのか、(時間?人出?家電?)明確になれば、問題共有もできますよね。
もちろん、戦略を描いたら一緒に実行してもらいましょう。それぞれの家庭でのコアではないと感じる業務は、アウトソーシングするのも手。さらに、お掃除ロボット、食洗器、全自動洗濯機などの時間が節約になるものには、ぜひ投資を。
また、やらないことを決めてみるのも一案だそう。洗濯物は「しわになると困るもの以外はそもそも畳まない」「掃除の頻度を場所によって見直す」など、家庭によって力の抜きどころを見極められるといいですね。
パパの家事参加度をアップする術、ぜひ一度お試しください!
※本記事はこちらから読めます。

藤沢 あかり(ふじさわ・あかり)
パンとたまごと少女漫画が好きな、フリーの編集・ライター。住宅・インテリアや雑貨、子育てなど暮らしまわりを中心に手がけています。一姫二太郎の母。『Hanakoママ』本誌では「働くママを悩ませる100の事象」を担当中。