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【働くママ対談 おかざき真里×かわどうこゆき】料理に力を入れるきっかけは「かしましめし」でした ~Part2~
2019.05.28 by 木村 一実 木村 一実

【働くママ対談 おかざき真里×かわどうこゆき】料理に力を入れるきっかけは「かしましめし」でした ~Part2~

今回、働くママ同士で対談をしていただいたのは、月9ドラマにもなり大ヒットした「サプリ」で、仕事や恋を楽しむ女性の繊細な心情を表現し、また最近では空海と最澄の生涯を激しく美しく描く「阿・吽」が大好評を呼んでいるマンガ家のおかざき真里さん。一方、ハナコママでの連載にもファンが多く、お弁当を作るママたちの間でも話題となっているコミックエッセイ「毎朝、悩まない! ちゃちゃっと弁当」の著者かわどうこゆきさんのおふたりです。

おふたりの共通点はマンガ家であること、そしてハナコママ読者のみなさんと同じ“ママ”であること。おかざき真里さんは3人の、かわどうこゆきさんは2人のお子さんのママでもあります。

かわどうこゆきさんがハナコママ読者にもぜひおススメしたいのが、おかざき真里さんの「かしましめし」だとか? 働くママであるおふたりの対談Part2をお届けします。

Part1はこちら

結局、3人とも0歳での保育園入園はできませんでした

1IMGP9378 (1)(左)おかざき真里さん、(右)かわどうこゆきさん

――こゆきさんはお子さまが産まれてからマンガ家に、おかざきさんはマンガ家としてバリバリお仕事をされている中お子さんを出産されていますね。

かわどうこゆきさん(以下、こゆき):私はひとり目が産まれた時はまだマンガは描いておらず前の仕事をしていました。自宅でできる仕事でしたがすごく大変だったのを覚えています。

おかざき真里さん(以下、おかざき):私は「サプリ」というマンガの連載前後に3人を出産しました。でも、3人とも0歳で保育園に入れなかったんですよ。一番上の子はとうとう最後まで入れませんでした。

こゆき:そうなんですか!

おかざき:いつまで待っても保育園に入れそうになかったので、2歳からプレ保育がある幼稚園に通って、結局は3歳でその幼稚園に入園しました。毎日お弁当だったので大変でしたよ。だから、こゆきさんの“お弁当本”はそのときに欲しかったー! と思いますね。

しかも、子どもが3人とも別々の食べ物アレルギーだったんです。外食も難しかったですしスーパーに行っても使えない食材が多かったりだったので、料理は頑張る予定はなかったんですが、せざるを得ない状態になってしまいました。

こゆき:今回のエッセイ本を描くときに少し勉強したのですが、小麦と大豆のアレルギーだと、中には醤油すら使えない人もいるそうですね。

おかざき:そうなんですよ。だから、色々と工夫しましたね。これは神様から、掃除が大の苦手な私に「それならば料理を頑張れ」と言うお言葉だと思って、あきらめて料理の方を頑張りました。

こゆき:お子さまが生まれるまでは、お料理はあまりされなかったんですか?

おかざき:はい、それまでは一切しませんでした。でも臨月に入ったあたりで少し手持ち無沙汰になったので、初めてちゃんとお料理してみたんです。そうしたら、そこまで苦ではなくて、そのあたりからですね、きちんと料理をするようになりました。だからお料理が苦手だわ……と思っているお母さんも大丈夫、自信を持ってください!

朝ごはんをちょっとしたコツで豪華に見せる!

こゆき:SNSに朝ごはんやお料理がアップされているんですが、料理をしていなかったとは思えないくらい上手で美味しそうですよ。

おかざき:それはね「かしましめし」という料理の連載をしようと思ったときに、何にもやっていない人間が描いたマンガだと、あまりにも読んでくださる皆さんに申し訳ないと思って頑張ってアップしているんです。

こゆき:どれも美味しそうで、特に、朝ごはんはすごく豪華ですよね。

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おかざき:コツと言うには申し訳ないですが、朝ごはんを豪華に見せるポイントは、前の晩ご飯のおかずやその日の朝作るお弁当のおかずを朝ごはんに反映させることです。朝、お母さんたちは本当に忙しいので、前の晩ご飯準備の時に多めに野菜を切っておいて、夜はマリネにするけど朝は彩で添えるとか。少しサラダを多めに作っておくとか。晩ご飯のときに次の朝のことをちょっと考えて作っておくと、朝の手間が各段に違います。

あと、これはテレビで見て実践しているんですけど、お味噌汁を毎朝口にするようになってから、野球の弱小チームが全国大会に出たというのを見て「あ!お味噌汁だ! 」と思い、なるべく欠かさず出しています。そこに目玉焼を足すだけでも、朝はめっちゃ豪華に見えるんですよ。

こゆき:なるほど! その法則でいくと、お弁当用にも前日の夜のおかずなどを反映させるのはおススメですよ。例えばうちはハンバーグの時など、お弁当用にもたくさん作って冷凍しています。

おかざき:ハンバーグは良いですよね。うちなんてお弁当サイズのものを20個くらい作って冷凍しちゃいますが、土日に3人ともお弁当となるとあっという間になくなります。ひき肉2kgがあっという間に。

こゆき:2kgはスゴイですね!

私は「かしましめし」を読んで、その中のレシピでよく作るんですが、味もすごく美味しいんですよね。

おかざき:ありがとうございます! 「かしましめし」のレシピは、普段家で作っているものが中心なんです。子どもたちに作っているものも多いですよ。まず子ども3人アレルギーなので、ポイントは分けて作ることができるもの。例えば「ホイル包み」と「餃子」のように、ひとつ作れば違うメニューにも変化させられるというものを意識しています。

こゆき:お子さんによって分けるという意味があったんですね。

おかざき:そうなんです。ミネストローネを作ったら、それでラーメンも作れて卵でもとじることができて……というように、アレンジできるものが多いですね。

働くママにおすすめしたい!「かしましめし」は子ども向けメニュー満載

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こゆき:「かしましめし」は、ハナコママ読者のお母さんたちにピッタリだと思うんです! この調味料を入れなければ子どもも食べられるよ、という内容だったり、パーティーメニューだったり。

おかざき:うちで作った料理がそのまま出ていて何だか申し訳ないのですが、アレンジができるようにする点などはアレルギーを持つお子さんのママにも少しはお役に立てるかもしれませんね。

こゆき:なにより、子どもたちがどれも美味しい美味しいって食べてくれて、すごく好評なんですよ。「かしましめし」の読者さんは働く方も多いと思いますが、こう考えるとやっぱりお母さんたちにもぜひおススメしたいですね。

おかざき:さらに「かしましめし」が働くお母さんにおすすめなところがあって、仕事帰りにコンビニに寄るだけでもできる料理が多い点なんです。以前にマンガ家さんの間で盛り上がったのは、SNSで誰かがバターチキンを作ったという話が出たんです。「え? マジで? バターチキンなんて自宅でできるの? 」と教えてもらったらすごく簡単で、カレーの粉さえあればあとはコンビニにある材料でできたんです。

それは仕事帰りにサッと買い物してからでも家で作れるようなものを描こうと思ったきっかけのひとつでもあります。働くお母さんが、仕事帰りにコンビニに行けば手に入る材料で作ることができるのは嬉しいんじゃないかな? と思います。

こゆき:簡単な材料で、工程も少ない! そして美味しい!

おかざき:そして何品も作らない!(笑) なるべく一品で色んな栄養を摂ることができるものもママには嬉しいと思います。こゆきさんのお宅もそうですが、ハナコママの読者の皆さんも、子どもが小さいとやっぱり日々が本当に大変だと思うので。

でも、食べることに関して子どもが大きくなってきて一番感じるのは、食事をみんなで摂る機会がほとんどなくなってしまったこと。習い事や部活などが入るとみんな食べる時間がバラバラで、土日も試合とか友達と遊びに行くとか、何かと忙しくて。出来立ての温かいものを食べてもらえる期間は案外短いんだなと最近とても思うので、できるだけ出来立てを、できるだけ家族みんなで食べてもららえる時間は大切にしたいですね。

「カワイイ」「楽しい」はママにとって大切!

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おかざき:こゆきさんの今回の書籍の写真は、同じようなライティングで毎日ご自分で撮っているんですか?

こゆき:自分で撮ったのもありますが、表紙などはスタジオでお弁当を作って撮っていただきました。娘のリクエストはいつも「カラフルじゃなくて良いからお肉を入れて欲しい! 」なのでそうするのですが、これじゃ映えないのに……と思いつつ写真におさめています。

おかざき:私も娘のお弁当をときどき撮っていて、今日の朝も撮ってきたんですよ。

2撮影:おかざき真里さん

朝焼いたお肉をハンバーガーにして、試合の時にも食べられるように包むだけ。カワイイおにぎり包みを準備しておけば楽ですよ。あとは適当にフルーツを入れるだけ。

1撮影:おかざき真里さん

一同:カワイイー!

おかざき:ウサギのごみ袋もカワイイでしょ。ゴミを入れて結ぶと耳になるんです! 場所も取らないし、きちんと縛って持ち帰りますし、何よりカワイイのが一番です。

こゆき:カワイイものが周りにあると、作る側も子どももテンションが上がりますよね。大切なことだと思います!

おかざき:この包み紙はカワイイ上に食べやすいのでさらに喜んでくれています。あとは、このケースはシリーズの一番小さいタイプで少し多めに買ってあります。たとえ前日に出すのを忘れて洗っていなくても、代わりがあればガミガミ怒らなくて良いように。

何事もですが、毎日繰り返す家事や子どものことは少しでもストレスがかかるのを減らすためにも、まずはママが「カワイイ」や「楽しい」と思う気持ちは必須ですね!


作品には、日頃のお子さん達との関わりが重要な要素となって反映されているよう。そんなおふたりの作品を、あらためて読み返してみたくなりました。何ごとも最終的には楽しんでいるおふたりの子育て話、笑いの絶えない対談はPart3へと続きます。
 

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超実践的コミックエッセイ
『毎朝、悩まない! ちゃちゃっと弁当』
かわどうこゆき 著
2019年2月28日(木)発売!
定価: 1100 円(税別)
https://www.amazon.co.jp/dp/483873039X

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おかざき真里

月9ドラマにもなった、広告代理店での自身の経験を元に描く「サプリ」の連載中に3人のお子さんを出産。子どもとの日常を描いた育児マンガ「ひねもす暦」は、ほんわか、ホロリなエピソードや「あるある!」という共感ポイントがいっぱい! 最近では最澄と空海の生涯を豪快に描く「阿・吽」が話題を呼んでいる。

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かわどうこゆき

Hanakoママウェブでの連載中、4万人が「いいね! 」したことでも話題を呼んだ、超実践的コミックエッセイ「毎朝悩まない! ちゃちゃっと弁当」の著者。「簡単に彩りがよくなる!お弁当4原色」や「これだけ覚えれば弁当ができる! 厳選ド定番おかず12品」など気軽に作れる内容のお弁当本が人気。女の子2人のママでもある。

Part1はこちら:【働くママ対談 おかざき真里×かわどうこゆき】マンガ家とママを両立させるコツはなんですか? ~Part1~

文・写真◯木村一実
木村 一実

木村 一実フリーライター

小学生男子2人のママ。ハナコママをはじめ、子どもやアート、インテリアなど暮らしに関する媒体で執筆中。子ども中心の暮らしをいかに楽しむかがもっぱらの課題。面白いことや美味しいものを常に探しています!

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