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子どもに自分の怒りをぶつけただけでは、何も伝わりません【ジョビィキッズ「わが子のやる気の育て方」・16】

2019.02.16

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くん所属
No.1子役タレント事務所 ジョビィキッズの子育てメソッドを公開!

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くんをはじめとする子役タレントをドラマ・映画・CMなどに続々と送り出している子役タレント事務所・ジョビィキッズ。

子どもたちの“やる気”、“自信”、“素直な心”、“折れない心”、“個性”を育てるためのジョビィキッズの子育てメソッドを集めた書籍『わが子のやる気の育て方』が話題です。

Hanakoママウェブでは、この書籍の一部をウェブで公開することになりました。子育ての悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。


(書籍『わが子のやる気の育て方』 第六章より)

近づきすぎると見えなくなります。自分の怒りをぶつけただけでは何も伝わりません。

cute little girl hiding behind the table

ジョビィキッズの子供たちに「どんな先生が好き」と聞くと、みんな、「楽しい先生」「面白い先生」って答えます。でも、よく話を聞きだしてみると、決して楽しいだけではないことがわかります。言うべきことはビシッと言い、時に厳しいこともあるようです。子供たちも、怒らない先生より、直すべき部分をはっきり言ってくれる先生のほうがいいってわかっているんでしょう。逆に、叱られないほうが無視されているみたいで、嫌なんじゃないでしょうか。
 
一方で、子供が一番拒絶反応を示すのが、感情で怒られること。親はどうしても子供に対して感情的になりがちですが、そうなると、子供はどうしていいかわからなくなってしまいますし、親が感情的になると子供も触発されて、お互い感情のぶつけ合いになるだけです。結局、論点がずれたり、親も結局どうして怒っているのかわからなくなって、何も解決しないことが多いのではないでしょうか。残るのは、嫌な後味だけ。私たちもそこはすごく気をつけています。
 
きっと、子供を「きちんとしつけておきたい」という思いから、親は子供に対して厳しくなるんだと思いますが、出発点はそうであっても、期待するような反応がなかったりすると、ついつい感情的に……。そんな話をよく聞きます。
 
私たちは、親ではありませんので、ある程度、客観的な立場でいられるわけですが、この子をよくするにはどうしたらいいか、伸ばすにはどうすればいいかと、それだけを考えています。だから、ボルテージをあげなくても注意できるし、指摘すべき点をはっきり言える部分があるとは思います。

人間は、相手と一体化して近づきすぎると相手のことが見えなくなります。
 
試しに、お子さんと顔と顔をぐーっと近づけてみてください。
 
鼻の先まで近づくと、目鼻立ちが見えなくなりますよね。感情で怒っているとき、親はそうなっています。近づきすぎて、子供のことが全然見えてない。そういうときは、どうするかというと、顔と顔を少しずつ離すんです。少し離すと、ここに目がある、口がある、その子のことが少しずつ見えてきます。
 
それでもムカムカが収まらないときは、「どうして叱るのか」を冷静になって考えてみてください。子供に直してほしい部分があるから、叱るんだということを思い出しましょう。

「なんでわかってくれないんだ?」という思いで腹を立てていると、親は自分の怒りをぶつけただけで満足しがちです。でもそれは、子供のまずいところを直そうとしているんじゃなく、単なる親の感情の発散なので、子供には当然、響きません。「うるさいな」と表面的なところしか伝わらず、それだと意味がありません。
 
だから、「コラッ」と思ったら、まず、一息。直してほしいところがあるから叱るんだと、自分に言い聞かせるといいかもしれません。そうして自分の信念を確かめれば、どう言えばいいか、おのずと叱り方がわかるはず。きっと子供にも伝わります。


わが子表1)オビ有

『わが子のやる気の育て方』
ジョビィキッズ 著
マガジンハウス
定価:1,296円 (税込)
https://magazineworld.jp/books/paper/2952/

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