働くママのウェブマガジン

Mama子育てママを元気にするコラム&トピックス

小学校入学準備・4学童のいいところ、悪いところ。小学生ママのコメントをご紹介!【小学校ってどんなところ?・4】

2018.12.03

子どもが小学校に上がる前に知っておきたいこと
知りたい! 学童保育(後編)

前回に続き、身近な小学生ママ達8名のアンケートをもとに、学童保育ってどういうものか、主に公立の場合について紹介していきます。

学童保育がスタート! そのとき親は? 子どもは?

Schoolboy with full backpack go to school. Back view.

保育園の卒園式が終わったと思ったら、翌4月1日からもう学童保育が始まります。学校はまだ春休みなので、給食はなく、最初の1週間はお弁当を持たせます。働くママにはちょっと大変かもしれませんがなんとか乗り切ってください!

学童によっては、最初の1週間はならし保育がある場合も。今回の回答者で慣らし保育が「あった」と答えたのは3人。この間は、預かり時間が短かったり、親が迎えに行かなければならなかったりするので、「通勤とのやりくりが大変だった」(大田区ママ)、「夫に助けてもらった」(目黒区ママ)という声が。

子どものほうはどうなのでしょうか。

「保育園時代の友達もいたので、すぐに慣れた」(豊島区Nママ)という子もいれば「夏休みくらいまではリズムがつかめず困った」(目黒区ママ)という子も。

「初日、本人は緊張していましたが上級生のお姉さん達がいろいろ教えてくれたり遊んでくれたようです。学童でも、上級生が 新1年生のお世話をするよう準備していたようです」(世田谷区パパ)という声も。こんな学童だと安心ですね。

学童ではどんな風に過ごしている?

学童保育ではどんなふうに過ごしているのでしょう。

「決まった時間までは、勉強や宿題をして静かに過ごす。その後、グラウンドでの外遊び。夕方におやつ」(世田谷区パパ)というのが一般的なパターンのようです。

ただ、一定時間、勉強をすることにはなっているものの「勉強は見てくれない」「騒いでいたら叱られる程度」(豊島区ママ)というところが多く、「勉強する場所という意識は低い」(神奈川県ママ)「先生が来て教えてくれればいいのだが」(目黒区ママ)といった声もありました。この点は、しっかり時間割にそって生活し、勉強も見てもらえる私立のアフタースクールとは大きく異なります。

自由時間は子どもたちが好きな遊びをして過ごしますが、学童保育によっては、「球技、一輪車、ダンス、手作り教室等、希望者による申込制プログラムも」(大田区ママ)、「工作やミニバスケ(生徒の親が指導)、勉強会(別費用)など、週に3~4日は何かイベント?を作ってくれていた」(目黒区ママ)など、基本的には無料とか実費程度で参加できる活動を用意している場合も。

保護者会はあるの?

学童保育にも、学校のPTAのような活動はあるのか不安なママも多いと思います。

今回のアンケートでは「ある」と答えた人が6人。活動としては、「夏祭り、プール、お寺で座禅、昆虫採集、映画鑑賞などのアクティビティを保護者会で主催。毎日のおやつの手配、支払い、運営全般についての意見交換、市内の他の学童保護者との連絡会(隔月)、保護者の連絡網の管理、ハザードマップの作成」(神奈川県ママ)と結構ヘビー。「参加しないと名前を貼り出された。これが負担で学童をやめた」(埼玉県ママ)という人もいました。

筆者が子どもを学童に通わせた頃も、保護者会活動を負担に感じていましたが、もう十数年も前の話です。未だに変わっていないのは驚き。女性活躍の時代、管理職的な仕事をするママも以前より増えているはず。そろそろ変わってもいいのではと思います。一方で、バザーやお楽しみ会などは、やってみると子どもも喜ぶし、自分も楽しかったりもしますが。

学童には何年生まで通わせる?

学童保育で預かってくれるのは3年生までというところが多く、6年生まで預かってくれるのは少数派。親が帰宅するまで子どもを一人にするのは心配、と思うママも多いかもしれません。

「長期休暇だけでも6年生まで使えたらありがたい。習い事がある日はいいが、一日中一人にするのは心配すぎます」(世田谷区パパ)という声も。

一方で、あえて学童をやめさせているママたちもいました。

「2年生になるときに退所。学校内に学童保育とは別に自治体が運営する放課後ステイの場所があり、そちらでも十分と感じたためです。費用は年間保険料500円のみで、メールシステムも完備されているので入退館がわかり安心です。帰宅時間は学童の時より早くなりましたが、鍵を持たせることで自立心が芽生えたように思います。放課後ステイを利用することで、学童時より友達関係が広くなった気がします」(豊島区Hママ)

「3年生の初め頃やめました。学童に来ていない子たちは放課後みんなで遊んでいることに気づき、自分も学童じゃなくてそっちと一緒に遊びたいと言いはじめたので」(目黒区ママ)

確かに、安心できる場所でさえあれば、学童保育でなくてもいいのかもしれませんし、学童保育は遊び場所も遊びの内容も限られているので、成長するにつれ、物足りなく感じる子も出てくるかも。

「子どもが行きたがらなくなったので5年で退所。習いごとや塾で、通うことができなくなる年齢でもある」(神奈川県ママ)

これも納得。中学受験を考えるなら、小4、5あたりから通塾ということになるので、そのために学童をやめる人は増えていくかもしれません。

結局のところ学童保育には満足?

「勉強は見てくれない」「保護者会が負担」以外にも、「保育園ほど手厚く見てくれない」「遊ぶ場所が狭い」「遊びに制限がある」「指導員は不足気味で対応が雑」……不満を言いだしたらきりがないけれど、おおむね皆さん、学童保育には満足しているようです。

「不満はたくさんあるが、安全であることは確かだし集団生活の中で我慢することもふくめ、学ぶこともあるので、いい面だけを考えるようにしている。とても愛情深い方もたくさんいるので、感謝もしています」(神奈川県ママ)
「担任が勉強を見るのと違い、学童の指導員は一人ひとりの生活を見てくれるし、それのプロなので報告が的を射ていて、保育園のように預ける安心感がある」(豊島区Nママ)
「土曜日に急に仕事が入ったときなども、対応してくれるし、学童なしでは仕事できていないかも。ということで満足しています」(豊島区Mママ)
「預かっていただけるだけで満足」(豊島区Hママ)

そして、当の子どもは…
「息子は1年生のとき、小学校に行くのにいつも緊張していて、2学期に、学校の勉強がいやで登校拒否っぽくなったのですが、そのときにも『学童にはいきたい!』と言っていました。そういう意味でも、息子がホッとできる場があることがありがたいです」

こういう言葉を聞くと安心しますね。
学童の指導員さんという、学校の先生とも親とも違う大人の存在が、ある意味、子どもの逃げ場になっているのでしょう。

子どもを預けて働くことに罪悪感にさいなまれる親は少なくないと思います。でも、子どもは親が思っている以上に強いのです。

子どもの力を信じつつ、少々のデメリットには目をつぶり、メリットをうまく活用していくことが賢い学童保育との付き合い方かもしれません。


★学童保育については、3・4・5でも取り上げていますので合わせてごらんください。
「公立・私立の違いは? 卒園前に知りたい、学童の選び方」
https://hanakomama.jp/column/blog-345/44899/
ishiisan

石井 栄子(いしい・えいこ)

3児のママとライターを両立してン十年。『Hanakoママ』では3歳〜5歳向けの「3・4・5」を担当。ようやく子どもたちの手が離れ、趣味に飲み会にと羽を伸ばし中。今ハマっているのはオンライン英会話。もう英語で話しかけられても怖くない!のがささやかな自慢!

Photo by Natsuko Toida


こちらも読んで!
第一回 子どもが小学校に上がる前に知っておきたいこと
第二回 先取り学習は本当に必要? 小学校入学前にやっておきたいこと

この連載を読む

photo by Adobe Stock