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【桜蔭中学・合格ママの体験記】うちの娘は「ゆとり世代」その実態に、焦り始めるママたち

2019.04.11

この連載は…
娘が、女子御三家と言われる名門私立中学・桜蔭に合格したママの体験記です。当初は中学受験なんてまったく視野に入っていなかった親子が、なぜ最難関に挑戦するにいたったのか。その軌跡をたどります。


受験

うちの娘は、悪名高い「ゆとり世代」。

「高学歴至上主義」の時代に育った私たち親世代は、ゆとり教育にはかなり抵抗があり、娘が幼い頃から、周囲には教育熱心な親が多かったように思います。
幼稚園時代から習い事は必須。幼児教育やそろばん、ピアノなど一週間が習い事でいっぱいになるお友だちもいました。

そんな中、うちの教育方針はまわりと逆行。幼稚園の頃は「習い事は一つ」と決めていました。分散するよりは何かひとつのことに集中させたいという考えがあり、また自由に過ごす時間をたっぷり持たせたいという思いからでした。
娘は喘息持ちでアトピーだったため、習い事は水泳に決め、週に2回ほど通っていました。

娘は運動神経がよいわけではありませんでしたが、コーチの話にはいつも集中して耳を傾けていました。言われたことはきっちり守って努力。プールから上がって家に帰る道すがら手の動かし方を練習していたり、土日は父親とよく市民プールへ通って自主的に練習したりしていました。
そのせいか、毎月行われる水泳の昇級テストでは一度も落ちることがなく、水泳のクラスはどんどん上がっていきました。一緒に通っていた友達のママたちにも驚かれ、「あんな子はいない。すごい」と感心され、ちょっぴり鼻が高かったことを思い出します。

水泳を続けながら、娘はゆとり教育まっただなかの地元の公立小学校へ入学しました。周囲の親は、ゆとり教育にますます危機感を覚えており、入学と同時に公文や学研、塾など、勉強系の習い事に通う子もたくさんいました。
入学してしばらく経ってからゆとり教育の実態に気づく、というのん気な私は、にわかに焦り始め、すでに勉強系の習い事に通わせていたママ友たちにリサーチ。折良く近所の四谷大塚の体験授業の開催日があり、受けてみることに。
四谷大塚の小学1年生の授業は、学校の算数セットの豪華版のような立派な道具を駆使し、少人数クラスで丁寧に教えてくれます。娘はいたく気に入り、体験学習の帰り道で「通いたい」と熱望していました。

娘の希望とリーズナブルな月謝(1万円を切っていました!)に惹かれ、ただただ、ゆとり教育をおぎなう目的のみで気軽に四谷大塚へ通い始めたのです。
まさかその6年後、女子校最難関の桜蔭中学を受験することになるとは夢にも思わず…!

つづく

葉月なつ
フリー編集者・ライター。空気を読みすぎて流されやすい、ブレブレな19歳の長女と、生まれた時から「俺は俺」という「俺道」を突き進むマイペースな12歳の長男を持つ2人の母。長女が3歳まで出版社勤務。0歳児から長女を保育園へ預けフルタイムで働いていたが、長女が精神的に不安定になり、長女が3歳になったときに退社。以後専業主婦となり、パート勤務のみで家中心の生活。家族の理解を得て、昨年フリー編集者・ライターとして再スタート。

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