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本当のところ、何がどう変わるの? 2020年の教育改革で小学校はどう変わる?【後編】

2019.04.30

知りたい!2020年の教育改革で小学校はどう変わる?【後編】

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Q 学校の授業はどうなるの?

子どもたちが「どのように学ぶか」も重視して授業を改善します
「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)の視点から授業が改善されます。実は、このような授業改善はすでに進んでいます。私の子どもの小学校の授業公開でも、話し合い活動やパワーポイントを使ったプレゼンテーションに子どもたちが取り組んでいて、とても活気がありましたよ。もちろん先生が子どもたちに話す場面も多くありますが、子どもたちが受け身ではなく能動的に話を聞けるよう、子どもたちの心を惹き付ける工夫が先生によってなされているのが伝わってきました。また、地域の方々をゲスト講師に招くなど、地域との連携にもさらに力を入れていきます。

教育

Q プログラミング教育って何をするの?

世の中のしくみを動かしているプログラミングという存在を知る
今日、コンピュータは生活の様々な場面で使われていますが、コンピュータを適切に、効果的に活用するためには、その仕組みを知ることが重要です。このため、小学校でプログラミング教育を必修化し、算数や理科、音楽など様々な教科等で、プログラミングの要素を取り入れた授業を行います。コンピュータに命令を与えるプログラミングを体験する中で、子どもたちは、身近な生活の中でコンピュータが活用されていることに気づくはず。
また、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力、つまり「プログラミング的思考」を子どもたちが育むことも目指します。

教育

Q 英語は具体的にどう変わるの?

3・4年生は英語に慣れ親しみ、5・6年生は教科として学ぶ
今後、外国語によるコミュニケーション能力は、外国語を使う仕事に就いていなくても、人生の様々な場面で必要となるでしょう。小学校では、これまでも5・6 年生で、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむための「外国語活動」が行われていましたが、2020年度からは3・4年生で外国語活動を行い、5・6 年生では教科として「外国語」を学びます。英語を用いた言語活動を通して、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4 技能をバランスよく学びます。

Q 家庭ではどんな準備をすればいいの?

基本的な生活習慣が大切 入学後は学校の話をたくさん聞いてあげて
お子さんの発達に合わせて基本的な生活習慣を身につけるようにすることが大切です。ひらがなや足し算引き算などの勉強は、無理に先取り学習しなくても学校できちんと教えますので、安心してください。英語教室やプログラミングの教室も同様。お子さんが楽しんで通うようであれば体験させてあげればいいでしょう。お子さんが小学校に入学した後は、ご家庭で「今日どんなことを習ったの?」と、お子さんに学校のことを聞いてあげてください。習ったことをアウトプットすることも、学びの定着につながります。家庭での会話が多いなど、保護者の働きかけがある子どもは学力が高いという傾向が調査※からもわかっているんですよ。

※平成29年度全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究
教育
平 千枝

[教えてくれた人]文部科学省 初等中等教育局 教育課程課専門官 平 千枝さん

3歳と小学1年生のママ。育児と仕事の両立に奮闘中。新しい学習指導要領を広くママたちに伝えたい!

イラスト○熊本奈津子 取材・文○石井栄子、中村亮子