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【保存版】ノロで嘔吐!でも慌てない。準備しておきたいものと、片づけの手順

2018.11.29

紅葉が見頃を迎える季節になりました。実はこの時期から感染性胃腸炎の流行が始まるのはご存知ですか?

感染性胃腸炎の原因病原体には、毎年ママたちを困らせるノロウイルスロタウイルスなどがあります。

中でも感染力がとても強いノロウイルスについて「ダスキン ノロウイルス対策セミナー」で、“家庭でできるノロウイルス対策のポイント”を教わってきました。

保育所が一番のノロウイルス感染場所!?

一般にノロウイルス食中毒は、潜伏期間が24~48時間、治癒に1~2日かかり、症状がなくなってからも1週間~1か月程度はウイルスを糞便中に排出するといわれています。

主な症状は嘔吐や下痢、腹痛、発熱で、その感染力は強く、直接効果のある薬剤やワクチンは無いとても困ったウイルスです。

ニュースなどでは食品からの感染がよく取り上げられますが、実は人から人への感染が一番多く、その集団発生のもっとも多い感染場所は保育所だという結果が出ています!(国立感染症研究所HPより)

保育園ママにとっては他人ごとではない話。予防の徹底と、いつ、わが子が感染!となっても慌てないために、日ごろから対策をしておきたいですね。

予防には4原則が大切?

ノロウイルス食中毒の予防4原則とは「持ち込まない=手洗い、つけない=調理器具などの消毒、拡げない=消毒、やっつける=食材の加熱」。その中でも「持ち込まない」に当てはまる手洗いは、子どももできる重要な予防方法のひとつです。

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写真は、ブラックライトの下で洗い残りが見える専用のローションを付けたあと、せっけんでいつも通り洗った手ですが、手首や爪の周りは洗い忘れで光っているのが見えますね。

しっかりと洗ったつもり、流したつもりでも、汚れは意外と残るもの。指と指の間や、親指の付け根なども意識して洗うことが「持ち込まない」ことにつながります。

また、ママたちができる「つけない」「やっつける」の対策として、調理器具の消毒食材の加熱があります。

「調理器具は、85度で1分間以上の加熱」「ふきんやタオルは85度で1分間の煮沸」また「食品は85~90度で90秒以上の加熱」で加熱殺菌消毒の効果が見られるそうです。

突然の嘔吐にはこれで対応!

ノロセーフティーBOX

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1、家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム 濃度約5%) 2、ペットボトル500mL、水 3、じょうご 4、キッチンペーパー 5、回収用ごみ袋(2枚) 6.足に履くレジ袋(2枚) 7、手袋(使い捨て) 8、マスク 9、レインコート(使い捨て) 10、段ボール片 11、ゴーグル(メガネ可) 12、バケツ

十分に気を付けていたつもりでも、残念ながら感染してしまうことも。そんなときは、それ以上ノロウイルスを「拡げない」のが必須です!

突然の嘔吐に備えて消毒のために準備しておきたいのが「ノロセーフティーBOX」です。

ノロウイルスは、アルコールやせっけんはあまり効果がなく次亜塩素酸ナトリウムが含まれる消毒液が有効とされています。これは家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム 濃度約5%)を使って作ることができます。

1、ペットボトルに水を半分程度入れます。
2、じょうごを使い、家庭用塩素系漂白剤をペットボトルのキャップ2杯分(約10mL)入れます。
3、ペットボトルの上まで水を入れてよく振って混ぜ合わせ、消毒液の完成です。
(注意)漂白剤の原液は強アルカリ性なので、手袋を使用して取り扱いに注意してください。

嘔吐物処理の手順

次は、消毒液を使った嘔吐物の処理方法です。今回は保育園の先生を対象とした処理方法のレクチャーでしたが、家庭でも参考になることがたくさんあります!

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1、処理をする人以外はその場を離れるようにします。処理者はセーフティーBOXの中から、レインコート、ゴーグル、マスク、手袋を着用して足にはレジ袋をかぶせセッティングします。
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2、束にしたキッチンペーパーを消毒液によく浸します。ごみ袋は一次回収袋と二次回収袋を作っておきます。

消毒するエリアに踏み入る際、足裏を消毒するためにキッチンペーパーを消毒液に浸して、出入口とする場所に置きます。

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3、嘔吐物の周りを遠い位置から囲むように、消毒液に浸したキッチンペーパーを敷き詰めていきます。
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4、嘔吐物の上もペーパーでおおい、その上から消毒液を飛び散らないようにかけます。
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5.段ボールをヘラのように使って周りから内側へとふき取り面を折り込みながらそっとぬぐい、ぬぐい終わったペーパーや段ボール片は一次回収袋に入れます。
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6、一次回収袋に、浸るほど消毒液を流し入れ、袋の口を固く閉じて二次回収袋に入れます。
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7、先ほどの3・4と同じように、嘔吐物を取り除いた床面をキッチンペーパーでおおい、ペーパーが十分ぬれるように消毒液をかけます。

外側から内側へ拭きとるようにしてキッチンペーパーを集めて二次回収袋に入れます。

さらに、消毒液に浸したキッチンペーパーで床を拭き、最後に水拭きをします。 

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8、レジ袋(足)、手袋、レインコートを順に、外側が内側になるように脱ぎ、最後にマスクを外して二次回収袋に入れます。袋の口をしばるときは、内側を触らないように注意してください。

処理終了後は衛生手洗いとうがいを十分にして完了です。

自宅でここまで徹底するのはなかなか難しいかもしれませんが、消毒液の作り方をチェックして、レインコートや使い捨て手袋などは用意しておこうと思いました。拡げないために必要な手順は、おうちでの突然の嘔吐のためにもぜひ参考にしてください。

家庭でできる「持ち込まない、つけない、拡げない、やっつける」という4原則の徹底で、この冬は家族みんなで健康に過ごしたいですね。

取材・文◯木村一実

木村 一実

木村 一実 (きむら・かずみ)フリーライター

小学生男子2人のママ。ハナコママをはじめ、子どもやアート、インテリアなど暮らしに関する媒体で執筆中。子ども中心の暮らしをいかに楽しむかがもっぱらの課題。面白いことや美味しいものを常に探しています!

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