おいしいクレープづくりのコツを伝授! よくある失敗の対策は?
おいしいクレープづくりのコツを伝授!よくある失敗の対策は?
「2月2日」はクレープの日! フランスでは、この日にクレープを家族や友人たちとみんなで食べる習慣があるのだそう。それにちなんで、同じフランス生まれのティファールは「フレンチ・クレープデー」として制定したのだそうですよ!
2019年2月2日の周辺には、ティファール主催のクレープにまつわるイベントが開催されるなどして大盛り上がり。おうちでもおいしいクレープを作って家族みんなで食べたいですよね。
そこでおうちでおいしいクレープを作るコツを料理研究家の方に伺いました! また、ティファールやパナソニックの、おいしいクレープ作りに役立つ道具もご紹介します。
プロ級においしいクレープづくりのコツ3つ!
ずばり、おうちでクレープをプロ級においしく作るためのワザを、フランス洋菓子を得意とする料理研究家の磯貝由恵さんに教えていただきましょう!
1.バターが温かいうちに混ぜる!
磯貝さん「卵、牛乳は室温に戻し、溶かしバターが温かいうちに泡だて器でぐるぐる練るように混ぜ合わせます。こうすることによって、薄く焼いても弾力のある生地になります。」
2.フライパンを傾けて手早く流し入れる!
磯貝さん「生地を流し入れるときはフライパンを少し持ち上げ、傾けながら手早く生地を流し入れます。こうすることで、薄くてもこがさず焼くことができます。」
3.ラム酒やカルバドスで風味アップ!
磯貝さん「好みでラム酒やカルバドスを加えてもより風味が増しておいしいです。」
なんだか、本当にプロのワザって感じですよね! ぜひ取り入れてみましょう!
よくある失敗の対策は?
いざ、おいしいクレープを作ろう!と思っても、実際思うようにいかなかったりするんですよね。そこで磯貝さんに、よくある失敗への対策を教えていただきました!
しっとりしすぎてしまい、外側のパリっとした食感が出ないのですが…
磯貝さん「まずは生地を冷蔵庫で2時間くらい寝かせると良いです。寝かせることによって、伸びのいい生地となり、薄くフライパンに流すことができて、パリッとした食感が生まれます。」
焼いている最中、ひっくり返すときによれたり、破けたりしてしまうのですが…
磯貝さん「タイミングが大切です。表面が乾き、周りが色づいた頃に返せば、うまくいきますよ。道具はパレットナイフを使うときれいにはがし返すことができます。なければ菜箸でOK。」
どのくらいまで焼けばいいのかわからないのですが…
磯貝さん「焼き色=クレープ模様ができるくらいまで焼くと、見た目にもおいしくなります。」
おいしいクレープづくりに使える道具2選!
クレープをおいしく作るには、泡立て器やボール、フライパンなどの道具は欠かせませんが、あえてこんな道具を活用することで、もっとおいしいクレープができるかもしれません。
そこでティファールとパナソニックの担当者に、おいしいクレープづくりに役立つアイテムを教えていただきました。中には子どもの手伝いを促すアイテムも!
1.フレンチパン
ティファール担当者によると、フレンチパンがおすすめだそう。
「日本ではあまりなじみがないですが、クレープを作る際はフレンチパンを利用すると作りやすいですよ」(ティファール担当者)
どうしてフレンチパンが作りやすいのでしょうか?
「ティファールのフレンチパンは軽くて浅いので、片手でひっくり返しやすいからです。普通のフライパンだと深いので、ひっくり返すのがむずかしく、フライパンの温度もわかりにくく、生地が破れるなどして失敗しがちです。フレンチパンなら、その心配がありません!」(ティファール担当者)
フレンチパンは確かに身近ではないですが、クレープづくりの小道具として用意しておくのもいいかもしれませんね。フレンチパンは、なるべく浅く大きいほうが作りやすいそうです。
2.ホットプレート
パナソニック担当者によると、ホットプレートがおすすめだそう。
ホットプレートを使うと、従来のフライパンと比べて、どんなメリットがあるのでしょうか?
「ホットプレートなら、蓋をして蒸し焼きにすることで、裏返す必要がないので、生地を破いてしまうリスクが減ります。また、従来のホットプレートでは温度がわかりづらかったところ、IHデイリーホットプレートだと一目で温度がわかるので、失敗する可能性も低いです。タイマー設定もできるので、生地が焦げてしまったという失敗もしにくいです。
ホットプレートは一面に生地を流し焼き、切って食べていくことができるので、パーティ・お誕生日会にもピッタリです」(パナソニック担当者)
ホットプレートはママだけでなく子どもにもメリットがあるようですね。
そしてクレープ作りのときの、子どものお手伝いポイントもお話ししてくれました!
「クレープの生地を混ぜるときや、焼きあがった生地にお気に入りのトッピングをするときは子どもが活躍できます。クレープは中に入れるトッピング次第で、デザートにも軽食にもなるので、作る楽しさ、食べる楽しさの両方を知ることができます。子どもがお手伝いするときはやけどに注意して楽しんでみてくださいね」(パナソニック担当者)
早速、おうちクレープ、作りたくなってきませんか? ぜひプロによる作り方や道具のアイデアをヒントにして、おいしいおうちクレープを子どもと一緒に作りましょう!
パリのリッツエスコフィエをはじめフランス各地で料理、製菓を学ぶ。「お料理とワインのマリアージュ」をテーマに日常の食卓まで生かせるシンプルなフレンチの教室主宰。著書「ガレットとクレープの本」(グラフ社)「熟成ケーキ」(河出書房新社)他多数。
http://www.yoshieisogai.com/
T-fal
https://www.t-fal.co.jp/sp/products/CW/fixedhandle/frenchpan/
Panasonic
https://panasonic.jp/ih/products/KZ-CX1.html