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小さな子どもにルールを教えるのにはコツがあります【ジョビィキッズ「わが子のやる気の育て方」・7】

2019.01.16

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くん所属
No.1子役タレント事務所 ジョビィキッズの子育てメソッドを公開!

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くんをはじめとする子役タレントをドラマ・映画・CMなどに続々と送り出している子役タレント事務所・ジョビィキッズ。

子どもたちの“やる気”、“自信”、“素直な心”、“折れない心”、“個性”を育てるためのジョビィキッズの子育てメソッドを集めた書籍『わが子のやる気の育て方』が話題です。

Hanakoママウェブでは、この書籍の一部をウェブで公開することになりました。子育ての悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。


(書籍『わが子のやる気の育て方』 第三章より)

聞く耳を持たせるにはコツがあります。注意するときはピンポイントで!

ジョビイキッズ7

ほめ方・叱りには、大人が子供とどう向き合っているかがはっきり表れる気がします。ジョビィキッズでは、うわっつらのほめ言葉を言うのは絶対にNG。子供は動物的な勘が鋭いので、それが心からの言葉かどうかをすぐに見抜き、かえって子供のやる気に水を差します。
 
私たちは、ほめるときも叱るときも、真剣です。その子のことを知り、本当に一生懸命やっているかどうかを見極めて、いま言うべきことを、より伝わる言い方で届けたいと考えています。
 
例えば、「間違ってるよ」「どうして今日はできないの」などと、最初から否定するような言い方はしません。まずはその子がこちらを向く必要があるからです。
 
まず最初は、その子を見て良いところを認めます。
 
すると、子供の“聞く耳”が開くんです。その耳に向かって、本題である、「〇〇〇〇したほうがもっと良くなる」など、注意すること、アドバイスすることなどを話すのです。すると、「うん」と本当に素直な心で応えてくれます。子供は耳が開いているので、注意やアドバイスがすっと耳に入ってくるのでしょう。
 
けれど、日頃から何もほめられず、「ここだめ、あれもだめ」と言われ続けていると、子供の“聞く耳”はなかなか開きません。「どうせ、何言ったって叱るんでしょ?」「自分にはいいところがないのかな?」と思ってしまう。それでは、いいコミュニケーションがとれませんし、子供が自信をなくしてしまいます。
 
そうならないためにも、普段から子供のいいところを見つけて口に出してみましょう。ちょっといいところを見つけたら、ほめる。ほめられると、親が自分を認めてくれているという安心感が出るせいか、いけないところを叱ったときも、子供たちは素直に聞くものです。
 
それから、私たちが心がけていることは、その行為だけを叱ること。今、これだけは注意しておくべきことを伝えたら、ほかのことには触れません。つい、「あの時もあなたはこうだった、ああだった」「だからあなたはだめなのよ」と、以前のことまで引っ張り出して言ってしまいがちですが、それが子供にとっては混乱のもと。注意をしたら、それでおしまい。そのほうが子供は、自分がなんで叱られたかが明確になるようです。
 
レッスン場でも、年齢の小さな子は、2つのことを同時に言うと、両方を同時に守ることがなかなかできません。たとえば、「お友達が何かをしているときは周りの子供たちはお話をやめて。歩き回らないでね」と言ったとします。
 
言っている私たちは、話さない、歩き回らない、とたくさんのことを子供たちに伝えると、楽になれるような気がします。しかし、小さな子供が2つのことを同時に守ることはなかなか困難です。せいぜい守れても、30秒間ぐらいでしょうか? 30秒たてばごそごそ動き出し、やがてボソボソとしゃべりだします。気がついたら、子供たちは活発に動き出し、我慢できずに大きな声を出して遊び始めます。 

私は、小さな子供たちには、最初はこう言います。「動いてもいいよ だけど絶対にお話はダメだよ」と。子供たちにまずひとつ自由(やってもいいこと)を伝え、次に不自由(やってはいけないこと)を伝えるのです。すると、子供たちは歩き回りますが、話をすることはやめようと注意するのです。動いている子供たちは多くいますが、ほとんどの子供たちがおしゃべりはしません。

「しーっ!」っと、子供たち同士が注意し合ったりしています。それは、ひとつの自由を守るために、もうひとつの不自由さも守ろうとするのです。
 
想像してみてください。たくさんの子供たちが動いていますが、誰ひとり話していないので、その場所は、たくさんの子供たちがいてもたいへん静かです(笑)。まずはひとつずつ、約束を守らせるのです。自分のやりたいことをやるためには、守らなければならない約束があることを知るのです。小さなうちから少しずつ、子供たちはルールを知っていくのです。 

やがて大きくなった子供たちは、好きなこと、やりたいことをやるためには、何をしなくてはいけないのか、何を頑張らなければいけないのかを知っていくのです。


わが子表1)オビ有

『わが子のやる気の育て方』
ジョビィキッズ 著
マガジンハウス
定価:1,296円 (税込)
https://magazineworld.jp/books/paper/2952/

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