
除菌スプレーで香りの重ね付け!脳科学者・中野信子先生による脳と香りの密接な関係とは
日頃から除菌スプレーをシュシュッとするママたちに新情報です!
ハイブランドの香水でも流行しているという“香りの重ね付け”。自分で組み合わせた好みの香りを楽しめるという技が、除菌スプレーで実現できるというのです!
2019年3月発売の花王「リセッシュ除菌EX フレグランス」のコンセプトは“香りでお部屋メイク”。脳科学者の中野信子先生による脳と香りの関係についてのお話も興味深い新作発表会に行ってきました。

好印象なのはどんな香り?
“心地よい香り”というのは人によって感じ方が違いますが、日本人は体臭が強い人種ではないということもあり、強い香りよりは“うっすらとしたほのかな香り”を好む傾向にあるようです。
また香りは社会性と結びつきが強く、無意識のうちにその人のパーソナリティを判断するための道具として使っていることがあるそう。
仕事や子どもの行事など、人と会うときには気を付けたいポイントですね。

今回発売予定のリセッシュ フレグランスは、まさにナチュラルでほのかな香りが特徴的でした。
「上高地の高原をイメージしたフォレストシャワーの香り」「生命力あふれる七分咲きローズをイメージしたピュアローズシャワーの香り」「美しく咲く月下美人&百合の花をイメージしたオリエンタルシャワーの香り」の3つの香りが発売される中で、注目したい点は香りを組み合わせて、自分の好きな香りを作り出せるということです。
組み合わせは無限。楽しみ方もさまざま

例えばフォレストシャワーの香りとピュアローズシャワーの香りを組み合わせた“グリーン系ローズの香り”は、さわやかでみずみずしい香りを表現。
自然なグリーンの香りに、ローズの香りが加わって華やかさが増したように感じます。

香りを3つ組み合わせた“フォレスト系フローラルの香り”も良く、雄大な自然を感じる香りを表現した3つの組み合わせは、甘い香りが部屋中にただよいうっとりです!
同じ香りの組み合わせでも、スプレーの回数を調整することでまた違う香りをつくり出すことができるなど、気分や来客に合わせて香りを変化させるのも楽しそうですね。
心地良い香りでやる気UP!イライラ抑制!

発表会では、脳科学者の中野信子先生が登壇。「香り学 ~脳や心に必要な香りについて~」をテーマに話されました。
香りの感覚である嗅覚(きゅうかく)は五感の中でも特別な感覚で、脳の中の記憶をつかさどる場所と密接な関係にあるそうです。
この香りをかぐとあの時を思い出す……という感覚は、確かに体験したことがあります。

良い香りをかいで心地良く感じているとき、脳では何が起こっているかというとキーワードになるのが「セロトニン」という物質です。
安心感を得たりやる気を起こすほか、イライラや攻撃性を抑えてくれる働きがあるセロトニン。香りの成分は、このセロトニンに働きかける作用があります。
香りの“ゆらぎ”を取り入れる

自然界では例えば、朝になるにつれ木々の葉から放たれる香りや昼にかけてあたためられる地面の土のにおい、香りを変化させる花など、時間の経過や環境によりさまざまな香りが混ざり合って“ゆらぎ”が生じているといいます。
香りの重ね付けは、そのゆらぎと同じ作用を狙ったもの。
香りの量や割合を調整してゆらぎを感じられれば、部屋の中でも自然浴気分が味わえますね。

心地よい環境づくりに欠かせない“香り”が、脳や心とも密接な関係にあることがわかりました。
日常でも良い香りを上手に取り入れて、リラックス効果やイライラを抑える効果につなげたいですね。
【花王 リセッシュ除菌EX フレグランス】
「フォレストシャワーの香り」「ピュアローズシャワーの香り」「オリエンタルシャワーの香り」
発売日:2019年3月9日発売予定
本体:各370ml
つめかえ用:各320ml
参考小売価格:オープン価格

木村一実(きむら・かずみ)
フリーライター。小学生男子2人のママ。
子どもやインテリア、食やアートなど暮らしに関することをWeb、雑誌、書籍などで執筆中。子どもと一緒の時間もひとり時間も両方楽しむために、面白いことや美味しいものを日々探しています。