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おっとり男子の野球生活「少年野球はお金がかかる!?…」【スポ少ってこんなです 3】

2019.04.05

この連載は…

小学生になったら参加してみたいけど、スポーツ少年団(スポ少)ってなんだかちょっとハードル高い。特に少年野球は保護者も大変では? なんて声を時々耳にします。具体的にどんな活動をしているの? 雰囲気は? 親の当番は? など知りたいことがいっぱい。
ここでは野球少年を持つ母が、子の日常を通してスポ少への愛と矛盾(!?)を語ります。


おっとり型長男の、野球ライフが始まりました!

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入団したのは「一生懸命取り組む」ことをスローガンに挙げている、穏やかな雰囲気のチーム……のはずでしたが、入ってみると意外と大変!? それが母の第一印象でした。

( ;∀;) そもそも考えが甘いという説がありますが…

活動は基本的に土日の8:30〜12:00(試合や遠征時は〜17:00)ですが、当然のことながら集合時間厳守! 学校と同じように通院などやむを得ない理由以外では遅刻は許されません。欠席は出来ますが、事前連絡が必要になります。

我が家は学校から少し距離があったので、自転車で家を出るのは8時ぴったり。そんな早くもないのですが、慣れないうちは、準備に時間がかかるもの。まず、自宅を出る時、身に付けるものが

・ アンダーシャツ
・ 練習着上着
・ 野球用ソックス
・ 野球用ストッキング
・ スライディングパンツ
・ 練習着ズボン
・ ベルト

寒ければこの上にフードの付いていないウィンドシャツを着ます(なぜか野球母たちはこれを「シャカシャカ」と呼びます)。さらにスパイク、グローブをカバンに入れ、タオル、保冷剤、場合によっては軽食を持ち、バットを肩にかけ、2リットルの麦茶が入るジャグをぶら下げれば野球少年の出来上がり! おっと大切なチーム帽を忘れてはいけません。

低学年のキュウヤでも慣れるまでは準備に15分ほどかかります。後日このチームに未就学くんが入団してきましたが、彼のお母さんは毎週末、野球の支度を「着付け」と呼んでいました。

(*^_^*) 七五三!か? 

最初がややこしい気がするだけで、すぐに慣れ、自分で支度できるようになりますけどね。

少年野球はお金がかかる!?

身に付けるものがたくさんあるということは、野球を始めるのにお金がかかるのでは… と思われるかもしれません。どのスポーツもそうだと思いますが、こだわりを持って揃えればそうかもしれません。

キュウヤの属するチームの場合は、ユニフォームはレンタル、練習着はリサイクル(専用の倉庫にサイズ別にお古が管理されている)、バットとグローブは貸し出していましたので、実質、チーム帽子とスパイク、靴下・ストッキングなどの消耗品の購入のみで始めることが出来ました。練習着は買い足しましたが、合計1万円程度で始められたと思います。

ただ、グローブとバットはすぐに自分のものが欲しくなりました。野球を始めた子どもの誕生日プレゼントは、グローブかバットというのが多いかもしれません。上をみればキリがないですが、グローブもバットも子どもが欲しかったメーカーのものを1,5万円程度(グローブ)、1万円程度(バット)で購入しました。ポジションや身体の成長にもよりますが、一度購入すれば2〜3年程度は使えるのではないでしょうか。

ついでに諸経費について触れておきます。こちらのチームの場合、部費は半年で9000円(月々1500円)でした。その他に積立金や、試合の遠征費などが実費でかかりましたが、スイミングスクールの月謝が月5000円だったことを考えると、お財布に優しい気がします。(※ あくまでもキュウヤのチームの場合です)。

怪我をさせない練習メニュー。

さて、肝心の練習風景ですが、低学年といえども、集合後はきびきびと元気に、一生懸命グラウンドの準備(用具を揃えたり、ネットを張ったり)をしてから整列し、指導者とグランドに挨拶して、監督からのお話を聞いて、やっと準備体操。そしてキャッチボールという流れです。

シロウトの母は知らなかったのですが、キャッチボールひとつ取っても、球を投げる正しいフォームがあり、理想とされる捕り方があるようです。上手に投げること=上達ということだけでなく、少年野球においては、怪我をしない/させないフォームを教えるということに時間をかけているのだとか。

そのためには念入りな「アップ」と言われる基礎トレやストレッチがあり、体が温まりなめらかに動くようになってから、やっと「野球」の練習を始めます。そんな地味なメニューにも関わらず、さすが子ども! 身体能力はあまり高くないキュウヤでも、自分の出来るペースで体を動かすのは気持ち良さそう。何よりも友だちも頑張っているし!という感じですぐ馴染んだ様子です。

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スポ少=ボランティアが多い !?

多くのチームがそうかもしれませんが、このチームの指導者も現役・OBパパたちや、地元の野球好きオジサマです。部員35人に対し、10人ほどのパパコーチ(おじいちゃんコーチも)がいます。カリスマ性のあるプロの指導者は不在ですが、ベストな指導とは何かを常に考えていて、野球連盟が主催するさまざまな研修などにも積極的に参加し、指導法をアップデートしてくれていました。保護者の声にも耳を傾けてくれました。

少年野球団=ボランティア運営。これが良さでもあるのですが、監督・コーチの指導方針が保護者の持つイメージと違う場合、子ども・保護者が置いてきぼりにされてしまうケースはわりとよくあることかもしれません。

キュウヤのチームではプレイが下手でも一生懸命取り組んでいれば、厳しく叱責されることはなく、子どもたちはコーチを怖がることはありませんでした。しかし幾度となく、試合場などで、監督・コーチの怒鳴り声がかなり目立つチームを見たことがあります。ミスすると「帰れ」と怒鳴られたり、負けたら罰走があったり…。それはそれで選手本人と保護者が納得していれば、ありなのかも…。ただキュウヤには合わないな、と強く感じていました。

叱責され、敗北した悔しさをバネに立ち上がれる子どもと、自信を失って萎縮し、ますますプレイが出来なくなる子どもがいます。すべてのスポーツにおいてそうかもしれませんが、厳しい指導だけが子どもを伸ばすわけではないはず。保護者は自分の子どものタイプを慎重に見極めて、参加するチームを決めるのが大切だと思います。

それでも挨拶や礼儀、プレイに手を抜かない姿勢などは、しっかり指導されながら、子どもたちはチームに馴染んでいくようで、これは母としてはありがたかったです。

さて、キャッチボール、バッティングなど基本的な動きを練習した後は、子どもたちが大好きな試合形式の練習開始です。低学年だけで各ポジションに付き、外野にコーチも散らばって、オレンジボールと言われる低学年向きな球を使って、プレイボールです!

そつなくキャッチボールは出来ていたように見えたキュウヤは、ライトの守備に入りました。ピッチャーくんが振りかぶって球を投げると、1番バッターくんがかっこ良くバットを構え、カキーンというより、ポーンという感じで打ち上げました。

ライトフライだ!捕れる、捕れる!

ヽ(・∀・;) あれっ!

球はグローブをかすめて、地面を転がっていきました…。

ヽ(´—`)ノ うーん。難しい!

やっとのことで球を拾って、2塁に送球するも、ランナーはすでに3塁へ!

それでもキュウヤは思いっきり前向き。

(# ゚Д゚) 次こそ捕るぞ、バッチコーイ〜!

と、大声を張り上げて、気合を入れるのでした。

(〃∇〃) ←母 

いいでしょう、いいでしょう。強い気持ちで練習すれば、いつか捕れるようになるはず。

タナカユミ
ハナコママではものぐさママとしてお馴染みのライター。数年前までインドア派でしたが、今は子どもの野球はもちろん、プロ野球、社会人野球、高校野球の応援にもウキウキと出かけて行きます。いつか行きたいMLB観戦!



第1回 「まさかうちの子が野球チームに…!?」
第2回 「応援のテンションにビックリ!」


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