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保育士・河西景翔さんが答えます!慣らし保育はどんなことをするの?そんなお悩みにお答えします

2019.03.25
preschoolers

暖かい陽気が、春の訪れを感じさせるようになりましたね。

今年は、昨年同様に開花が早まるようです。

ただ、例年よりも花粉症がひどいようで、ちいさなお子さんをもつご家庭は、お子さんがアレルギーを起こさないためにも、帰宅したら、肌の出ている部分をしっかりと「拭く」または、「洗い流す」ようにしてくださいね。

さて、4月から職場に復帰し、慣らし保育を開始するご家庭も多いのではないでしょうか?

なんで慣れ保育なんかするの??

預けて会社にすぐ復帰したい!!

そんな悩みを抱えたお母さんが沢山いるかもしれません。

しかし、この慣れ保育が、保育園に預ける中で大切な段階の一つ。

だいたい7日〜10日にかけて、慣れ保育をするという保育園が支流です。

流れ的には、

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1日目…1時間くらい

2日目…お子さんの様子によって、昼前くらい

3日目…食事まで

4・5日目…午睡明け(15時)まで

7日〜通常。
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が理想の流れになっています。(幼児クラスの場合)

中には、転園してきて保育園に慣れている場合は、初日のみで、2日目からは通常ということもあります。

では、初めの1日目がどうして、1時間位なのか…

これは、保育園という場所は、親がお子さんを預けても、必ず迎えに来る安全な場所だと認識させる為なんです。

保育園に預けられる、けど直ぐに迎えに来てくれる。

このやりとりをすることで、子ども自身が

「保育園は、怖い場所ではなくて、待っていれば迎えに来てくれる場所。」

と自らの体験を通して学びます。

少しずつ時間を長くしていくのも、これらの背景が有ります。

そして、一番大切なこと。

乳幼児(0・1・2歳)の午睡中に起きる事故「SIDS(乳幼児突然死症候群)」は、過度のストレスから起こるともいわれていて、この4月の慣らし保育の期間が、一番危険だともいわれています。

その慣らしの中でも、最も危険なのが、慣らし保育の初日。

なので、初日は時間を短く設定しているということもあります。

0歳・1歳は、愛着を最も必要としている時期。

お母さんも、離れるときに後ろ髪をひかれのと同様に、子どもにも相当の負荷がかかっています。

復帰したら、すぐに「戦力」とされてしまうことが多い社会では難しさがありますよね。

社会で、もっともっと慣らし保育の大切さを訴えていけると、お母さんもお子さんも余裕をもって社会復帰ができるのですが…。

幼児の場合は、社会体験が乳児よりも身についているので、ストレスは減りますが…お昼寝は、なれるのに時間が本当にかかります。

まぁ、当たり前ですよね。

寝たくないのに、皆と同じ時間に寝かされて…なぜ???

と感じてしまうのも無理はありません。

あの、カーテンを閉めて暗くする雰囲気もどことなく…不安な気持ちになりますしね…現に、私も幼児クラスになっても昼寝は大嫌いでした。

実際に、現場で何度も慣らしの体験はしていますが、半年間おんぶをして寝かしつけていた子も何人かいました。

話は、戻りますが、もしお母さんに復帰に余裕があったり、周りに協力してくれる人がいるのであれば、私は長い時間をかけて慣らしを進めることをお勧めします。

また、短時間でなれさせたい!

そんな方も居ますよね。

そんな時は、事前に入園する保育園をお子さんと何度か見に行ってください。

「ここが新しい保育園何だよ」

「お友達がたくさんで楽しそうだね」

などと大人が声をかけると、お子さんは意味が分からなくても、心で感じ取ることができます。

在園している子に、声をかけたり、保育士に声をかけると、お子さんはその人の顔や声を認識し始めます。

そして、入園当初に慣れている顔の人がいると、精神的な負担も少しは軽減させられますし、保育園の場所も訪れている事によって不安を持たずに済みます。

お母さんも後ろ髪をひかれる思いで、お子さんを預けるかと思いますが、その思いをお子さんは、キャッチしてしまいますので、別れ際に引かれそうになっても、我慢です。

保育士にすべてを委ねてください。

そして、迎えに行った時は、お子さんに対して

・抱きしめて、安心感を与える

・待っていられて偉かったと褒める

保育園の初日は、親離れ・子離れの一歩。

皆さんの子育てライフが、楽しく過ごせるように、心より祈っています。

kawanishi_keito

河西景翔(かわにし けいと)さん・子育てアドバイザー
小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。
現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。