
忙しいママ必見!ファンデを使った冬の乾燥ケア術
スキンケアに手が回らないママへ!最新のファンデ活用 乾燥ケア術

厳しい寒さが続く今、家の外でも中でも、乾燥は気になりますよね。でも、忙しいママにとって、なかなかスキンケアまで手が回らないのが現実!
そんな中、資生堂の調査で、水分量を保持する方法の一つとしてファンデを塗ることが有効であることが判明しました。
外出しないと決まっている日は、ファンデは塗らないというママは多いのでは? でも実際、塗ったほうが肌にとっていいということもあるようです。
そこで今回は、その気になる実験結果と共に、資生堂のビューティースペシャリストの方に、ママ向けに冬の乾燥ケアなどの“効率美容”術を伝授いただきました!
ファンデは塗ったほうが水分量を保てる?
資生堂が行った実験によると、ファンデーションは塗ったほうが水分を保っていることが判明しました。
医療法 人康梓会Y’sサイエンスクリニックの日比野佐和子院長監修の元、実施した「ファンデーション塗布・無塗布状態の肌に関する測定実験」では、ファンデーションを塗布した肌と無塗布の素肌の時間経過による水分量・皮脂量の増減を測定。6時間経過後、塗らなかった肌の水分量が79.1%だったのに対し、ファンデーションを塗った肌は82.3%と、3.2%も高い結果に。つまり、ファンデーションを塗った状態の方が水分を保っていることが分かったのです。
また、皮脂の分泌量に関してはファンデーションを塗った肌が、6時間経過後に117.4%だったのに対し、塗らなかった肌は127%に上昇。その差は-9.6%で、ファンデーションを塗ったほうが、余分な皮脂を抑えられています。
この実験結果からは、ファンデは塗ったほうが水分量を保つことができる上に、余分な皮脂を押さえられるということが分かります。
ママが実践したいファンデを使った冬の乾燥肌ケア術!
ファンデ活用の可能性が広がりましたが、子育て中、スキンケアにあまり時間をかけられないママにとって、どのようにファンデを活用しながら、冬の乾燥ケアを行えばいいでしょうか。
資生堂ビューティースペシャリストの谷地田直美さんに、そのポイントを教えていただきました。
「乾燥ケアのポイントは、『乾燥から肌を守り抜くこと』です。常に肌は無防備で乾燥した状態にさらされているので、防御が何よりも大切です。そこでおすすめなのがファンデーションです。私たちの体の中でも、常に衣類で覆われているところは乾燥しにくいはず。ファンデーションはまるで衣類のように肌を常に乾燥から守ってくれます。最近では下地いらずの簡単ファンデーションや、つけている時間がエステタイムに代わるような美容液効果たっぷりのファンデーションも出ています。
手間をかけなくてもキレイに見せ、なおかつ乾燥から肌をしっかり守ることができるのでファンデーションを“効率美容”の一つにしてみてはいかがでしょうか。Tゾーンを薄くつければ、崩れが目立たず化粧直しの手間も省けますよ」
ぜひコツを押さえて実践したいですね。
谷地田さんによると、他にも、気を付けたいことがあるのだそうです。
こまめな水分補給も意識して
「他に意識するとよいのは、こまめな水分補給です。寒い冬だからこそ、外にお出かけのときには親子で意識して水分を取りましょう。身体の水分補給はもちろん、肌も乾燥を感じたらファンデーションの上から補給できる保湿ミストが、乾燥知らずの肌を維持してくれるのでおすすめです」
いかがでしたか? 忙しい毎日の中で、外出がないときは特にメイクはしないというママも、ファンデーションは使える存在になる可能性も!
人それぞれ、肌の傾向や状態は異なるので、一度試してみて、肌に合えば続けてみたいですね。
2016年から資生堂ビューティースペシャリストとして活動。優れた技術と豊富な知識をベースとした、パーソナルコンサルテーションを得意とする「カウンター応対のプロ」。トレーニング講師、セミナー講師として活躍中。高度な洞察力と応対スキルを活かし、美容ソフト開発にも携わる。