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おっとり男子の野球生活「まさかうちの子が野球チームに…!?」【スポ少ってこんなです 1】

2019.03.15

この連載は…

小学生になったら参加してみたいけど、スポーツ少年団(スポ少)ってなんだかちょっとハードル高い。特に少年野球は保護者も大変では? なんて声を時々耳にします。具体的にどんな活動をしているの? 雰囲気は? 親の当番は? など知りたいことがいっぱい。
ここでは野球少年を持つ母が、子の日常を通してスポ少への愛と矛盾(!?)を語ります。


まさかうちの子が野球チームに…!?

おっとり男子の野球生活

こんにちは! ライターのタナカユミです。

さてみなさんは野球少年にどんなイメージをお持ちですか。

私は…恵まれた体格や身体能力、勝利にこだわる強い気持ちもさることながら、お父さんも熱血で、未就学の頃から父子でキャッチボールは当たり前。「ザ・スポ根の王道!」というイメージをもっていました。

坊主頭にユニフォーム。毎週末の練習に家では素振り、好物は塩むすび。指導者は厳しめで、親は当番や遠征への車出しで大変そう。それでも試合に負けても立ち上がる少年の背後には、輝く夕日が眩しくて…。

…なんて完全に昭和漫画の読みすぎですかね? 

そんなことから、ウチはないだろうな〜なんて勝手に思ってました。なにせ長男のキュウヤ(仮名 当時6歳)は競争を好まないおっとりタイプ。体を動かすことは人並みに好きそうだけど、特に俊足でも球技が得意そうでもなく…。さらに母(私)は週末ゴロゴロが大好きなインドア派です。

それでも6歳男児とはエネルギーがあり余っているものかもしれません。理由がなくても段差のあるところではシュワっ!とジャンプして、見えない敵と戦い出すし、出かける時はなぜか玄関からクロスステップで飛び出します。

友達と一緒だとエネルギーは倍増します。3,4人の男子(たまに女子)が我が家に集まると、全員がなぜか地球を救うため!?に一斉にどこかへ走り出します。

いつか家が壊れる…!

というのは大げさですが、チームスポーツ系の習いごとを始めるのなら今だ!と思ったのです。

というわけで連れて行ったのは、近所のサッカーチームの体験会。冬空のもと、元気よくボールを追う子どもたちに、母はハートを奪われました。チームロゴが入った、どことなくオシャレなウェアも好みです。

さらに! 大きな声で子どもたちを叱咤激励するコーチの笑顔が爽やかったらない。そうかそうか。これがサッカーチームというものなのか。

しかしふと横をみると、側で見学していたはずの長男がこわばった表情で数メートルほど後ずさりしています。おっとり型の長男はコンタクトスポーツの迫力におののいていたのです。

( ;∀;)「お母さん、無理…」

( ´・Д・ )「えー。体験行きたいって言ったの誰よ!?」

…なんて年長の我が子に言っても仕方なく、母は残念な気持ちでフィールドを後にしたのでした。

その後、長男は「友達がやってるから」という消極的な理由でスイミングを始め、それなりに楽しい時間を過ごし、親子でしばらくチームスポーツについて忘れておりました…。

時は流れ、キュウヤ、小学2年生の春…。

その頃、学校の昼休みに、野球のまねごとが流行り出しました。ピッチャーとバッターと内野しかいない、野球ごっこです。誰でもいいからその日そばにいる友だちと遊んでいた生活から、特定の気の合う友だちと遊び始めるようになる時期でもありました。

仲良しは、未就学の頃からチームに所属しているキャッチャーくん。転校生の熱血野球少年ショートくん。そして隣の席のエースくん。彼らは寝ても醒めても野球のことばかり考えているようでした。作文のテーマは野球。図工の時間は粘土でボールを作り、雨の日の休み時間にはノートに架空チームのスターティングメンバーを書いて遊んでいる様子です(この手の傾向はサッカーバージョンもあるようです)。キュウヤも徐々に彼らに影響を受けていきました。

ある日、学校でキュウヤと仲間たちが事件を起こしました。

「廊下でボール遊びは禁止」なのにもかかわらず、新聞紙を固くまるめたボールでキャッチボールをしていたのです。新聞紙のボールだって狭い廊下で、ほかの人に当たったら迷惑です。

先生方から注意を受け、子どもたちは納得したように見えました。
ボール遊びは室内では禁止!

それはちょうど外遊びが出来ない、梅雨の頃でした…。

ある日、母が用事があって学校へ行くと、ちょうど休み時間で、子どもたちが廊下の先のオープンスペースでわちゃわちゃと遊んでいました。ひとりが振りかぶり、もうひとりが腕をふって走り出します。

\(( °ω° ))/ ←エースくん
「セーフ!」

( ゚д゚) ←キュウヤ
「アウトでしょ。今のタイミングは」

٩( ᐛ ) و←審判のショートくん。
「アウトォ!」

そう。彼らはエア野球をしていたのです…。

そこまで野球がしたいのか!

放課後、暗くなるまで公園で、夜は広くもないリビングで、スポンジボールで「ひとり試合」をするキュウヤ(母も球拾いには参加させられましたが)。

そんな彼が「お母さん、オレ野球チーム入る!今週末から入る!」と言い出したのはごくごく自然なことでした…。

ということで、まずはチーム選びのための情報収集せねばなりません。徒歩で練習に行かれる地元の野球チームは、3〜4つほどありましたが、案内のチラシやポスターをみると、「仲良く元気よく」とか「低学年・初心者歓迎」とか、似たような文言が並んでいます。

そこで実際にチームに参加してる保護者に人づてで話を聞いたりして、リアルな声を集めました。どのチームもチームプレイを大切にしているのは共通なのですが、勝ちにどこまでこだわるのか、指導者の一番大切にしていることは何か、遠征や行事は多いのか。チームのHPやFBなども覗いてみると、少しずつチームのカラーが浮かび上がってきます。

この地域には、市内大会で何度か優勝している強豪チームがあります。保護者に話を聞くと、「すごくやりがいがある。ただ指導は厳しく、ミスすると『今日は帰れ!』と言われる。レギュラー争いも激しい」とのこと。

うーん。うちには無理だな…

(・。・) ←おっとり型の長男の顔を思い浮かべる母。

とりあえず、通う小学校を拠点として活動している、「ひとりひとりがみんなのために」「一生懸命に」をスローガンに掲げている、穏やかそうな雰囲気のチームに体験に行くことに決めました。学校の仲良しくんたちもここに所属しています。

見学を申し込むと保護者代表の方から返信が来て「グランドでお待ちしています」とのこと。いよいよキュウヤのスポ少デビューです!

タナカユミ
ハナコママではものぐさママとしてお馴染みのライター。数年前までインドア派でしたが、今は子どもの野球はもちろん、プロ野球、社会人野球、高校野球の応援にもウキウキと出かけて行きます。いつか行きたいMLB観戦!