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ニンジンのみじん切りは逆効果!? 子どもが苦手野菜を食べられるようになる「ベジトレ法」

2018.09.05

野菜好きな子どもになる!? 子どもが嫌いな野菜5つのベジトレ法

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子どもの野菜嫌い、気になっていませんか? 今、子どもがパクパク野菜を食べられるようになるトレーニング「ベジトレ」が話題になっています。

今回は、栄養士・料理研究家・食コンサルタントの浜田陽子先生に、家庭におけるベジトレのポイントを教えていただきました!

子どもの野菜嫌いは家庭での食育が原因!?

トレンド総研が実施した小学校教員300名に対するアンケート調査では、「近年は、家庭での食育が不足していると思う」と答えた人が92%もいました。いっぽうで、3~5歳の子を持つママたち300名へのアンケート調査では、「子どもの野菜嫌い克服のために、何をすれば良いかわからない」と答えたママが83%にも上りました。もっといろんな野菜を食べさせたいけれど、どうしていいかわからない、というママが多そうですね。

子どもの食育事情に詳しい栄養士・料理研究家・食コンサルタントの浜田陽子先生によると、たとえばトマトが嫌いな子どもは、「味そのものが嫌いというよりは、生トマトの食感が嫌いというケースが多い」ので、「どこに苦手意識を持っているのかを見極めて、その要因となっているところをフォローしてあげることが大切」だとコメントしています。

ぜひわが子をよく観察して、うまくフォローしてあげたいですね。

子どもが嫌いがちな野菜のベジトレ法!

そこで浜田先生に、よく子どもが嫌う野菜について、具体的に調理法や工夫のアイデアを教えていただきました!

1.ニンジンの青臭さや味の無い部分が苦手

「ニンジンの青臭さや味は、表面の面積が大きくなるほど出やすいです。そのためみじん切りなどは逆効果。私のキッズクッキングでは、輪切りにして砂糖と塩とバターとコンソメと水で柔らかくなるまでゆっくり煮た『グラッセ』で克服した子がダントツで多かったです。大振りな分、食べられた!という感触も大きいのだと思います」

2.ピーマンの苦みや青臭さが苦手

「ピーマンもセロリと同じく、強火炒めが最も適しています。それも小さく切らずに縦2㎝幅くらいに切ると良いでしょう。横に切ると苦みが出やすいので苦手克服には縦切りがベストです。苦味の多くは細かく切るときに出るのです。ママとしては大きめに切ると子どもが食べるかどうかハラハラしますが、勇気を出して大きめに切ってみるチャレンジが効果的なこともありますよ!」

3.ナスのアクの強さと苦味や渋みが苦手

「ナスは油と相性が良いのを利用するといいと思います。さっと下揚げしたものを、カレーの具材として最後に加えたり、甘めの麺つゆに浸けて揚げ浸しにしたりすると美味しいですよ」

4.セロリの苦みや香りが苦手

「セロリの苦手要素を封じ込めるのは、強火で炒めることです。風味の強いごま油で炒めるとさらに良いと思います。よく炒めてから、砂糖・みりん・しょうゆで甘辛炒め煮にしてきんぴら風にすれば、とても食べやすくなりますよ」

5.トマトの食感、舌触り、酸味が苦手

「私の経験上、トマトが一番手ごわいです。トマトはもちろん、ナスやシイタケも同様ですが、色や舌触りへの拒否感が一番の難関。嫌いな子にとっては『食べられない虫を食べて』と言われているようなものです。一方で、『味自体は美味しいんだ!』ということが分かれば、ある程度の年でふと克服しやすい食材とも言えます。

トマトは、チキンのトマト煮や、野菜ジュースを使ったとうもろこしやかぼちゃのポタージュスープなど、トマトの酸味や甘味を間接的に感じられる料理を、コツコツ食べさせてあげると良いです。イヤイヤでも食べられるようになったら、付け合せのプチトマト半分、サンドイッチの中のトマトスライス少し、とステップアップできれば上々。

生のトマトが食べられなくても、子ども時代に舌が知っているだけで、成長過程で克服できるかどうかに違いが出てきます」

ママにとって、子どもが野菜を食べないと栄養面や将来のことが心配になりますが、実際、食べるのはわが子。嫌いな野菜でも将来大好きになる可能性は十分あります。克服させようと無理に食べさせたりすることなく、愉しく食べられるきっかけを上手に作ってあげたいですね。

[教えてくれた人] 浜田陽子さん
株式会社Studio coody(スタジオコーディー)代表取締役・料理研究家・栄養士。
「生活習慣病」「食育」「ダイエット」「乳幼児栄養」「妊産婦栄養」を専門分野とし、“心と体に美味しいレシピ” を提案する。2児(長男:平成9年生まれ、長女:平成11年生まれ)の母。
https://www.coody-t.com/
取材・文〇石原 亜香利