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サッカー親子応援記それも親がやるの…!? 少年サッカークラブと親の出番【親子でハマったJリーグ】

2019.04.02

Jリーグ サッカー親子応援記・21

この連載は……
ライターの坂田ジエイ子さんによる、「Jリーグ サッカー応援記」。子育てでつらい思いを抱えていた時期、「母親が笑っていれば子どもは幸せだ」という友人の言葉からサッカーに目覚めた坂田さん。東京在住でありながら、息子さんと一緒に、大阪拠点とする名門サッカークラブ「セレッソ大阪」のサポーターに。クラブへの愛から親子観戦の魅力についてまで、サッカーを応援する楽しさを綴ります。

この連載を初回から読む https://hanakomama.jp/topics/56174/


地域の少年サッカークラブってどう?

サッカー

こんにちは! 4月から小6となり、中学受験を控える息子は、今日もまた塾に缶詰です。明るい陽射しに照らされながら塾のビルに吸い込まれ、太陽の代わりにネオンが主役に躍り出て、しばらく経った頃にようやく外気に触れられる、そんな春休みを過ごしています。

「ここまで勉強したんだから今さらやめられない」といわば惰性で受験を覚悟した息子と、「やると決めたなら、期間限定で頑張るしかない!」と応援しつつも、大好きなサッカーを我慢しながら長時間勉強することに、ついかわいそうと思ってしまう私。前回は、そんな中途半端な気持ちで中学受験に挑む葛藤を書かせていただきました。

聞くところによれば、中学受験をやるかやらないかの判断は小6の夏が最後のタイミングだそう。それまでにこの宙ぶらりんな気持ちに終止符を打てるのか、今後も私の心の移り変わりをこちらの連載で書かせていただければと思います。

さて、今回は少年サッカークラブのメリット、デメリットについてお話させてください。息子の所属するクラブを中心に挙げさせていただきますが、これは小学校から予算の一部がおりる、地域の少年サッカークラブを指します。プロサッカーチームや民間企業によるサッカー教室とは異なることを前提に進めさせてください。

現在お子さんのサッカークラブをご検討中の方や、いずれ入れたいと思っている方のご参考になれば幸いです。

メリットは大きく分けて3つ!

まずは、地域の少年サッカークラブのメリットから。なんといっても、練習場が近い、練習時間が多い、そして月謝が安い! この3つは譲れないところでしょう。練習場はおもに小学校や同学区内の中学校の校庭なので、お友達と待ち合わせするなりして、親の送迎の手間が省けます。また、経済的な負担が軽い理由として、人件費がさほどかからないことが挙げられます。

指導者は有資格者にお願いするクラブもありますが、サッカー経験のあるパパがコーチを担ってくれることも多く、ギャランティは破格、もしくはボランティアとして請け負ってくれる場合が多いんですね。ご自分の時間を削って育成に力を注いでくれるのですから、本当に頭の下がる思いです。

そして、練習量の多さも特筆すべきこと。息子のクラブは練習日が週4日あります。対して、民間のサッカー教室ですと、あっても週2日といったところでしょうか。それはそもそもの役割の違いともいえると思います。息子の友人にサッカーがとてもうまい子がいるのですが、彼は、民間のサッカー教室でテクニックを教わり、地域のサッカークラブでそれを披露し、磨いています。

中学受験でいえば、地域のサッカークラブが集団塾で、そこでのレベルを維持するために、個別の塾(=サッカー教室)を併用するといった使い方なのだと思います。とはいえ、それはレアケースで、どちらかひとつに絞って通う子がほとんど。お子さんがとにかくボールにふれていたいならば地域のクラブを、テクニックを身に着けたいならサッカー教室を選ぶのがいいのかもしれません。

ただ、地域のサッカークラブも指導者によっては、かなりのテクニックを伝授してくれる場合もありますから、見学や体験などで様子を見られることをおすすめします。

では、デメリットは?

もちろん、デメリットもあります。ひとつは、先述したテクニック伝授につながるのですが、指導者の力量に差が出てしまうこと。民間のサッカー教室であれば、一定のレベルに達した方がカリキュラムに沿って指導してくれるのでしょうが、地域のクラブは基準があいまいだったりします。しかも、ボランティアの方の場合は、見てくれるだけでもありがたいのですから、こちらからもっとこうしてほしい、するべきだ、など偉そうなことは言えません。

息子のサッカークラブも、学年によってレベルの差があるようです。学年ごとに指導者がついていて、各々練習内容が異なることから、今年の〇年は、〇年よりうまいだの、〇年はこんな練習をしているのに〇年はこれだけだの、ママたちの間で噂が流れたりしています(笑)。指導者を選べないのがネックですね。

また、大きな負担となるのが親の出番です。息子のクラブですと、当番があり、怪我や急病など万が一の場合に備え、練習は必ず当番の保護者が立ち会うのが決まりです。平日練習、土日練習、試合とそれぞれに当番が組まれていて、順番にまわってきます。当たり前ですが、所属人数が少ないほど当番の回数は増えます。

お昼をまたいでの試合になれば、コーチの飲食を用意する場合もあり、必ず手作りでなければいけない、なんていう摩訶不思議なルールがあるクラブもあるとか。息子のクラブでいえば、試合当番になると子どもたちをまとめて連れて行くことも当番が担うので、試合会場が遠方ですと朝早くからになり、体力的に大きな負担となることもあります。

ほかに、祭りの出店といったイベント参加にも親が関わることが多く、心構えとしては、クラブとともに子どもを育てていく、と思ったほうがいいでしょう。うちはワンオペなので、私が100%関わっていますが、両親が交代でおやりになったり、サッカー好きなパパが趣味の一環として、積極的に携わっていたりします。

以上がデメリットとなりますが、働きながらですと大変だと思った方も多いでしょう。でも、ひとつ断言できるのは、かけがえのない思い出を作れるということ。来年の卒業を考えると、いまから号泣できちゃいますから! しかも、感慨深いのは我が子だけじゃありません。低学年からずっと一緒に戦ってきた仲間たち、彼らの成長もまた胸にこみあげてくるものがあります。

苦労を充実と置き換えれば、貴重な子ども時代に濃密な時間を過ごせて、さまざまなものを得られると思います。もしご興味があるのなら、今度の週末にでも体験されてみてはいかがでしょうか。

坂田ジエイ子
ananのオリジナルコンテンツweb「ananweb」制作スタッフ兼ライター。同じくセレッソ大阪サポーターでサッカー少年の小5長男、とにかくお出かけが大好きな小2長女を持つ二児の母。仕事の合間に、チームや選手名をハッシュタグ検索しては、ニヤニヤしている日々。趣味は他に嵐、バレーボール。愛猫2匹をモフモフする時間も宝物。


第20回 俺、辛い…中学受験の過酷な現実と親子の葛藤
第19回 2019年Jリーグ 初心者でも楽しめる最新トピックス
第18回 2019年Jリーグ始動!「初心者も楽しめる」開幕戦の見どころ
第17回 日本代表メンバーにJリーグ選手は何人? 初心者サポーターが思うコト
第16回 「長谷部誠選手のマインド」を嵐ショックの私がマネてみた
第15回 Jリーグ開幕1か月前、選手たちがしているコトに注目!
第14回 チケットはどこで買える? 初めてのサッカー観戦ガイド
第13回 Jリーグ、どのクラブを応援する? お気に入りの見つけ方
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第11回 ファスナー付きはNG…! キッズ向け「冬の防寒サッカーウエア」
第10回 寒い日の親子サッカー観戦は、あえて「部屋」をおすすめする理由
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第6回 試合後にはお楽しみも。サッカー日本代表戦の楽しみ方
第5回 あの頂上決戦から再び! セレッソ大阪vs川崎フロンターレ、アウェイ観戦記
第4回 柏スタジアムでの観戦をおすすめする理由は?
第3回 セレッソ大阪を好きになるきっかけとなったゲーム『FUJI XEROX SUPER CUP 2018』
第2回 大収穫の2日間。憧れの選手が息子に与えてくれたもの
第1回 育児の黒歴史を経て、セレッソ大阪に出会うまで

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