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今の育て方で、子どもの未来は大丈夫!? 酒井レオの『お金に強い子どもに育てる方法』から学ぶ! 世界で闘えるスキルの育て方【後編】

2019.04.19

日本人の両親を持つ日系アメリカ人の酒井レオさん。裕福なユダヤ人のコミュニティで育ち、またエリート家庭の子どもたちが通う幼稚園に通ったことで、裕福な人がどのような教育を受けていたかをつぶさに見てきました。ご両親にも同じように育てられ、ワシントン大学卒業後、アメリカのメガバンク「バンク・オブ・アメリカ」で史上最年少にして「全米ナンバー1」の営業成績を達成。これもご両親のユダヤ式教育のおかげだといいます。

著書の『世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法では、レオさんが受けてきたユダヤ式教育を紐解きながら、今の子どもたちがこれから世界で活躍するために必要な教育とは何かが紹介されています。

一番のポイントは、「お金に強くなる」こと。前編に引き続き、それっていったいどういうことなのか、レオさんに聞いてみました!

問題が起こる前に解決法を知っておく。できる人とできない人の差はここ

――この本は、お金に強い子どもに育てる方法だけでなく、「子どもが夢中になっていることを絶対に妨げない」、「ささいなことでも子どもに決断させる」など、子育てで大切なことが全て書かれていますよね。わが家はもう手遅れですが、まだお子さんが小さいお母さんには早いうちに読んでほしいと強く思いました。内容が濃くてお得感もありますね(笑)!

酒井:1、2時間で読める内容ですし、値段も1500円。たったこれだけの時間とお金の投資で得るものは大きい。これを知っていると知らないとでは、お子さんの人生は大きく変わると思います。だから、子育て中のお母さんたちにはぜひ読んでほしいですね。

それと、まだ子どもがいなくても、これから子育てをする可能性のある若い女性にも読んでほしい。子どもが産まれる前から子育ての方法を知っておくことは決して無駄ではありません。

問題に直面してから行動を起こすのでは遅いのです。問題が起こってから解決法を探すのではなく、問題が起こる前に解決法を知っておく。できる人とできない人の差はここだと思います。

親は“子どもを信じて手放す”勇気が必要

酒井レオ

――本に書かれている子育て法は、日本人の私にはちょっとやりすぎかも?と感じるものもありましたが、それを徹底して継続できたご両親もすごいと思います。子どものほうも、反抗期や思春期になると、親のルールに反発するでしょうし。レオさんは反抗することはなかったのですか?

酒井:実は僕は、15歳から27歳まで反抗期でした。かなり無茶をして、親を困らせたこともたくさんあります。でも今になって、親は偉いなと思うのは、僕がいくらぶつかっていっても、常に正面から向き合ってくれたことです。実は8つ下の弟も、とてもいい子だったのに20代になって荒れたことがあるんです。その時母に、「心配じゃないの?」と聞いたら、「ちゃんと向き合って愛していれば、子どもはしっかり育つ」と言ったんですね。その時、親の“信じて手放す勇気”はすごいと思いました。

――それを聞いて少し安心しました。本を読んで、もしレオさんがあの本のとおりに完璧に育ってきたのだったら、「特殊な家庭の子のお話でしょ、うちでは無理」と共感できなかったかもしれない。でも、たくさん失敗や後悔もあった上で、あの本をお書きになったんですね。

酒井:失敗だらけですよ。失敗があるから成長できる。僕は、失敗するとワクワクするんです。どうやって解決してやろうと考えるのが楽しくて。

お母さんの強さが世の中を引っ張っている

―――お父さんよりも、お母さんに読んでほしいのはなぜですか?

酒井:どこの国も、コミュニティも、強いところって女性がしっかりしているんです。女性の強さが世界を握っている。中でもお母さんがポイントです。お母さんの強さ、賢さ、鋭さが世の中を陰で動かしている。お母さんが笑顔でいれば家庭はハッピーだし、子どももハッピーになる。家庭がハッピーなら世の中もハッピー。だからお母さんに元気になってほしいんです。

――今からでも間に合いますかね……。

酒井:人生は永遠の勉強です。勉強し続けるからこそトップでいられる。勉強をやめた人は絶対に負ける。何をするにも、遅すぎることはないと思います。

――少し安心しました。うちも、今日帰ったら、子どもにお小遣いを与えないことから始めようと思います(笑)。今日はありがとうございました!

酒井レオ
酒井レオ
[教えてくれた人] 酒井レオ(さかい れお)さん 元バンク・オブ・アメリカ ヴァイスプレジデント
ニューヨークで生まれ育った日系アメリカ人。日米両方の文化に影響を受けて育ち、世界のトップエリート教育を知り尽くした人材育成のプロ。29歳のとき、バンク・オブ・アメリカにて史上最年少で営業成績No.1を達成。その後、世界基準のリーダー育成機関「PYD」を設立し、人材育成・教育の世界に転身を果たす。
現在は、子育て分野にも進出し、AI時代に適応したSTEM・STEAM教育の普及に力を注いでいる。詳しい活動内容は、下記まで。
PYDJapan公式ウェブサイト  http://www.pyd.jp
文○石井栄子