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小学校入学準備・3入れるのは大変? 学童保育について教えて!【小学校ってどんなところ?・3】

2018.11.19

子どもが小学校に上がる前に知っておきたいこと
知りたい! 学童保育(前編)

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「学童保育」は、子どもが小学校入学を控えた、働くママたちの最大の関心事ではないでしょうか。

入るのは大変? 学童保育ではどんなふうに過ごしているの? ちゃんとお勉強は見てもらえるの?……などなど、身近な小学生ママたち8人に聞いてみました。

入るのは大変? 

ママたちの一番の関心事は、「入れるかどうか」。
ほぼすべてのママが、保育園の入園に苦労したはずだから、「もしかして学童も入れないのでは!?」と心配になるのも無理はありません。

しかし、8人のママたちのうち7人が「すんなり入れた」と回答。「定員割れで希望者は全員入れた」という人も。「定員以上の応募があり入れるか不安だった」ママは1人だけ。学童保育は、保育園ほど入所は厳しくないのかも、と思ったのですが……。

厚生労働省によると、2017年5月時点の学童保育の利用者は117万人強。うち1万7170人が学童保育所に入れず、待機児童となっています。

東京都だけに限ると、待機児童数は3600人(平成29年5月1日現在)。23区内でワースト3は練馬区(333人)、足立区(277人)、中央区(189人)。住んでいる自治体によって大きく差があるようです。

申込方法は?

申込方法は、公立と私立では異なります。
まず、学童保育の分類から見てみましょう。大きくは以下の3つに分かれます。

(1)公立公営(自治体が運営。施設は、学校の空き教室など、学校内にあることが多い)
(2)公立民営(施設は公立だが、運営は社会福祉法人やNPOなどが行う)
(3)私立(運営・施設とも、社会福祉法人やNPO、民間企業などが行う)

厚生労働省の同じ調査によると、公立公営が約35%、公立民営が約46%、私立が約19%。今回アンケートに答えてくれた8人は、公立公営が5人、公立民営が2人、私立が1人でした。

公立公営の学童保育に申請には、住んでいる自治体のwebサイトから申請書をダウンロードして提出します。募集受付はだいたい11月頃からですが自治体によって異なるので早めにチェックしましょう。入室は、保護者の就労状況などの審査を経て決定します。定員をオーバーした場合は、保育園と同様に入所承認基準指数を照らし合わせて、保育の必要性の高い子どもから入室できるというのが一般的。

公立民営の場合も、申込方法は公立公営の場合と同じですが、施設によっては、締切日までに一斉に申し込まなくても、保育の必要性が生じたときに、直接施設に申し込んでもいい場合があります。公立公営よりも融通がきくという感じです。

審査の結果、公立の学童保育に入れなければ、空きを待つか第一志望ではない学童保育に通わせることになります。

そして、もう一つの選択肢は、私立のアフタースクールに通わせるという方法。申し込み手続きはスクールごとに異なりますが、公立のように審査はなく、基本的に空きがあればだれでも入れます。

預かり時間は? 送迎は?

預かり時間は、筆者が子どもを学童に通わせていた頃は18時までで、保育園より短くて大変だった記憶がありますが、今は公立でも18:31~19時まで預かってくれるところが一番多く、55%となっています(厚労省調べ)。
私立の場合は、通常は19時~20時までで、21時~22時まで延長可能なスクールもあります。

ところで、保育園では毎日大変だった送迎ですが、学童保育は子どもが自分で通うようになります。新1年生の場合、しばらくは慣らし期間として親が送迎してもいい(あるいは送迎しなければならない)ところもありますが、「昨日まで手を引いて送り迎えをしていた子どもが一人で行けるのかしら!?」と、親のほうも戸惑うかも。

「保育園で引き渡しをする癖がついていたので、初日はスタッフのかたに引き渡しましたが、校門まで送ってもらえばお子さん大丈夫ですよ、と言われ、校門から学童の入り口まで校庭を歩く姿をドキドキしながら見ていました。親のほうが、慣らし保育が必要でしたね(笑)」という声もありました。

金額は?

公立の場合、自治体によって異なりますが、3000円~8000円程度。アンケートの回答では、3000~5000円で、これにおやつ代1000~2500円がプラス。学童保育によっては延長費用がかかる場合も。それでも1万円以下なので、保育園で何万円もかかっていたのと比べると拍子抜けするくらい低価格。

私立は、スクールによって異なりますが、たとえば、ウィズダムアカデミー恵比寿校の場合週1回で16,800円/月、週5日利用で6,1800円/月。キッズベースキャンプの場合、週1回で13,520円/月、週5日で42,760円/月。いずれも入会金その他の費用が別途かかります。

ウィズダムアカデミー(https://wisdom-academy.com/
キッズベースキャンプ(http://www.kidsbasecamp.com/

公立と比べるとかなりの高額ですが、英語で保育をしてくれる、プログラミングの授業がある、習い事もできるなど、プログラム(スクールによって内容は異なります)が充実していることに加え、預かり時間が公立よりも長い、オプションでバスによる送迎がついている、など働くママに手厚いサービスを提供しています。習い事をさせたいけれど、送迎が大変だから無理と諦めていたママたちには、かなり嬉しいのではないでしょうか。

普段は公立の学童保育に通わせ、週1回だけ、習い事を兼ねて私立のアフタースクールに通わせるという利用もありかもしれません。

次回、後編は、学童保育で子どもたちはどのように過ごしているのか、子どもは学童保育で過ごす時間を楽しめているのかなどについてアンケートの結果から紹介します。お楽しみに!


★学童保育については、3・4・5でも取り上げていますので合わせてごらんください。
「公立・私立の違いは? 卒園前に知りたい、学童の選び方」
https://hanakomama.jp/column/blog-345/44899/
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石井 栄子(いしい・えいこ)

3児のママとライターを両立してン十年。『Hanakoママ』では3歳〜5歳向けの「3・4・5」を担当。ようやく子どもたちの手が離れ、趣味に飲み会にと羽を伸ばし中。今ハマっているのはオンライン英会話。もう英語で話しかけられても怖くない!のがささやかな自慢!

Photo by Natsuko Toida


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