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液体ミルクを考える液体ミルク普及で期待できる、赤ちゃんのための3つの「できる」って?【特集・液体ミルクを考える・最終回】

2018.09.13

特集:液体ミルクを考える 

ついに乳児用液体ミルク解禁! 子育てはどう変わる?【液体ミルクVo.6】

この特集を進めている最中の2018年8月8日、ついに乳児用液体ミルクの国内での製造・販売が解禁となりました。

各方面から注目を受ける中、ちょうど解禁日の前日に行われた「乳児用液体ミルクメディアセミナー(メディア向け勉強会)」に参加してきました。

液体ミルクで育児が変わる?

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一般社団法人ぷちでガチ! 育休MBAサポーター 水越由利子さん

セミナーは「乳児用液体ミルク解禁によって広がる『子育ての多様性』」というテーマで進められました。たとえば、乳児用液体ミルクの解禁で子育てのかたちはどんなふうに変わるのでしょうか。

育児先進国と言われる北欧の国々には、人工ミルクの約9割を液体ミルクが占めるというフィンランドや、約半数近くが液体ミルクを利用するスウェーデンなどがあります。さらに有職女性の数が増加しているベトナムでは、液体ミルクを利用する家庭の数が増加しているそう。

どうしても母親の役割と考えられがちな授乳ですが、液体ミルクを使えば、誰でも簡単に授乳できるということで、男性の育児参加も海外では進んでいるとか。こういった例をぜひ参考にしたいですね。

赤ちゃんのために3つの「できる」

セミナーの中で、液体ミルクが解禁され普及していくことで期待される、子育ての変化としてあげられていたのが、「赤ちゃんのために3つの『できる』」でした。

1.赤ちゃんとそのご家族の「絆」をより深めることができる……液体ミルクの登場によって、粉ミルクのような調乳の手間もなくなり、外出先での授乳が簡単に。これで、赤ちゃんとのお出かけの機会が増えるかもしれませんね。

2.ご家族が安心して、楽しく子育てができる……災害時の備えとして液体ミルクが手元にあるというだけで、大きな安心につながりそうです。

3.よりたくさんの人から愛情を受けることができる……たくさんの人が育児に関わる場面では、簡単で確実に与えることができる液体ミルクに期待が寄せられます。

育児のかたちは百人百様

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セミナーの会場で展示された、海外の液体ミルク

液体ミルクに対して、まだよくわからない、使用をためらう、といった気持ちがあるかたもいるかもしれません。産まれてすぐの赤ちゃんが口にするものですから慎重になるのは当然のことです。

大切なことは、選択肢が増えるということ。たくさんある選択肢の中から吟味して選んであげられるようになるのが理想ですね。

数年後には、普通に液体ミルクも選択肢のひとつになっているかもしれません。これから日本で製造・販売されるものがどういったものになり、ママやパパたちに何が選ばれていくのかが楽しみです。

ひとりで始めた署名から4万件もの応援が寄せられたプロジェクト、災害時に被災地に届けられたフィンランドからの液体ミルク、法律の改正に尽力する方々……さまざまな人々の思いに乗って、いよいよ乳児用液体ミルクが解禁です。

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文・写真/木村一実