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【働くママ対談 おかざき真里×かわどうこゆき】マンガ家とママを両立させるコツは何ですか? ~Part1~

2019.05.23

今回、働くママ同士で対談をしていただいたのは、月9ドラマにもなり大ヒットした「サプリ」で、仕事や恋を楽しむ女性の繊細な心情を表現し、また最近では空海と最澄の生涯を激しく美しく描く「阿・吽」が大好評を呼んでいるマンガ家のおかざき真里さん。一方、ハナコママでの連載にもファンが多く、お弁当を作るママたちの間でも話題となっているコミックエッセイ「毎朝、悩まない! ちゃちゃっと弁当」の著者かわどうこゆきさんのおふたりです。

おふたりの共通点はマンガ家であること、そしてハナコママ読者のみなさんと同じ“ママ”であること。

おかざき真里さんは3人の、かわどうこゆきさんは2人のお子さんのママ。マンガ家という仕事をしながら家事も育児もこなす中での息抜きは、出会いのきっかけにもなった意外なものでした。おふたりの日常が垣間見える対談、Part1をお届けします。

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(左)おかざき真里さん(右)かわどうこゆきさん

出会いは麻雀! ママにとって息抜きは必須条件です!

――おふたりは以前からお知り合いなんですね。

おかざき真里さん(以下、おかざき):SNS上では交流がありましたが、会うのは2回目ですね。9年ぶりくらいです。

かわどうこゆきさん(以下、こゆき):今日は出会った頃にいただいた、色紙を持ってきたんです。

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おかざき:描いたかも! 懐かしいですねー!

こゆき:色紙って描かれた方の手元には残らないから覚えてないかもと思って。こんなに丁寧に描いていただいてすごく嬉しくて。自慢です。

おかざき:ありがとうございます。もう9年前なんですね。私とこゆきさんの出会いは、実は私がSNSで「麻雀がしたーい!」って、つぶやいたんです。そしたらこゆきさんが……。

こゆき:はい! って、名乗り出ました。

おかざき:ほかにもおふたりから、はい! はい! って、お返事が来てすぐに4人が揃ったんです。しかもママが4人。おひとりが私の家のお近くにお住まいだということがわかり、じゃあ我が家でやろうということになりました。ただ、実はこゆきさんを含めて全員お互いに面識はなかったんです。

こゆき:私は他のふたりとは、SNS上での知り合いでした。同じ時期に子どもを産んだことでつながったママ友でしたが、やはり面識はなかったんです。でも3人の共通点が「おかざき真里先生の大ファン」で、3人ともおかざき先生のSNSをフォローしていたことから、さらに仲良くなりました。

おかざき:こゆきさんは、私の友達でマンガ家のひうらさとるさんと面識があったんですよね。だから、こゆきさんのことは直接存じ上げないけれど、ひうらさんのお友達だし、他のふたりはそのこゆきさんのお友達だし……っていうことで、じゃあ、まぁ大丈夫だろうと、おうちにお招きしました。結局ひとりは来られなくなり3人のママで麻雀をしたという、そんな出会いでした。

久々の息抜きは最高に幸せな時間でした

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おかざき:考えると今っぽい出会い方でしたよね。ママさんオフ会でもあり、麻雀オフ会でもあり。それがね、私はその時の麻雀が忘れられなくて。本当に久しぶりの麻雀で、ものすごく楽しかったのを今でも覚えています。

こゆき:集まった3人全員が本当に久々の麻雀だったんですよね。みんな麻雀牌に触るだけで、すごく嬉しかったんです。

おかざき:本当にあの時間は幸せでした。

こゆき:麻雀をするときに女性で揃うことは本当に少なくて、しかもママさんだけで揃うなんて奇跡でした。子ども達を幼稚園や学校に送り出して、お迎えまでの時間と決めて集合したので、ママたちがランチするのと同じ感覚でしたね。

おかざき:スタートはみんなが子供を送り出した9時か10時頃でしたよね。

こゆき:お迎えの時間の14時には帰れるようにね。勝ち負けというよりも、牌に触れるだけで幸福感がすごかったです。

おかざき:あっという間の時間でした。お昼ご飯は、外に出る時間がもったいないからピザを取って食べながら。本当に楽しかったなあ。

お母さんたちって、子どもを産むと少し趣味から遠ざかる方が多いんじゃないかと思うんです。だからストレス発散できる機会も減ってしまいますよね。働いているならなおさらかもしれません。だからと言って、何か趣味をやりたいと新しく始めるのも難しいですし。例えば、私は最近すこしだけ歌舞伎に興味が出てきて、この前、こゆきさんに歌舞伎のことを聞いたんです。でもやはり全く知らない分野は子育て中の趣味として手を出すのはなかなか難しくて……。

ただ、少しでも息抜きは必要だと思います。昔好きだった趣味やどんなに小さなことでも良いので息抜きをして欲しいですね。SNS上には色んな趣味の方がいらっしゃって「教えてー!」つぶやくと皆さんにだいたいのことは教えていただけるので、私はそれだけでも十分に楽しんでいますよ。

子育て前に趣味だったものや好きだったことしか今はまだ戻れないかもしれませんが、子どもが巣立てば、また趣味の新規開拓もできると思うのでその日を楽しみに一緒に待ちましょう!

こゆき:主婦業も仕事も息抜きがないとしんどいですものね。

おかざき:特に主婦業なんてね。私は主婦業ほとんどやってないですけど……あ、ほとんどじゃなかった、全くやってないんですけど(笑)。でも息抜きは絶対に必要です!

今ハマっている趣味はなんですか?

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――今おふたりがはまっている息抜き方法や趣味はありますか?

こゆき:麻雀もおすすめなのですが、私は出産前からお芝居全般が好きで、子どもが産まれてからしばらくして歌舞伎を見に行ったことがありました。

おかざき:そうなんだ! 旦那さんに預けて?

こゆき:母ですね。ひとり目は、出産が大変だったことや産まれてすぐは粉ミルクをなかなか飲んでくれなかった時期があり、趣味で出かけることは1年近くお休みしていました。お出かけしたのは、ふたり目の時です。「どうしてもお願いしたいです。」と母親に頼んで行ったのを覚えています。

その時は、予定日より前の公演のチケットを取っていたんです。そうしたら公演前に陣痛が来てしまって。 でも運良く観劇仲間が調整してくれて、出産後しばらくたってからの公演チケットと交換してもらえて見に行くことができました。結果、観劇仲間にたくさん会うこともできたし、おめでとうとたくさん声をかけてもらって、良い思い出になっています。

おかざき:ひとり目のお子さまは大変だったって言ってましたよね。

こゆき:そうなんです。上の子は出産に100時間くらいかかったのもあり……あ、そのエピソードはひうらさとるさんの漫画「ヒゲの妊婦(43)」にも描いていただいたんですけどね。ひとり目のときも見たいお芝居があったのですが、さすがに1か月経ってもカラダがしんどくて行けませんでした。ただ、実はそれをものすごく後悔したんです。這ってでも行けばよかったと思うくらい。

おかざき:なるほど、だから下のお子さんのときは後悔しないようにということなんですね。

私は最近、子ども達が大きくなってきたのもあり、昔からの趣味だったライブ通いを再開し始めました。会社員だった頃は、日帰りで行ける場所ならほぼ行っていたんです。チケット売り場の近くの公衆電話から電話するというのが恒例で、チケット売り場に並ぶ人と友達になったりすることも懐かしいです。今はチケットを買うためにコンビニに通う毎日です。


9年来のお友達であるおふたりの出会いは麻雀という意外なものでした。ママの毎日に必要な息抜きについてお話いただいた対談は、おふたりの著書にも出てくるお弁当やお料理の話へと……。Part2をお楽しみに!
 
 

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超実践的コミックエッセイ
『毎朝、悩まない! ちゃちゃっと弁当』
かわどうこゆき 著
2019年2月28日(木)発売!
定価: 1100 円(税別)
https://www.amazon.co.jp/dp/483873039X

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おかざき真里

月9ドラマにもなった、広告代理店での自身の経験を元に描く「サプリ」の連載中に3人のお子さんを出産。子どもとの日常を描いた育児マンガ「ひねもす暦」は、ほんわか、ホロリなエピソードや「あるある!」という共感ポイントがいっぱい! 最近では最澄と空海の生涯を豪快に描く「阿・吽」が話題を呼んでいる。

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かわどうこゆき

Hanakoママウェブでの連載中、4万人が「いいね! 」したことでも話題を呼んだ、超実践的コミックエッセイ「毎朝悩まない! ちゃちゃっと弁当」の著者。「簡単に彩りがよくなる!お弁当4原色」や「これだけ覚えれば弁当ができる! 厳選ド定番おかず12品」など気軽に作れる内容のお弁当本が人気。女の子2人のママでもある。

文・写真◯木村一実