トイレ掃除は順番を間違えないで! プロが答える、よくある悩みQ&A
妻の嫌いな家事トップ3をプロの技で克服!【トイレ掃除編】
前回、家事のプロによるアイロンがけのワザを教わったこのシリーズ! 第2回目はトイレ掃除のワザを教わります。
はるやま商事が行った調査では、既婚女性の嫌いな家事トップ3は、アイロンがけ、トイレ掃除、お風呂掃除。そこで本連載では、この3つの家事について、家事代行サービスCaSy(カジー)の広報担当である里田恵梨子さんに、素早くスピーディーかつ綺麗に仕上がるワザをお聞きし、ご紹介しています。ぜひ賢い効率術を取り入れましょう!
今回は、トイレ掃除のプロのワザをご紹介します!
トイレ掃除のよくある悩みQ&A
Q.トイレ掃除は汚くてそもそも億劫。定期的な掃除が面倒すぎる場合、どうすればいい?
A.1日1回、自分が入った後の“ついで掃除”がおすすめ。床と便座の表裏と便器のフチ上をお掃除シートでさっと拭くようにすれば、汚れ・臭い予防になります。
トイレのスリッパ、トイレマットは埃や尿の飛び跳ねにより、意外と汚れています。汚れたまま使っていると、余計に床を汚すことになります。こだわりがなければスリッパやマットは撤去するのも手です。
トイレの洗浄剤を使って汚れを予防することもおすすめです。タンクの上に置くタイプや便器に貼り付けるタイプなど種類も色々ありますので、探してみてください。
Q.こすってもなかなか落ちない汚れはどうすればいい?
A.トイレは、尿のタンパク質が固まってこびりつくと尿石となり、黄ばみます。さらに空気中や便器内のカビが合わさると黒ずみになります。
黄ばみにも黒ずみにも「酸性洗剤」が効果的です。頑固な汚れの場合、汚れ部分にトイレットペーパーを乗せ、酸性洗剤を掛けて湿布状態にし、20分程度置いてから流し、ブラシでこすります。酸性洗剤の扱いに不安がある場合は、ナチュラルな酸性洗剤のクエン酸で作ったクエン酸水(水またはぬるま湯100ccにクエン酸小さじ2分の1を溶かす)がおすすめです。
Q.掃除してもニオイがとれない…どうすればいい?
A.床、壁、トイレマット、便器と床の境目、便器と便座の接続部分、便器とフタの接続部分など、掃除の盲点になりやすい場所に尿ハネによる汚れが付着している可能性が高いです。汚れがついていないかチェックし、トイレ掃除シートで拭き掃除をしましょう。
カバー類を使っている場合はこまめに洗濯をしないと臭いのもとになることがあります。
プロのワザを伝授!
さあ、いよいよ、トイレ掃除を素早くきれいに仕上げるプロのワザをご紹介!
「汚れが少ない箇所→汚れやすい箇所」の順番で掃除!
「便器をお掃除シートで拭き掃除するときは、汚れが少ない箇所→汚れやすい箇所の順番で行います。具体的には、便座の表、便座のフタの裏、便座のフタの表、タンクやレバー、便座の裏と便器という順番がおすすめです」
乾いた布はNG
「便座のフタや便座は乾いた布を使うと傷がつきます。傷に汚れがつきやすくなるので、お掃除シートや濡れた雑巾で拭きましょう」
ブラシ掃除は床掃除より先に
「便器内をブラシでこするのは、床掃除より先に行いましょう。水が跳ねたら床が汚れてしまうためです。先に壁、床、トイレマット、スリッパ裏を拭いてから、便器内をブラシでこすりましょう」
トイレ掃除にも意外とコツがあるのですね! ぜひ普段のお掃除に取り入れてみましょう!
第3回目は、お風呂掃除のワザをお届けします!
[教えてくれた人] 株式会社CaSy(カジー) 里田 恵梨子さん
CaSyは研修を通過したキャストによる高品質な家事代行(掃除・料理)サービスを、1時間2,190円~のリーズナブルな価格で利用できる。スマホからいつでも簡単に申込可能。家事のお悩みへのアドバイスも利用者から好評で、約5万人の利用者の大半が子育て世帯。
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