子育てママのお悩み解決メディア
幼児に英語を教える第一ステップは? 英語好きになるおすすめツールも!
2019.02.22

幼児に英語を教える第一ステップは? 英語好きになるおすすめツールも!

幼児に英語を教える第一ステップは?英語好きになるおすすめツールも!

2020年から、小学校の5、6年生で「英語」が正式な教科になる上に、3、4年生では外国語活動が追加されます。就学前の子を持つママたちは、小さいうちから英語を教えたほうがいいのでは? と気になっているのではないでしょうか。

そこで就学前からできる、家庭で英語を身に付けるポイントや、子どもが英語好きになるツールや方法を、幼児の英語教育の第一人者といわれる玉川大学の佐藤久美子教授に伺いました。

前回は、英語を家庭で身に付けるための基本的な教え方とポイントをご紹介しました。今回は、家庭学習の具体的な進め方と、英語が好きになるツールをご紹介します。

幼児に英語を教える第一ステップ

早期から英語を生活の中に取り入れたい。そんなママにおすすめの、第一ステップの方法を佐藤教授に教えていただきました。

「歌や遊び風景のDVDを一緒に見て、歌ったり、踊ったり、同じ遊びをしてみたりするとよいでしょう。その中で覚えた歌を、お散歩のときや、寝かしつけのときなどにママも一緒に歌ってみると、子どもは英語が大好きになります。ABCの歌なども、0歳の頃から子守歌代わりに歌うのは、とても効果があります。自然にABC…のアルファベットを学びます。

また、同じ年ごろの赤ちゃんや子どもがDVDに出ている遊び風景の教材を見ていると、自分も一緒に同じ遊びをしたくなったりして、場面の中から自然な英語を学び取ることができるようです」(佐藤教授)

家庭で気軽に英語に触れる方法

第一ステップへ踏み出したら、どんどん英語を取り入れていきたいものです。その他、次の方法があるそうですよ。

英語の絵本を読み聞かせる

「単語数が少なく、動物など親しみやすい絵が描かれていて、文が反復されているような絵本を読み聞かせるのもおすすめです。絵本に出てくる単語を繰り返し反復させたり、例えば体の部分を表す単語であれば、その単語を言いながら子どもの体の部分を触ったりしましょう。『Hand, hand, Rei-chan’s hand!』のように、お子さまの名前を入れて親しみを込めるのがポイントです」(佐藤教授)

普段の遊びの中で英語のやり取りを入れる

「簡単な英語を使って、遊びの中で英語のやり取りを入れることもポイントです」

例.
母:What color do you like?(何色が好き?)
子:Blue!(青!)
母:You like blue. I like blue, too.(青が好きなの!ママも青、好きよ。)

子どもが英語好きになるツール4選

さまざまなツールを駆使することで、子どもはもっと英語が好きになるかもしれません。中でも、おすすめのツールを佐藤教授に教えていただきました。

1.英語の音が鳴るおもちゃ

「鍵盤を押すとABCなどのアルファベットや、単語、歌などが流れてくるおもちゃはおすすめです。遊んでいるうちに耳で自然と覚えます」(佐藤教授)

2.ポップアップ絵本

「イラストの可愛い、『Lift-The-Flap Books』と呼ばれる、飛び出したり、仕掛けがあったりするポップアップ絵本はおすすめです。可愛いものであれば子どもの興味を惹きますし、インパクトもあるので覚えやすくなります」(佐藤教授)

例.
Rod Campbell 著「Dear Zoo」
https://www.amazon.co.jp/dp/141694737X

Karen Katz著「Where Is Baby’s Belly Button?」
https://www.amazon.co.jp/dp/0689835604

3.英語のかるた

パッケージ

参考:幻冬舎「NHKえいごであそぼ えいごかるたCD付き」
https://www.gentosha-edu.co.jp/book/b341559.html

「5歳以上のお子さまなら、英語のかるたがおすすめです。例えば、私が監修に関わったNHKエデュケーショナル著、佐藤久美子編『NHKえいごであそぼ えいごかるた CD付き』は、『Three Hints Quiz』、つまり3つのヒントが書かれており、そのヒントを聞いて、どの絵柄かを当てます」(佐藤教授)

絵札手入り

4.音声や多彩なコンテンツで英語が学べる電子辞書

Style: “‰Ô‰¤ƒVƒƒ[ƒv80”

参考:CASIO「XD-SK2800 WE」
https://casio.jp/exword/products/XD-SK2800/

「小学生に上がったら、音声や多彩なコンテンツで英語が学べる電子辞書もおすすめです。音が出せるというメリットがありますので、お母さんがうまく発音できなかったとしても、電子辞書があれば発音を知ることができます。また最近は絵本コンテンツや歌が収録されているものも出ていますので、お子さまが楽しく学べるものを選んであげてください」(佐藤教授)

日常生活に英語を取り入れる方法は実に豊富! 早期から英語を取り入れたいママは、これらのツールをうまく取り入れて、はじめていきたいですね。

[教えてくれた人] 佐藤 久美子(さとう・くみこ)さん 
言語学者・玉川大学大学院教育学研究科名誉・特任 教授
津田塾大学大学院文学研究科博士課程修了。ロンドン大学大学院博士課程留学。玉川大学文学部、リベラルアーツ学部教授、リベラルアーツ学部長、玉川大学脳科学研究所言語情報研究センター主任を経て現職。乳幼児の言語獲得・発達研究に従事し、その科学的成果に基づく英語教育を提案している。1998~2001年度NHKラジオ「基礎英語3」、2012年度「基礎英語2」、2013~2015年度「基礎英語3」講師をつとめる。2012年度よりNHK Eテレ「えいごであそぼ」の総合指導もつとめる。2007年度より町田市教育委員会の委託を受け42校にカリキュラム配信など、小学校英語研修講師、講演多数。小学校英語指導者認定協議会理事。
取材・文〇石原 亜香利