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1日30品目は昔の話。もっと気楽に家族の食事を作りましょう。

2019.04.17

1日30品目は昔の話

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品数の多い料理を作ることが理想的で完璧な母親だと思っていませんか。
1985年に当時の厚生省(現厚生労働省)は、健康づくりのための食生活指針で「1日30品目を摂取すること」を目標に掲げました。
しかし、2000年にはこの標語は突如として削除されたのです。
この指針は15年間信じられていたのに、いつの間にかに削除されてしまっているから、いまだに信じている人も多いのではないでしょうか。
確かに品目数の多い料理は多くの栄養素が取れて体に良いですね。
しかし1日で30品目をしっかりとろうとすると、逆にカロリーオーバーになり適正体重を超えてします可能性があります。
また、家事や子育てや仕事で忙しい主婦にとって、1日30品目の料理を作るのは現実的ではありません。
新しい食生活指針は「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」となっています。
品目数ばかりに気をとられて自分を苦しめるのではなく、できる範囲でバランスの良い食事が作れるといいですね。

一汁一飯のすすめ

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私がおすすめしている食事が「一汁一菜」です。
もっと究極を言うと「一汁一飯」でもいいと思っています。
「一汁一菜」は主食に汁物一品とおかず一品の献立のこと。
「一汁一飯」はご飯と汁物だけ。
ただし、一汁一飯で注意したいのは、ご飯は玄米、汁物は具沢山であることです。
玄米は白米よりもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
玄米ご飯とたくさんの野菜や豆腐を入れた具沢山のみそ汁で、私達の体に必要な5大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル)をバランスよく摂取することができます。
ちなみに玄米初心者の方は、白米と玄米を半々にすると食べやすいですよ。
そもそも昔の日本人は、玄米とみそ汁とお漬物という毎日の食事で健康な体を手に入れていたのを考えると、一汁一飯がバランスのよい食事であることが分かりますね。
毎日の献立を考えるときに、玄米ご飯と具沢山みそ汁を基本に、それだけでもいいし、もう一品子どもと一緒に料理を作ってもいいし、時には買ってきたお惣菜をプラスしてもいいし、そう考えるととても気が楽になりませんか。

子どもと一緒に外食を楽しもう

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毎日パーフェクトな食事を用意するのは無理です。
忙しいお母さんが料理の時間を減らす方法として、外食や中食(総菜やお弁当などの調理済み食品を自宅で食べること)を利用するという方法もあります。
しかし、外食や中食を利用することに罪悪感を感じているお母さんも多いのではないでしょうか。
確かに外食や中食は塩分や脂肪分が多く、そればかり食べていると体に良いとは言えません。
また、濃い味付けの外食や中食に子どもが慣れてしまうと、子どもの味覚がおかしくなってしまいます。
一方で、たまに利用する分には食べなれた味以外の新しい味を知るチャンスとも言えます。
時には、子どもの好き嫌いを克服できる料理に出会えるかもしれません。
外食で美味しい料理に出会ったなら、家で再現してみるのも楽しいです。
何といっても調理や後片付けをしなくてよい分、子どもと一緒に遊べる時間が増えますよね。
外食や中食を利用した次の日の朝ごはんには、玄米ごはんと野菜たっぷりのお味噌汁を食べて、罪悪感ゼロで心も体もリフレッシュしましょう。

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阿知和 梨香(あちわ りか)

食育アドバイザー
子ども料理教室「食育クッキング」代表。大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、保育園で食育授業をしたり、自治体主催の食育講座の講師を務めたりと多方面で活躍中。
食育クッキングHP:https://shokuikucooking.jimdo.com/
食育クッキングInstagram:https://www.instagram.com/shokuikucooking/