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ママなのに?いえママだから! 観劇をもっと楽しもう!
2019.03.01 by Hanakoママ Hanakoママ

マザーズの『イベント託児』を取材しました ママなのに?いえママだから! 観劇をもっと楽しもう!

子どもを預けて、いざ夢の世界へ!

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最近めっきり舞台やコンサート、美術館に出かける機会が少なくなったママのみなさん。子どもがまだ小さいから、ママだからしかたがない…なんて諦めていませんか?

ここ数年、劇場や美術館のフライヤーの片隅に“「託児サービス」あります”という文字を見かけることが増えました。とはいえ、そのほとんどは(事前申し込み制・有料)とあるだけで、電話番号以外の情報はとくになし。子どもを預けて観劇する、ということだけで少し罪悪感を抱きがちなママにとって、状況がよくわからないまま子どもを託すのは、かなりの勇気が必要かもしれません。

そこでこの託児サービスについて、実際の託児の様子を取材してきました!

保育園より手厚い!? 託児室を覗いてみると…

お邪魔したのは、国立劇場の託児室。今日は1歳7か月の女の子、2歳10か月の男の子、5歳&8歳の兄弟、そして10歳の男の子の5人の予約が入っているとのこと。3名の保育士さんがスタンバイしていました。

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手前の建物が国立劇場。同じ敷地内の小さな道を隔てて隣の建物の中に託児室が。
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明るく広々とした室内には、さまざまな年齢の子どもが遊べるおもちゃがそろっています。
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モニターには公演の様子が映し出されています。壁に貼られたイラストは歌舞伎のキャラクター。さすが国立劇場!
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最初は驚くほど大きな声で泣いていた1歳の女の子。10分もしないうちに、すっかりままごとに夢中に。「小さいお子さんはほとんど泣きますよ。でもそのうち、どの子もこうして遊び始めます。シッターも慣れているので心配ないですよ」と保育士さん。
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家のようにくつろぐ5歳児。絵本を読んだりおもちゃで遊んだりゲームをしたり。自由気ままに過ごします。
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お楽しみのランチタイム。コンビニで買ったパンや手作りのお弁当など、持参したお昼ごはんをみんなで食べます。

この託児サービスを運営しているのは、株式会社マザーズ。劇場や美術館内の託児室や近隣の施設で、保育の予約受付から託児業務の一切を請け負います。30年前に会社を立ち上げた、社長の二宮可子さんにお話を伺いました。

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号泣していた1歳の女の子にクマのお友達を紹介して泣き止ませる二宮さん。

子どもができた途端、レストランにも出かけられない。これってなんなの? の憤りがきっかけでした。

都内でOLとして働いていた二宮さん。20歳で結婚してからも仕事は続け、いわゆるDINKS生活を楽しんでいましたが、出産したとたん、どこにも出かけられなくなったことに衝撃を受けます。

「その頃は、赤ちゃんを預けて母親がひとりで出かけるなんてとんでもない!という時代。現在70歳になる夫は“子どもの世話をするなんて男の沽券に関わる”と信じている世代で、預けることはできませんでした。上司へのお中元を買うから、というような大義名分があってようやく、自分の親に子どもを預けて街へ出かけられるような状態でした」(二宮さん)

当時すでにベビーホテルは存在したものの料金は高く、何より不幸な事故も続いていて不安。ベビーシッターも同じく高額で、自宅に入ってもらうことにも抵抗があったといいます。

子どもが4歳になったころ、そんな状況に業を煮やした近所のママたちと一緒に、託児サービスの事業を思いつきます。

「劇場内の託児ルームに預けることができたら、二人でお出かけのふりをして外出できるし、観劇中に何かあってもすぐに駆け付けることができる。すごくいいアイデアじゃない?と盛り上がりました」

そして子どもが小学校に入学したのをきっかけに、本格的に始動。

「最初はどこに営業に行けば良いのかわからず、まずはホールへ片っ端から連絡して話を聞いてもらいました。主婦のお遊び企画だな、とか、演劇やコンサートに行きたいんだったらガキなんて産むな、なんて言われたこともあります」。

それでもくじけなかった二宮さん。やがて「託児サービスあります」の文言をちらしに入れてくれる主催者があらわれ、少しずつ少しずつ、輪が広がっていく。

「地方から依頼を受けたときは、東京から保育士さんが向かったこともあります。いは全国で約200名の保育士さんと契約しています」(二宮さん)

保育士さんはもちろん全員が有資格者。公募はせずクチコミによる他薦もしくは自薦で、応募者すべてに二宮さんが自ら面接しているといいます。ちなみに取材当日の保育士の金山幸子さんも、自身の子どもが0歳のときに託児サービスを利用し、その手厚さに感激して自ら問い合わせたとのだとか。

「0歳児にはマンツーマンで保育士さんがついてくれるので、すごく安心できました。日曜日にも利用でき、夫婦で観劇などして過ごせる時間は、とてもありがたかったです」(金山さん)

いまでは全国の100近くのホールや劇団、団体などから依頼をうけ、1か月に100件以上の託児を運営している。

「子育てで大切なのは、ママが笑顔でいること。ママが楽しい時間を過ごせることは、子どもにとっても一番幸せなことだと思います」(二宮さん)

まずは私たちママ自身が楽しい時間を過ごすために、もっともっと積極的に行動してもいいのかもしれません。

株式会社マザーズ

1987年創業。全国の劇場やコンサートホール、美術館で、劇場内もしくは近接の施設にて託児サービス『イベント託児R』を運営している。開業以来無事故を誇るが、預ける際にママの座席番号も確認、万が一の際にもすぐに連絡を受けられる。託児時間は公演内容によるが2~4時間程度。託児料金は1人1000~3000円。0歳児やハンディキャップのある子どもにはマンツーマン、1歳児には2名につき1人、2歳以上には3名につき1人の保育士がスタンバイしている。おもちゃやゲームで遊ぶほか、季節ごとの工作体験なども。ホームページで託児可能な公演をチェックできる。http://mothers-inc.co.jp/
写真〇森山祐子
Hanakoママ

Hanakoママ編集部

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