編集者の取材エピソード いただきものの「お下がり」をフリマアプリで売るのはアリ?
働くママのお悩みをみんなでシェアする「働くママを悩ませる100の事象」。
今回のテーマは、「ママ友や親せきからのお下がり、趣味も違うし正直困ってます」というお悩みをご紹介しました。
私も、ひそかに悩ましく思っていたこのテーマ。
というのも、半年に一度くらい、知り合いから大量のお下がりをいただくのです。とても重宝しているものもたくさんありますが、中にはちょっと我が子には違うかも…と思うものも。
保育園着にさせてもらうにも、スカートやボタンつきのトップスなど、うちの保育園ではNGのデザインが多数で、捨てるのも忍びなく、もらってくれる人もおらず……。重い気持ちを抱えながらしまい込み、サイズアウトした頃に、やむなし、、と処分することを繰り返していました。
「もらったのに着ない」のも、「捨てる」のも、どちらも罪悪感がつきまとい、その気持ちに押しつぶされそうになっていたんです。
しかし、今回のアンケート結果をの蓋を開けてみれば、「処分する」「フリマサイトで売る」というご意見がなんと多いことか!!!!!
何より多かったのは、「いただいた時点で自分のものだから」というものでした。
なるほど……悩む必要もなかった、のでしょうか。
とはいえ、着ない服でも処分するより、必要としてくれる人のもとへ旅立ってくれた方が気持ちも晴れやかです。
アンケートで集まった、「処分する」以外のリサイクルアイデアをここではご紹介します。
◆バザーに出す
保育園ママには、なじみが少ないかもしれませんが、幼稚園では秋頃に園のイベントのひとつとしてバザーを開催しているところも多いです。この時期になると、園の前の掲示板などで不用品を募集している場合もあるので、近くにあればチェックしてみてください。
◆リサイクルショップ、フリマアプリなどで売る
リサイクルショップは、袋いっぱいに詰め込んで◯◯円など、まとめて買い取ってくれることがほとんど。
フリマアプリも、「90サイズ長袖、男の子向け」というふうにサイズや季節ごとにまとめて出品すると売れやすくなるそうです。
◆寄付をする
「古着 寄付」などで検索すると、NPO団体や協賛企業などの取り組みがいろいろと見られます。
途上国に送る、リサイクルによる費用を活動支援金にあてる、ワクチンを届けてくれるなど、その内容はさまざま。子どもと一緒に準備をしながら、世界を知るきっかけになるといいですね。
おなじみの企業であれば、ユニクロやGU、H&Mでも店頭で取り組みをしています。
アンケートを拝見していて、目からウロコだったのは「お下がりは、思い出が詰まって処分できないものの処理を一任されていると思っています」というもの。
そうなんですよね、この服を着てちっちゃな体でふにゃふにゃ泣いていたなぁ、あの公園でよちよち歩いたんだよなぁ、と、服と思い出の光景が一緒にフラッシュバックするから、捨てられないし、誰かに引き継いでもらいたいと思っちゃうんですよね。
私もついつい、お姉ちゃんのお下がりを弟に着せてしまって、気づけば彼はお下がりばかり。
息子からしたら、「俺はお下がりばっかだった〜」ってことになるのかもしれませんが、愛情がいっぱい重なっていく姿に、母は愛おしさを感じているのだよ。
うん、大きくなったらそう言ってあげようと思います。
※本記事はこちらから読めます。
藤沢 あかり(ふじさわ・あかり)
パンとたまごと少女漫画が好きな、フリーの編集・ライター。住宅・インテリアや雑貨、子育てなど暮らしまわりを中心に手がけています。一姫二太郎の母。『Hanakoママ』本誌では「働くママを悩ませる100の事象」を担当中。