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おっとり男子の野球生活夏休みが終わっても週末は1日中、野球漬け!【スポ少ってこんなです 6】

2019.05.21

この連載は…

子どもが大きくなったら参加させてみたいのがチームスポーツ。でもなんだかスポ少ってハードル高そう。特に少年野球! なんて声を時々耳にします。ここでは少年野球チームに所属している長男の日常を通して、具体的にどんな活動をしているの? 雰囲気は? 保護者の当番は大変じゃない? などの疑問にお答えしつつ、少年野球界への愛と矛盾(!?)を語ります。


夏休みが終わったらスポーツの秋。試合シーズン到来!

コーチ

気のせいか、夏休みが終わると子どもたちの体が突然がっしりし、背も伸びてたくましくなった気がします。入部当時は衣装のようだったユニフォームも今はしっくり馴染んできたように思えます。

最近ではプレーもなかなかサマになってきました。ピッチャーはストライクがちゃんと入るし、内野はゴロを、外野はフライをアウトにできる。そして低学年あるあるですが「けん制でアウトが取れた」「ゲッツーが決まった」がとても嬉しい。相手も上手になってきているので、迫力たっぷりの、息もつかせぬ試合が繰り広げられます。

活動時間も長くなってきました。これは試合が行われた、ある週のスケジュールです。

9月10日(土)
8:30 グラウンド集合
12:00 練習終了、昼食
13:00 球場へ移動 他チームと合同練習
16:30 練習終了後、グラウンドに戻り用具を片付けて解散。

9月11日(日)
8:30 グラウンド集合
12:00 練習終了、昼食
13:00 緑山小へ移動、アップ
14:30 対 グリーンマウンテン戦
16:00 試合終了後、グラウンドに戻り用具を片付けて解散。

これにグラウンドから自宅まで往復する時間を入れると、まさに1日中野球漬け。作文などの時間のかかる宿題は金曜夜に仕上げる。耳鼻科や歯医者に行きたい時は平日夕方に駆け込む習慣が付きました(苦笑)。

保護者はべったり付き添う必要はないものの、送迎協力しながら応援に駆けつける日々になります(応援はマストではないのですが、観たい!) 平日に仕事がある場合、週末は日用品の買い物や兄弟姉妹の用事もこなしたい…。なんとかやりくりするしかありません。

このスケジュールでの悩みはお弁当の準備です。

早朝作って持たせる派、子どもの様子見も兼ねてオンタイムに届ける派、現地のコンビニで調達派など色々ですが、現地調達は保護者付き添いなしでの買い物を認めていないチームもあると思いますし、時間的なリスクもあります。届けるのもグラウンドが遠いとしんどいので早朝に持たせるケースが多くなりますが、傷まないように工夫するのが大変! 結局うちは保冷剤を入れたケースにおにぎりと野菜スティック、バナナを添えるシンプルなお弁当ばかりになりました…。

これでもキュウヤはまだ低学年チームにいるので、そこまで厳しいこともなく…。低学年の中でも特に上手で野球歴も長いキャッチャーくん始め2、3人は高学年チームに合流し始めています。彼らは参加するリーグが増えるため1日2試合戦うことも。集合時間が早くなり、さらに多忙な日々を過ごしているようでした。

そんな週末ですが、キュウヤは練習も試合も楽しみで仕方なく、早起きも嫌がらないから不思議なものです。技術的なうまさだけでなく、やる気を評価してくれ、その子なりのベストプレーを褒めて伸ばしてくれた監督・コーチたちのおかげかなと思います。特に足が速いわけでもなく、肩が強いわけでもないキュウヤのプレーを必ずひとつは褒め、また適切にアドバイスもしてくれるという指導が信頼関係を強くしたようです。

子どもがスポーツ中、ミスをした時、それは集中力が足りないとか態度が悪いとかではなくて、ただ運動能力が期待レベルに達していないということもあると思います。失敗を頭ごなしに叱られたら萎縮してしまいます。スポーツ万能でも勝気でもない子を持つ母としては、「褒めて伸ばすというのは甘やかすことではない」と声を大にして言いたいところでもあります。

「社会に出たら理不尽なこともあるし、怒鳴られるのも経験」という考え方もあるとは思いますが、スポーツは楽しいからのびのび力を発揮できる。いいところを認めてもらえるから自然に努力したくなるのではないでしょうか。特に低学年では、自分も出来るんだという喜びが、選手を強くする気がしてしまいます。

自分さえ良ければいい!? チームプレーはまだ先。

試合

さて、おっとりタイプの息子も楽しめるような穏やかな雰囲気のこのチーム。当然、目指すのはリーグ優勝とか県大会代表ではありません。それでも試合するからには勝ちたい、参加しているリーグで1勝でも多く白星をあげたい! 小3から小4にかけて子どもたちは、1試合1試合こなすごとに経験を積み、うまくなっていくに連れ、勝敗にこだわるようになりました。

勝利して飛び上がり、顔をくしゃくしゃにして笑顔になるかと思えば、接戦で負ければミーティング中でも涙が止まらなかったり。それでも泣くのは恥ずかしいのか、野球帽で顔をすっぽり覆ってしゃくりあげる姿には、思わずこちらも萌える。そうか、そうか悔しいよね。残念だったね、と声をかけながらもらい泣きしそうになることも…。

お母さん、めっちゃ応援するから来週こそ勝とう! ٩( ‘ω’ )و
熱くなる私!

ところがこの時期、キュウヤを含む子供たちから気になる言葉を聞くことが多くなりました。
例えばこんなセリフです。

「負けたけど、オレはツーベース打った!」

チームとしては残念だけど、自分は貢献したというような口調です。

移動の車中で耳を傾けると

「みんな球が速いから打てないって言ってたけど、オレは楽勝だった!」
「オレはセカンドアウトにしたのにアイツが…」と口々に。

…まるで他のバッターの凡退のせいで得点できなかったとか、他の選手の送球が遅れたから負けたような雰囲気。負けたのはオレのせいじゃないと言っているような。

これは違うんじゃないか!?
ひとりが良かったとしても、負けは負けだろっ!

野球はチームプレーなんだから1プレーを自画自賛しても仕方ない。仲間に思うように繋げなかったなら、応援するとか励ますとか自分が出来ることをしようよ…。それに君たち負けてるのよ…。勝ちたいんでしょう?

帰宅してからこの件、話してみたのですが、キュウヤはあまりぴんと来ていない様子。3年生に期待するのはまだ早いのか…。

幼いキュウヤたちもいつか自分のことだけでなく、仲間のプレーやチーム全体の勝利を考えて行動できるようになるのでしょうか。

タナカユミ
ハナコママではものぐさママとしてお馴染みのライター。数年前までインドア派でしたが、今は子どもの野球はもちろん、プロ野球、社会人野球、高校野球の応援にもウキウキと出かけて行きます。いつか行きたいMLB観戦!



第1回 「まさかうちの子が野球チームに…!?」
第2回 「応援のテンションにビックリ!」
第3回 「少年野球はお金がかかる!?…」
第4回 こんなにあるの、保護者の仕事。恐るべし「お茶当番」
第5回 「パンツ、空を飛ぶ!? わちゃわちゃな夏合宿」


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