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気になる食品添加物。食べても良いの?体に悪いの?

2019.05.15
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子育て中のママ達は、子どもに食べさせる食品はなるべく食品添加物が入っていないものが良いと思っている方も多いのではないでしょうか。
食品添加物を摂取しても良いのか悪いのか、気になりますよね。
そこで今回は、食品添加物の基礎知識と食品添加物との付き合い方をお伝えしようと思います。

食品添加物の基礎知識

食育

食品衛生法では、「食品の製造過程または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの」と食品添加物を定義しています。
食品添加物は、①「指定添加物」、②「既存添加物」、③「天然香料」、④「一般飲食添加物」の4種類に分類されます。②~④の3つが、いわゆる天然添加物で、例えば着色の目的で使われる果汁や紫蘇の葉なども食品添加物として扱われています。

日本の食品添加物の数は世界と比べて多い!?

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日本の食品添加物の数は、指定添加物が455品目、既存添加物が365品目、天然香料が約600品目、一般飲食添加物が約100品目あります。
時々、日本の食品添加物の数は諸外国と比べて圧倒的に多いという記事を見かけますが、単純に数だけを比べることはできません。
なぜなら、諸外国と日本では食生活の違いや制度の違いにより、食品添加物の定義や分類が異なるからです。日本で食品添加物として定義されている物質が海外では含まれていなかったり、日本では個別に指定されている添加物が、海外ではまとめて1品目とされていたりすることもあるからです。

食品添加物は食べても安全なのか?

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食品添加物の安全評価は、内閣府に設置されている食品安全委員会が行っています。
安全性の評価方法は、動物実験による科学的なデータに基づき、食品添加物ごとに無毒性量(有害な影響が見られなかった最大量)を算出します。さらにそこに安全係数1/100をかけて、人の健康への影響がないとされている一日摂取許容量(ADI)を出しています。
各食品添加物はこの一日摂取許容量(ADI)を超えないように使用基準が設定されているのです。

暮らしの中の食品添加物

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私たちが毎日の生活で手軽に食品を手に入れることができるようになった背景には、食品添加物が大きな役割を担っています。
保存料は、食品の腐敗や変敗を防ぐことができ、産地や地域に関係なく食品を流通させることを可能にし、さらに食中毒の予防にもつながっています。
スーパーマーケットから食品添加物が使われているものを取り除くとどうなってしまうでしょうか。野菜、果物、肉、魚、米、牛乳以外の売り場はスカスカの状態になってしまうかもしれませんね。
食品添加物は豊かな食生活の手助けになっていることは確かなようです。

自分自身で考えて正しい食を選択しましょう!

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色々な情報が溢れるこの世の中で、食品添加物に全く関心を持たない若者や大人もいる一方で、必要以上に怖がりすぎている人も多いように感じます。
私は、以前食品メーカーで商品開発をしていましたので、加工食品にどんな種類の食品添加物がどのくらいの量入っているのかを良く知っています。
スーパーで調味料や食品を選ぶときには、まず原材料表示を確認して食品添加物が入っていないもの或いは少ないものを選ぶようにしています。
家族の食事は、新鮮な野菜を多く使ったバランスの良い料理を手作りすることを心がけています。
たまに惣菜を利用する時には、地元のおばちゃんが手作りしているお惣菜屋さんになるべく行きます。
しかし、加工食品や冷凍食品に頼ることもあります。時には子どもと一緒にファーストフードを食べることもあります。
食品添加物はなるべく取らないように心がけながらも、国がしっかりと安全性を確認していることも知っているから、過剰に気にすることはなく、仕事で忙しい時や疲れた時には程よく頼っています。
これが私の食品添加物との付き合い方です。
毎日の食生活を楽しく豊かなものにするために、みなさんも正しい知識を得た上で、自分なりの判断基準を設けて、おおらかな気持ちで毎日の食生活を送ってみてはいかがでしょうか。

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阿知和 梨香(あちわ りか)

食育アドバイザー
子ども料理教室「食育クッキング」代表。大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、保育園で食育授業をしたり、自治体主催の食育講座の講師を務めたりと多方面で活躍中。
食育クッキングHP:https://shokuikucooking.jimdo.com/
食育クッキングInstagram:https://www.instagram.com/shokuikucooking/