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愛情の深さは、一緒にいる時間の長さや手の込んだ料理だけじゃない【ママの読書】

愛情の深さは、一緒にいる時間の長さや手の込んだ料理だけじゃない【ママの読書】

こんにちは、ライターの藤沢です。
本の中で見つけた、「これはほかのママと共有したい!」と思うフレーズを紹介する「ママの読書」。

今回は、音楽家であり、トイ楽器やアコーディオン奏者としてハナコママのイベントにも参加してくださったことのある良原リエさんの「まいにちの子そだてべんとう」(アノニマ・スタジオ)です。

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良原リエさんが、4〜6歳まで毎日作り続けたお弁当を紹介したこの本は、お弁当の写真とそのころに感じたエピソード、そして簡単に作れるおかずやおやつのレシピと、子育てにまつわるコラムから成っています。

夏休みの間にぐんと背が伸びて、大きくなった息子。父さんも母さんも働きづめで、家族の時間はちっともなかったけれど、他の大人との時間の中から、私たちがすべてじゃないこと、私たちがいつも正しい訳でもないことを知るいい機会になったと願う。小さな頭と心で、それを感じてくれていたらいいなと思う。

『まいにちの子そだてべんとう』p34より引用

このサイトに来てくださっている方の多くは、働くお母さんでしょうか。
子どもを預けて働くことに、少なからず葛藤や迷いを感じたことがあるかもしれません。
良原さんのこの言葉には、一緒にべったりと過ごすだけが子どもを愛するわけではないこと、愛情に満ちているからこそ、ときに子どもを信じて手放す大切さも必要なことに気づかせてくれました。

「おべんとう」と聞くと、毎日作る環境にない人は、少し縁遠く感じてしまうかもしれませんが、この本は「レシピ本」というよりも、食を通じた子育てのアイデア本、といったほうが近い気がします。

とはいえ、もちろんレシピもお役立ちです。
お弁当にぴったりのおかずは、時間がたってからでもおいしいものばかり。だから、忙しいときの常備菜や時短ごはんとしてもうってつけなんです。帰宅後10分で作れる「長いものカレーソテー」や、これひとつでごはんが進む冷蔵庫の必需品「なめたけ」など、時間をかけずに豊かな食卓をサポートするヒントが詰まっています。

忙しくて、子どもにゆっくり構ってあげられていないな。
毎日のごはん、もっときちんと作ってあげたいのに。

そんな思いのため息が出たときは、ぜひこの本を思い出してみてください。

愛情をかけるって、実はシンプル。
きっと、ホッとできると思います。


『まいにちの子そだてべんとう』
良原リエ・著
アノニマ・スタジオ 1500円(税別)

藤沢あかり

藤沢あかりライター

編集者・ライター。メーカーでの文具や雑貨の商品企画を経て、雑誌編集者の道へ。出産を機に独立し、現在は一姫二太郎の子育てに奔走しつつ、暮らしまわりを中心に編集・執筆を手がける。Hahakoママ本誌では「012(オイッチニー)」「働くママを悩ませる100の事象」を担当中。instagram.com/akari_kd

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