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保育士・河西景翔さんが答えます!幼少期の子どもの能力を伸ばすには、「○○」がおすすめ!〜室内あそび編〜【教えて!ケイト先生】

2019.05.22

この連載は……
Hanakoママwebで「働くママのカウンセリングルーム」を連載中の、子育てアドバイザーで保育士の河西景翔さん(ケイト先生)が、保育園との上手な付き合い方やお家でできるカンタン遊びの紹介など、保育士の視点からママに役立つ情報を発信します。


紙遊び

こんにちは。河西です。
最近、「幼児期ってどんな遊びが必要なんですか?」と相談をいただきます。
今回は、私がオススメする子どもの能力を伸ばす遊び「外遊び・室内あそび」をご紹介します。

〜室内編〜

室内で行う遊びで、私がおすすめなのは、ズバリ「折り紙」。
折り紙といえば、昔から楽しまれている伝承遊びですね。
この「伝承」と言われるものにキーワードが隠されています。伝承遊びというものは、今の時代まで受け継がれてきた「背景」があります。この折り紙もそのうちの一つなのですが、折り紙遊びに含まれる子どもの知育とはどのようなものかをここでは、解明していきたいと思います。

「先ずは触れる事を楽しむ」

折り紙に興味を持ち始めたら、先ずは触れさせてみましょう。丸めたりちぎったり…様々な行動にでる子もいるかも知れませんが、「折り紙」だから折る物とは限りません。先ずは、其の物に興味を示して自由に遊ばせるところからがスタートです。

「1枚の紙の変化を楽しむ」

大体、3歳を過ぎると子どもは、ちぎる丸めるから次の段階へと移行していきます。
そこから「折る」という行為に変化していくのです。1枚の紙が、財布になったり、動物になったり、様々な変化をすることに子どもたちは、興味や関心を示すでしょう。そして、自らも「やってみたい・おってみたい」となるわけです。

「基本的な折り方をしっかり教えるのがポイント」

折り紙には、4つの基本動作があります。
「やま折り」
「たに折り」
「じゃばら折り」
「ざぶとん折り」
これらがどのような「折り方」なのかをしっかりと子どもたちに理解させていくことが大切です。折り方を理解すると、こちらが示した声掛けによって、「やま折り=このように折ればいい」となり、大人が必要以上に声をかけなくてもスムーズに折れるようになります。

「同じものを何度も折るのは頭の中で、整理をしたいから」

一度折り方を覚えると子どもは何度も同じものを作ります。この背景には、折り順を頭の中で一旦整理をして、身体(指)で覚える。覚えるまで折り続ける。なので、この時に絶対に言ってはいけない言葉は「違うのも折ったら?」「また、それ折ったの?」などです。お子さんが折るのをそばで見守りながら、違うものを折りたいと興味を示したら、そばで折り方を教えてあげてください。

「折り紙は積み重ねの遊びである」

さて、ここで話をしてきたように、折り紙というのは、その日急に覚え楽しむものではありません。小さな頃から触れて、興味を示し、折り方を覚えていく、積み重ねの遊びです。簡単なものから始めて行き、成功(完成)体験を繰り返すと、自信がつき、最終的には、大人も驚くようなかなり複雑なものまで折れるようになります。

折り紙をすることで「集中力」と「手や指の力」を伸ばすことができます。
この集中力ですが、小学校の授業45分を椅子に座っているのが難しい子が増えていると言われている昨今、この折り紙をすることで「座ること」や、「長時間の集中力が養えた」などの話も耳にします。また、ここであげた「手・指の力」ですが、手先が不器用な子は、ハサミがうまく扱えなかったり、ボタン嵌め、ハンカチを畳むということが苦手です。しかし、この折り紙というのは、そうした手先の器用さを養うこともできます。折り紙を通して、細かな作業の力加減を体得し、手先が器用になったという話も聞きます。特に、2歳児後半のお子さんには、こうした手先の運動を入れた遊びをすると、脳の発達を促し「巧緻性」が養われます。
 
ただ遊ぶだけではなく、しっかりと意味を持つことで、子どもの能力を伸ばすことができます。伝承遊びが現代に引き継がれている背景には、このような意味を持っているからなのかもしれません。ぜひ、参考にしていてくださいね。

外遊び編はこちら

過去の記事はこちらから
https://hanakomama.jp/keywords/counseling-45466/

kawanishi_keito

河西景翔(かわにし けいと)さん・子育てアドバイザー
小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。
現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

http://s.ameblo.jp/chloe69/
「ほいくらいふ」でも連載中!


ケイト先生と星山麻木先生が答える、ママのお悩み相談「ママのためのカウンセリングリーム」
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