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洗濯機をこまめに回すのと、まとめて洗うの、どちらがいい?【家電を長持ちさせるコツ・2】
2018.10.26

洗濯機をこまめに回すのと、まとめて洗うの、どちらがいい?【家電を長持ちさせるコツ・2】

「え!? これだけで? 家電を長持ちさせるたったひとつのコツ」
voi.2 洗濯機編

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唐突ですが、洗濯機がある日とつぜん、壊れた経験はありますか。

ワタクシ、ものぐさママにはあります! しかも子どもが生まれてから2回も!

1回目は梅雨の時期でした。

保育園の恒例・金曜日のお持ち帰りセット、泥んこ衣服と布団カバーを洗濯・脱水中に、ピーッという不吉なブザー音が鳴り、洗濯機が止まりました。

ウソウソ。ウソでしょ!?

焦ってスイッチをリセットしても、洗濯機を揺さぶっても、その後は一滴も脱水できません。水を含んだ衣類を力いっぱい手で絞って室内に干すも、水がポタポタと垂れてきて床は水浸し(涙)。慌てて修理の手配をしました。

2回目は真夏でした。長男の野球のユニフォームを洗っている最中、すすぎの途中でとつぜん排水がストップしました。

泡だらけのユニフォームと泥色の洗濯水を眺めて途方に暮れました。なんとか砂遊び用の小さなバケツで洗濯槽から、ハンパに泡立つ泥水を汲み出すことに成功。

それなのに子どもたちは次々と汗だらけの新しい洗濯物を繰り出してくる。
いや〜。本当に洗濯機って壊れると悲惨です。

この後、泣く泣く洗濯機を買い換えました。前の洗濯機を買い換えてから5年目の秋のことでした…。ひ〜(涙)。出費ハンパないです! 洗濯機ごとの差はあると思うのですが、もう少し上手に使えば、あと数年長持ちしたのでは? と考えてしまいます。

そもそも洗濯回数が多すぎた?

たくさんの洗濯物を一度に回すと汚れが落ちにくいし、故障しやすいって聞きますよね。そこで我が家では少量をこまめに洗濯していました。

朝にデリケートな素材を洗濯機の手洗いモードで洗い、仕事から帰宅するとまず子どもの衣類を回し、夜に大人の衣類やタオルなどを洗濯しています。夜は干さずに乾燥機をかけっぱなし…。

もしかしたら、この使い方に問題があるのかもしれません。そこで前回同様、家電スペシャリストである、テックマークジャパン(株)の本多宏行さんに聞いてみました。

「洗濯機の容量を超過してはいけませんし、洗濯物の詰め込みすぎが洗濯機のモーターや駆動部品に大きな負担となることは間違いありませんから、ものぐさママさんの考え方は間違っていないかもしれませんね。

洗濯物が多すぎると正しく攪拌されず、設定されている水流も発生しなくなるため洗剤が浸透しにくくなり、結果的に衣類に染み付いた汗や皮脂汚れが落ちない状況にもつながるでしょう。しかし…」

しかし…?

「洗濯機のモーターや駆動部品の寿命は、どれだけ負荷をかけて回したかによると思うのです。少量の洗濯物を小まめに洗うことは、大きな負荷をかけることにはならないのですが、モーターや駆動部品を作動させる回数を増やしてしまうので、実はあまり良い印象ではありません。

洗濯容量の70%くらいを目安として、ある程度まとめて洗う方が高負荷とならず洗濯回数も抑えられ長持ちしてくれると思います」。

洗濯容量の70%を目安に毎日1~2回ほどしか洗濯機を回さない家庭のほうが、洗濯容量を超過して回したり、日に何度も小分けにして回したりする家庭よりも、長く使い続けることができるというのです。当たり前のことのようですが、理にかなっています。さらにまとめて洗えば、節水や節電も期待できそう。

でも泥汚れや食べこぼしが多い、未就学児の衣服の洗濯は、待ったなし! ですよね?

「そんな時こそ、つけおき洗いがおすすめです」と本多さん。

食べこぼしの汚れは手洗いし、後は洗剤や漂白剤でつけおきしておく。子どもの衣服は自然由来のセスキ炭酸ソーダや重曹を使えば、肌にも安心だし、消臭も期待できます。

洗濯前にひと手間……と思うと大変そうだけど、何度も洗濯して、干す、を繰り返すよりラクかもしれません。少なくとも洗濯機が壊れ、洗濯槽から手動で水を汲み出すよりずっとラクであることは確かです(苦笑)。

洗濯槽のカビを防ぐカンタンな方法

もうひとつ、洗濯機にとって大敵なもの……それはカビなんだとか。

長い間、洗濯槽のクリーニングをせず、洗濯機を使っていると、衣服に茶色のゴミのようなものが付着することがあります。その正体は洗濯槽の裏側に発生しているカビなんだそうです。カビは衣類を不潔にするだけでなく、最悪の場合は洗濯機内の水路などを詰まらせる故障の原因にもなります。

カビを発生させないために、定期的に洗濯槽のクリーニングを行うのは言うまでもないのですが、毎回、洗濯後に出来るカンタンな対策があるそうです。それは……洗濯機のフタを開けておくこと! 洗濯機の中を濡れたままにせず、乾燥させてしまうんです。さらに、洗剤入れを外しておくこと。洗剤入れは水浸しになっていてカビが大量に発生する部位でもあるそうです。洗剤入れを外すのは難しくないみたいなのでやっておきましょう!

でも小さな子どもがいると、フタを開けっ放しにしておくのは心配ですよね。その場合は、洗濯後に洗濯槽を軽くタオルで拭くだけでもいいとのこと。とってもシンプル! これなら明日から実行できそうです。

[教えてくれた人] テックマークジャパン(株)本多宏行さん
延長保証プログラムの設計と運営を行うテックマークジャパン。http://www.techmark.co.jp/
一般的に1年間とされるメーカー保証期間の終了後、延長して自然故障や不具合の修理を無償で受けられるのが、家電量販店などで利用できる「延長保証」。保証期間内ならば限度額に達するまで、無償修理を複数回でも受けられるのが最大のメリットです。
本多さんは幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得した家電のスペシャリスト。現在、延長保証を利用した修理の精査業務で活躍中。
タナカ ユミ
ライター。小学生&高校生をもつワーキングマザー。新しい家電を使用する前に、取扱説明書を読むのが苦手でしたが、使い始めて3日目くらに読むといろいろと腑に落ちる、ということに気づきました。今使用中の洗濯機はフタケタ年まで使い倒したいです。

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