絵本特集2 「やってみたい!」が広がる。子どものやる気を応援する絵本
どんな本をどんなふうに? 絵本の読み聞かせQ&A
絵本の読み聞かせ、みんなはどうしてる? Hanakoママ読者の疑問にお答えします!
Q:チャレンジする気持ちを応援したい
写真左から『ぎょうざのひ』、『そおっと そおっとね』、『ちいさいわたし』
A:主人公の気持ちになって「やってみたい!」が広がります。
読み聞かせでは、子どもたちは主人公に自分を重ねて、さまざまな経験ができます。「家族みんなで食べる楽しさを伝える『ぎょうざのひ』や、『そおっと そおっとね』のような成功体験のストーリーなら、自分もやってみたい! という気持ちを応援することができますね」(兼森さん)。いっぽうで、できないもどかしさを描いて、ゆっくり大きくなればいい、と伝える『ちいさいわたし』は、ママが見守る大切さも教えてくれます。
『ぎょうざのひ』作/かとう まふみ 偕成社 1000円
今日はギョウザの日。子どもたちは競うように皮を包み、家族みんなで笑って食べる。ウチも作ろうか、と会話が弾みそう。
『そおっと そおっとね』作/たんじ あきこ ほるぷ出版 850円
そっと運ぶのは、ふつうに運ぶよりずっと難しい。絵本の女の子が成功したら、今度は「そおっと運ぼうか?」と誘ってみて。
『ちいさいわたし』作/かさい まり 絵/おかだ ちあき くもん出版 1200円
やりたいと思っても、まだ小さくてできないことも。成長の過程をやさしく見守る姿は、ママにとっての気づきにもなりそう。
絵本のQ&Aはまだまだ続きます。お楽しみに!
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[絵本を選んだ人]
兼森理恵さん〇丸善 丸の内本店・児童書担当
児童書担当歴16年。新規店舗の立ち上げのほか、店内のフェアやサイン会などオリジナリティあふれる企画を多数手がける。
兼森理恵さん〇丸善 丸の内本店・児童書担当
児童書担当歴16年。新規店舗の立ち上げのほか、店内のフェアやサイン会などオリジナリティあふれる企画を多数手がける。
宮本博美〇「mamaʼs STORY」担当編集
読み聞かせをした後、ぬくぬくのベッドの誘惑に勝てず寝落ち、という魔のサイクルから何年経っても抜けられません!
※価格はすべて本体価格。別途消費税8%がかかります。
写真◯森山祐子 編集・文◯宮本博美
(Hanakoママ38号より)
写真◯森山祐子 編集・文◯宮本博美
(Hanakoママ38号より)