おでかけレポート 実はスキップが重要!? 未就学児向け「かけっこ教室」をレポート!
走るのが速くなる!? かけっこ教室に参加しました
「かけっこ得意だから!」
という5歳の娘の言葉を真に受け、我が子のやる気と運動神経をなんとか伸ばしてあげたいと考える日々を送っていましたが、残念ながら両親ともども運動音痴。どうやれば足が速くなるのか、運動神経がよくなるのか、まったく想像がつきません。
そこで、この度コナミスポーツクラブの「走り方を学ぼう!かけっこ教室」に参加してきました。
この「かけっこ教室」は、元オリンピック選手で、男子400mハードル日本記録保持者の為末大さんが監修する「TRACスプリントスクール」のランニングメソッドを取り入れた、子ども向けの教室。現在、東京近郊5教室で開催されている、1回60分の教室です。
この日は、なんと為末さんが直々にレクチャーいただけるというラッキーDAY! (※)
まずは、みんなで大きな円を作って、準備運動からスタートです。
そして、いよいよかけっこです。が、その前に、為末さんからかけっこが速くなるために大事なポイントのお話がありました。
必要なのは、「姿勢をまっすぐにすること」。
くるぶしから耳まで一直線にする。これが意外に難しい。
そこで子どもたちはみんな床にごろーんと寝転がります。
そのあと、立ち上がって、自分自身に焼き鳥の串が1本通っているように、走る前にイメージすることが大事だそう。
続いて、走る…のかと思いきや、スキップの練習。
為末さん曰く、走ることは、ジャンプの連続。着地の時に体重の3〜5倍の重さが足にかかるのだそうです。
スキップは、オリンピック選手も取り入れているトレーニングで、スキップの速さと走るスピードは相関関係にあるんだとか。スキップ、あなどれません。
何度もスキップを繰り返し、続いては、スタートの練習です。
正しいスタートは、前足に8割の体重を乗せ、小さくなること。
それができるようになったら、つま先だけで構えてみます。
このスタートを使って、何度も何度も走ります。
とはいえ、「たくさん考えすぎるとわからなくなるし、技術的なことをいってもまだ理解できないでしょう。大事なのは、走る前に体をまっすぐにして、まっすぐ前をみること。先生をみて、それを真似するだけでスポーツは上手になります。というのも、そのうち、友だちや周りの目を気にし出して、抑制がどんどん始まりメンタルな部分が邪魔になってきます。だから友達が自分をどう見ているかを考えないことが大事です」と為末さん。
では、運動ができない親は、何をサポートしてあげたらよいのでしょうか?
「このくらいの年齢では、まだ正しい動きはわからないので、とにかくのびのび自由に走るのがいい。走り方は大人になっても変えられるくらい、後天的に身につけることができます。親目線で”何が悪いか”を指摘するより、”何がよかったか”を伝えてあげてください。たとえば『ダイナミックに走ったらほめられた』とか、本人がぼんやりした方向性をつかめればいいと思います。未就学児は発育の個人差が大きいですが、かけっこの場合、練習して速くなったかどうか、タイムを指標にすることができます。速くなるには、練習の量が大事です。不整地を走るのがいちばんいいですが、今どきはあまりないので、階段や坂道がいいですね。うちの子は4歳ですが、歩道橋を走って登らせています(笑)」
ちなみに、為末さんは小さいとき、長距離走やジャンプ、水泳など、さまざまなスポーツをやっていたそう。「運動は、言葉ととても似ていて、引き出しを増やせば増やすほど、引き出せるものが多くなる」(為末さん)とのこと。やっぱり、陸上のプロの経験や研究に裏打ちされたプログラムや言葉は説得力が違いました!
コナミスポーツクラブの「走り方を学ぼう!かけっこ教室」https://www.konami.com/sportsclub/undojuku/event_kakekko/は、コナミスポーツクラブの会員でなくても、申し込むこともできるので、興味がある人はぜひホームページをチェックしてみてくださいね。
コナミスポーツクラブのお子様向けスクール「運動塾」
https://www.konami.com/sportsclub/undojuku/
【今後の開講時期・場所】
コナミスポーツクラブ二子玉川(東京都世田谷区) 2018年12月16日(日)
コナミスポーツクラブ川越(埼玉県川越市) 2018年12月22日(土)
コナミスポーツクラブ本店(東京都品川区) 2019年2月11日(月・祝)
コナミスポーツクラブ八王子(東京都八王子市) 2019年3月21日(木・祝)
コナミスポーツクラブ西船橋(千葉県船橋市) 2019年3月21日(木・祝)
※詳細は各施設のホームページに今後順次掲載予定