写真特集 その1 撮ったらすぐに消去!? 膨大な子どもの写真を整理する7つのポイント
“撮りっぱなし”はもう卒業! こども写真の整理術
かわいさのあまり撮りまくったものの、そのままになっている子どもの写真。はたと気付けば数千枚になっている、なんてことも!お手上げになる前に、賢い整理&管理術を身につけて、家族みんなで見て楽しめるアーカイブを作りましょう!
まずは7つのルールから! 今ある写真の数を1/3に減らすことを目標に。
膨大な子どもの写真の整理、どこから手をつけたらいい?「残す写真の基準を作り、全体量を3分の1に減らしましょう」とは、フォトブック教室「メモアル」主宰の徳本雅美さん。「不要な写真を増やさないことも大事なポイント。例えばお遊戯会などでは大量に写真を撮りがちですが、見返すと残す価値があるのは数枚、という場合がほとんど。やみくもに撮る必要はないと心得ましょう」。
いい写真だけを残すためのコツ、7つのルールで教わります。
RULE 1 「暗い」「ブレてる」「目をつむってる」は、いますぐ消そう。
まずは写真を見直すことから。「ブレていたり目をつむっていたり、暗くて顔がよくわからない写真はすぐに消去を」場合によっては、そんな写真ばかりという日もあるはず。「そんな時は1日分をすべて消してOK。1枚だけ、と残しても、後から見返したりアルバムに使うことはほぼありません」
RULE 2 撮ったらすぐに確かめて、即消去する習慣を。
失敗写真を消去したら、今度はそれを増やさない。その一番のコツが、撮った場での取捨選択。「撮影したらその場でチェックて、いらないと思ったら消す。このひと手間で写真整理がぐっとシンプルになります。ムダにシャッターを切る回数も減るはず」
RULE 3 迷ったときは「明るい」「トリミングしやすい」をポイントに。
似たような写真が多くて迷う…。これも、ママたちの写真整理の大きな悩み。その場合は、「明るい写真や、広めに撮れたものを優先しましょう」と、徳本さん。「フォトブックにしたりプリントすることを考えると、明るいものがベター。また、広く撮った写真のほうが、後からトリミングなど加工しやすいです」
下の写真がベター。全身が入った写真を選んでおき、アップにしたい時はあとからトリミング。
こちらも下の写真がベター。背景が広めのものを選べば、遊んでいる場所の様子もよく分かってgood。
RULE 4 連写写真、残すのは3枚まで!
子どもの動きがかわいくて、つい何枚も撮っちゃった。そんな時も、しっかり取捨選択を。「もっともムダなカットを生みやすいのが、連写で撮った写真。連写機能は使わないのがベストですが、どうしても使いたいときは〝1枚あるいは3枚まで残してOK〞などルールを作り、残りは必ず消すことを習慣に」
RULE 5 どうしても捨てられない人は、まず外付けHDDに。
子どもの写真は一枚も捨てられない…という場合は?「個人的には見ない写真を残す意味はないと思うのですが、それでも捨てられないというなら、保険としてすべての写真を外付けHDDに保存するのも一案。その代わり、パソコンやスマホに残すものを厳選しましょう」
RULE 6 インデックスタイプのフォトブックで保存するのも手。
徳本さんが整理術のひとつとして取り入れているのが、「インデックスタイプのフォトブックにする方法。800枚前後で1年分が目安です。捨てるのがしのびない写真は、こうして形にしてからデータを消去しています」。写真は、徳本さんが利用している「オートアルバム」(https://autoalbum.jp)の一例。
RULE 7 カメラを持たずに出かける日を作ろう。
いい写真だけを残す、整理術。その究極のコツが、こちら。「時には写真を撮らないお出かけの日を作ってみましょう。何となく撮った写真が減るし、子どもと一緒に遊ぶ時間も増えます。そういうひと時があるから、別の機会に特別な写真が撮れるのでは、とも思います」